長野市水防訓練

 2日、地域防災計画と水防計画に基づく水防訓練が信州新町地区の犀川左岸河川敷で実施され、消防局を所管する市議会総務委員会委員として参加しました。

流水を緩和し堤防の川表が崩れるのを防ぐ「木流し」工法訓練の場面より


 梅雨前線による集中豪雨で犀川の水位が上昇し避難判断水位に到達、また犀川左岸堤防に亀裂が生じ、広範囲な決壊と甚大な被害が発生する恐れがある事態を想定しての訓練で、情報収集・指示命令訓練や水防工法訓練、避難誘導訓練などが行われました。

 また、増水した犀川の中洲で逃げ遅れたキャンパーを長野県消防防災航空隊のヘリコプターで救助する訓練も実施。

防災ヘリ「アルプス」による救助訓練、河川敷の状況を確認するバイク隊も登場。


 信州新町地区はS58年の豪雨で甚大な洪水被害を被った地区で、現在も犀川の水をバイパスさせるトンネル整備工事が行われています。新町の住民自治協議会、自主防災会の皆さんも参加し緊張感ある訓練となりました。

 気になったことは、犀川水防警報から避難勧告までに要した時間が、計画予定の時間より10分位遅れ気味となった点、情報伝達~指示命令に手間取ったようでした。まあ、だから訓練が必要ということですね。しっかり生かしたいものです。

 また、今回の訓練は、消防団が方面隊へと組織改編されてから初の訓練となったものですが、信州新町を所管する第6方面隊長は登場したものの、その運用の程は、まだ見えませんでした。誤解があったらゴメンなさいですが…。

堤防の決壊を防ぐ「月の輪」工法

 
 長野市地域防災計画の見直し案がまとめられ、パブリックコメントの段階を迎えています。原子力災害対策編が新設されるほか、安否確認や避難誘導、避難所対応の対策が強化されるとともに、減災に視点をおいた対策の推進や自助・互助・共助による被害の軽減に重きが置かれています。水防計画では裾花川や犀川流域の対策が盛り込まれています。

 地域防災計画、水防計画を実効性のあるものにしていくためには、市民への的確な情報の伝達、市民の助け合いによる安全な場所への避難への備えが不可欠です。そして、このことを確実に担保するためには、地域をあげての日常的な訓練の実施と防災意識の徹底以外にありません。

自主防災会によるDIG訓練(災害図上訓練)より


 夕方からは、消防団・安茂里分団の交流懇親会。第一方面隊長の松木さん(上松分団)も参加されました。消防団の第一方面隊は、第一~第五・三輪・吉田、そして安茂里・小田切・芋井・七二会・浅川の西部ブロックで構成される大きな部隊です。迅速な指揮命令系統の整備とされるものですが、正直、まだ実感がわきません。
 二次会にも合流し、しっかり交流を深めることに。2日は「消防・防災デー」でした。