第一庁舎・長野市民会館、別々に建て替えの賛否を問う住民投票条例案を発議

8月1日の記者会見。政信会・市民ネット6人の議員から議員提案条例の趣旨を説明

 8月2日、準備してきた住民投票条例案を議会に提出しました。議案名は「第一庁舎・長野市民会館建設基本計画に基づく建て替えに関する住民投票条例(案)」[成案をPDF版でアップ]で、政信会と市民ネットの所属議員6名の連署で発議します。1日には議案提案について記者会見を行いました。

 条例案は、第一庁舎・長野市民会館建設基本計画(以下「基本計画」)に基づく市役所第一庁舎及び長野市民会館の建替えについて、それぞれの施設の建替えに対する市民の賛否の意思を明らかにし、もって市民参画による市行政の民主的かつ健全な運営を図ることを目的として制定するもので、以下の7点をポイントにしました。

《条例のポイント》

➊基本計画に基づく市役所第一庁舎及び長野市民会館の建替えに関し、使用目的等が異なるそれぞれの施設の建替えに対する市民の賛否を問うものとする。

➋住民投票は、基本計画に基づく第一庁舎の建替えの賛否及び基本計画に基づく長野市民会館の建替えの賛否を単純明快に問うものとする。[「たたき台」の段階で検討した参考意見としての投票行為は削除]

➌有権者は20歳以上の長野市民とする。

➍住民投票の実施時期は、周知期間を設定し、条例施行の日から90日以内とする。

➎投票方法への理解を図るため、投票用紙の様式を条例に規定する。

➏第一庁舎及び長野市民会館の建替えに対するそれぞれの投票について、投票した者の総数が投票権を有する者の総数の2分の1に満たないときは投票が成立しないものとする。ただし、成立しない場合においても、市長は開票を行い、結果を告示するものとする。

➐市長及び市議会は、住民投票が成立したときは、基本計画に基づく市役所第一庁舎の建替え及び基本計画に基づく長野市民会館の建替えの住民投票の結果をそれぞれ尊重する。

 以上がポイントです。条例案の成案[PDF版]はこちらをクリックしてください。 

 余談になりますが、条例を作るというのは骨が折れる仕事です。発案した責任において、「たたき台」を元に、議会事務局のメンバーの知恵を借りながら、何とか、条例案にまでまとめることができました。関係者の皆さんのご苦労に、ブログからで申し訳ありませんが、心から感謝申し上げます。

 悩んだ事柄は投票方法です。多様化している民意をある程度、類型化し集約できる投票方法を考えると、投票方法が複雑になりすぎてわかりづらくなってしまいます。長野市民会館について、3.11を踏まえた民意を正確に集約し反映できる投票方法にできないか、建設時期や場所、規模・機能について建設基本計画の見直しを求める声が反映される方法はないのか、そんな問題意識のもとに「賛否」のほかに「参考意見」を尋ねるとしたのが「たたき台」だったのですが、第一庁舎と市民会館それぞれについて賛否を問う場合の整合性がネックに。また、市民会館については、例えば「基本計画どおりの建て替えに賛成」「基本計画を見直す建て替えには賛成」「基本計画どおりの建て替えに反対」といった「三択方式」も検討しましたが、やはり複雑でわかりづらくなってしまうという壁に突き当たります。

 こうした事情から、事業の賛否を単純明快に問う住民投票の原点に返り、それぞれの施設について「基本計画に基づく建て替えに賛成」または「基本計画に基づく建て替えに反対」の二者択一方式とすることにしました。

 さて、問題は可決の見通しです。2日には全議員に提出予定の議案を資料として配布、また会派の代表の皆さんに賛同を求める働きかけも行いました。第一庁舎・長野市民会館の建て替え問題は、市民合意が成熟していないことは否めない事実です。議員の賛同を広げ、市民の意思を確認し、市民の合意に裏打ちされた、安定的な政策の決定・実施につなげていきたいと考えます。市民が主役のまちづくりを目指して。

 市民の皆さんに広く理解を求めるため、提案者6議員で街頭活動を行うことも決めました。5日(金)午前7時30分からJR長野駅前善光寺口、6日(土)は午後4時30分から2班に別れ篠ノ井瀬原田のAコープ周辺、安茂里のアップルランド周辺で、7日(日)は午後1時からJR長野駅前です。