東北で聞いた長野初雪のニュース…議会運営委員会で視察

 長野に初雪、いよいよ冬到来です。このニュースを遠く東北の盛岡市で聞きました。盛岡市内も周りの山は白くなっていました。

会津若松市議会の議場で。議長をはじめ議員にも参加いただき、意見交換。発言しているのが議長、なかなかバイタリティのある議員でした

 さて、14日から16日、議会活性化をテーマに議会運営委員会で行政視察に出かけてきました。訪問先は14日にさいたま市議会、15日は福島県会津若松市議会、そして16日は岩手県盛岡市議会です。
それぞれ議会活性化を共通テーマにしていますが、さいたま市議会では、委員会議事録を含めた会議録検索システム、委員会(1部)のインターネット中継、議場への大型スクリーンの設置等について。
 会津若松市議会は、議会基本条例の制定を機にシステム化された市民参加型政策形成サイクルで、市民との意見交換会を通じた市民要望・政策施策課題の論点整理、議員間討議、市長への政策提言といった取り組みについて。
 盛岡市議会では、特別委員会の調査報告書の取り組みなどについて。

 いずれの議会も、開かれた身近な議会をめざし取り組みが進められています。「完成型ではなく試行錯誤の状態」と強調されていることが印象的です。議会改革に終点はないという点で、まさにその通りです。
 詳細は、別途報告していきますが、こうした行政視察の意義は、長野市議会の議会活性化の取り組みを客観視できるということ、何ができていて、何が課題なのかを整理できることです。

 「これは、既に長野は実施している」事柄が結構あり、「長野市議会の取り組みは捨てたもんじゃない」と思う反面、「市議会としての市民との接点をどう作り、どう生かすか、そしてどう返すか」(市民との意見交換会・市政報告会)、「政策・施策について議員間で論点整理して討論を深め、いかにして最大公約数的な共通認識を形成し、議会の権能を高めていくか」(議員間討議と政策提案)という点が課題になっていると痛感します。対首長、対市民

 またこの点において、合議体である「議会」としての意思決定にあたり、個々の議員の意思、会派の意思との「整合性」(ちょっとニュアンスが違うかも…)をいかに図るかがハードルとなりそうです。

 現実的な取り組みを考えた場合に、会派の構成状況(例えば長野のように過半数に迫る最大会派が存在する議会構成)をも踏まえなければならないという”制約”も考慮に入れる必要がありそうです。二元代表制と、その一元を担う議会における会派制の意義について、考えを整理することが必要であると思います。かなりわかりにくい言い方かもしれませんが…。

 長野市議会の議会運営委員会では、改選から2カ月、2回の委員会を通じて、ようやく、議長選挙での議会活性化の公約等も踏まえ、議会基本条例制定後の取り組みを検証し、課題を整理して、議会改革を形にしていくことで一致しました。今回の視察も含めて、長野市議会に問われる議会活性化の課題を整理して、委員会の「討論」と「共通認識」にしっかり臨みたいと思います。

 2009年(H21年)、長野市議会の議会基本条例の策定では当時、特別委員会の副委員長として、いろんな問題提起をし、条項に盛り込む努力をしましたが、合意が得られず見送らざるを得なかった課題がたくさんあります。しかしながら、議論を尽くし、現実的にできることを集大成し、再定義した条例になっているとの「自信」はありますけどね。
 低投票率を更新する中、一番身近であるべき長野市政、長野市議会への関心を喚起し、市民とともに市民が主役のまちづくりを市議会の意思として体現していく…そのための議会活性化となるよう頑張りたいと思います。

会津若松市内のホテルで。日テレ系のニュースですが、テロップで原発情報、放射線量情報がずっと流れていました。福島県内にいることを実感しました。