オーガニック給食

7月6日、午前中の市による重要施策等の「政策説明会」に続き、午後には飯綱町民会館で「未来に手渡したい給食を育てようin Iizuna」の集いがあり、参加しました。

今、子どもたちの心と健康のためにオーガニック給食への動きが広がり始めています。

地産地消給食の先進地とされる飯綱町でも「オーガニック給食を」との動きがお母さんたちを中心に立ち上がり、町側も導入に前向きな姿勢を示すに至る中、飯綱町が会場となったもの。

長野県有機農業推進プラットフォームを担当する吉田太郎さん、フランスのオーガニック給食支援団体=CPPフランスのメンバーらを講師にした勉強会です。

北信地域のオーガニック給食の実現に取り組むお母さんたちや議員、有機栽培農家の皆さんが集い交流しました。

吉田さんは、欧米などの研究・取り組みから、肥満の解消、免疫力の向上には腸の活性化、食生活の改善が有効であることを紹介、有機農産物活用の重要性を指摘。「なるほど…」っていう話でした。

フランス・イギリスをオンラインで結んでのCPPフランスのメンバーからは、15年にわたり学校給食のオーガニック化に取り組み、今や当たり前になっている現状が報告されました。

欧米やアジアの多くの国・地域では、農薬や遺伝子組み換え技術などに対する不安から、有機農産物の需要が急拡大しています。

そして、フランスをはじめ台湾やブラジルでも学校給食に有機食材が提供され、給食の有機化はいまや世界的な流れになっています。

日本で有機農産物がなかなか普及しないのは、安定した売り先がないため、農家が有機農業への転換に二の足を踏んでいるのが一因と考えられていますが、学校給食に有機農産物が採用されれば、安定した売り先が確保されるため、有機農業に転換する農家が増えて市場拡大に弾みがつくともいえるでしょう。

日本でも、数はまだ少ないものの、学校給食の有機化に取り組む自治体が急速に増えています。

千葉県いすみ市は、2015年度から学校給食に地元産の有機米を採用。米農家の協力を得て有機米の生産量を徐々に増やし、2018年度には全量が有機米に切り替わっているそうです。また、2018年度から給食用の野菜の有機化にも着手し、現在までに7品目の有機化に成功。市ではすべての野菜を有機化するのが目標としています。

千葉県の木更津市でも、学校給食用の米を有機米に切り替える事業がスタート。石川県羽咋市や、長野県松川町、愛知県東郷町などでも、有機農産物や有機農法と同等の栽培方法で育てた農産物を、学校給食に取り入れ始めています。

昨年2月に、県内有志で「オーガニック議員連盟」が発足し、私も参加しています。発足総会では、今治市の安井孝・産業部長を招き、「地産地消で食育のまちづくり」をテーマに勉強しました。

長野市は、有機農業推進について、県が取り組む有機農業推進プラットフォームの動きなどを踏まえ問題意識は持っていますが、具体的な施策推進には至っていないのが実情です。

学校給食においても、大規模な三つの給食センターで給食を提供していることもあり、安定的な食材の確保にウェイトを置き、食材の地産地消の拡大を課題にしている現状にあります。

全国・県内の先進事例に学び、長野市における有機農業の拡大、学校給食への有機農産物の活用に向け、具体的にアクションを起こしていきたいと考えます。

まずは、減農薬の「特別栽培米」の導入とかが検討できないか、模索したいと思います。