時間短縮の運動会

6月1日、小学校の運動会が各地で催されました。

長野市では市立54小学校のうち約8割が6月1日に運動会を開き、今年度は全体のうち29校が半日開催を予定しているとのことです。

信濃毎日新聞の報道によれば、県教委の調べで、県内の公立小学校360校のうち99校(28%)が、今年の運動会を半日開催にすることが分かったとされます。昼食を挟んで終日開くことが一般的だった運動会は、教科の授業時間確保や熱中症予防などのため、大幅な時間短縮が進んでいます。酷暑のもとでの練習を避け、9月の開催から6月の開催に前倒しする傾向も強まっています。

安茂里小学校第107回校庭運動会の入場場面。写真はボカシを入れてあります。

安茂里小学校の運動会に出席しました。

時間短縮のため、今年から「騎馬戦」と「リレー」を無くしたそうです。子ども達からは存続を求める声が多く寄せられ、校長先生曰く「授業時間を確保するための苦渋の決断でした。眠れなかった…」と、悩ましさを吐露されていました。

私自身、PTAの方から「騎馬戦もリレーも子ども達が楽しみにしている種目。何とかならないのか」との相談を受け、PTA会長にそうした声があることを伝えた経過があります。

「やむを得ない」としても、運動会の主役である子ども達の理解と納得が優先されることを切に願います。

実は、来賓で挨拶させていただきましたが、校長先生には「これからは、時間短縮のために来賓の挨拶もカットしましょう」と申し上げました。

運動会の風景が変わっていくのは、時代の流れとしても、いささか寂しいものがあります。
新学習指導要領の本格実施で、授業時間を確保するため、学校行事のスリム化は避けて通れないのかもしれませんが、練習・発表を通じた友情・友愛の絆は子どもたちにとってかけがえのない財産となります。

校長先生の裁量下にある学校行事、大変ですが、子ども達へのしわ寄せとならないような工夫を凝らしたいものです。