青木島こども未来プラン(案)を実効性あるものにする観点から質問しました。
プラン(案)の決定に向けて学校区を中心に広く意見を求めているところです。
同じ轍を踏まないためにも、広く十分な意見反映による合意の上に進むことを願い、プランの柱となるポイントの実効性を質しました。
➡こども”のびのび”ビジョン、青木島こども未来プラン(案)全文は下記ページへ。
遊び場として小学校の中庭使用を可能とする職員配置は十分なのか。児童センター職員の協力体制は十分か。
【市長】外遊びの場として、小学校の中庭を利用する際には青木島児童センターの職員の理解や協力をいただきながら、他施設や本部からの応援職員を含め、必要な人員を配置するなど調整を進めていきたい。
中庭使用について6月中頃を目途とする考えが示されてきたが、間に合うのか。
【こども未来部長】6月できるだけ早い時期に子どもたちの外遊びの環境を整えたいという思いで現在調整を進めている。
プールを廃止し保護者駐車場と新たな車動線の整備確保は来年2学期以降となりますが、それまでの間の騒音等の抑制を図る代替措置はいかようなのか。プラザとの統合に向けた工程表はどのようになるのか。
【市長】騒音の抑制を図る代替措置やプラザとの統合に向けた工程表などは、スケジュールの目安として、今年度の冬以降からプール解体に着手し、小学校内に確保する教室へのエアコン整備等を実施の上、R6年度の2学期からセンターとプラザを統合する考え方を示している。
老朽化した青木島保育園の移転新築プランの実現に向けた現在の到達点はいかようか。
【市長】青木島小学校の長寿命化改修に伴う代替施設の確保の問題の解消、保育園舎を改修した場合の課題である園児の安全確保の問題の解消、そして新たな園舎により保育の充実が可能になることから、保育園舎の移転新築を中心に検討を行っている。移転先につきましては、青木島地区内及び近隣周辺で検討を始めているところ。
質問した6月中旬の段階で、なお「調整を進める」「検討に始めている」と答弁で、意見の集約中であるとはいえ、方向性は示されたものの課題解決に向けた具体的な策の着手・実行はまだまだ道半ばといえます。
青木島児童センターを利用する子どもたちにとって、喫緊の課題は遊び場であった遊園地が廃止・閉鎖されたことにより、外でのびのびと遊べる場を確保することでしょう。拙速に進めることは戒められなければなりませんが、課題によってはスピード感も必要です。
小学校の中庭使用を巡っては、中庭がインターロッキングのため、転んだ時の怪我を危惧する声もあります。学校施設内ですから、安全確保はされているものと推察しますが、低学年の使用を考えると、人工芝等によるさらなる安全確保も必要であろうと考えます。
さらに、問題は行内施設を利用するにあたって児童センターから移動し、見守る体制作り、支援員・職員の十分な配置です。「調整中」としますが、支援員・職員の皆さんの十分な理解を得て確実に調整できるのか、いまだ先が見えていません。この点についてはスピード感ある対応が必要です。
学校施設の地域開放にあたっては、児童の安全確保が改めて問われています。プラン案が示す方向性は共有したいと思いますが、実効性のある対策となるのか、厳しきチェックするとともに、喫緊の課題の早期解決に向けたチェックが必要です。