国道19号歩道整備で合同勉強会

12日午前中は市議会・議会運営委員会で、代表質問権の要件(現在は5人以上の会派代表)の検討や委員会のインターネット中継など議会活性化の検討、そして議場への「日の丸」掲示などを議題に協議。重要な事柄ですが、報告は後日に回します。

さて、午後には安茂里総合市民センターで国道19号の歩道整備に向けた勉強会が安茂里地区と第5地区の住民自治協議会の合同で開かれ、参加しました。

道路課・課長補佐から、国の考えの説明を受ける

道路課・課長補佐から、国の考えの説明を受ける

国道19号の歩道整備は、歩行者・自転車利用者の安全対策として安茂里地区の重要懸案課題の一つで、昨年2月に「西河原交差点から中御所交差点までの区間の歩道整備」を第5地区住自協と連携して国道事務所に改めて要望したことを契機に、今年4月の安茂里住自協と長野市建設部との懇談の場での市側からのサゼッションもあり、地元住民の熱意を継続的に国道事務所側に示し、事業化への足がかりをつくる必要があるとの見通しのもとに、両地区合同の初めての勉強会となったものです。将来的には「対策委員会」的な組織化をめざしています。

今日は、市建設部道路課から課長補佐を招き、国道事務所が作成した「歩道予備設計図」(歩道整備の概略をアバウトに地図に落としたもの)をもとに国の考え方を報告・説明してもらいました。
国道事務所は、今年4月17日の市との協議で、➊事業者や民家が連なっている箇所で整備を進める上では「難所」、➋地権者の全員合意がないと事業化は困難、➌「歩道予備設計」はたたき台としての目安、との考え方を示しているとされます。

整備そのものは車道3.5m、歩道2.5m、路肩0.75mの13.5m道路とし、自転車道を整備する部分は1.5m拡幅し15.0m道路とする計画です。
自転車道は、モデル事業として整備された大門地籍区間から裾花橋・中御所交差点に向かって延長する絵が描かれています。

参加した区長さん達からは、区間を区切って優先事業化することはできないのか、民家等が少ない南側の整備を優先できないのか、着工できたとしてどのくらいの年月が必要なのかなどの質問や意見が相次ぎました。今の国道の危険状態を考えれば、部分的な事業化はもっともな意見です。

地権者の皆さんへの情報提供、合意形成には、慎重に時間をかける必要があることから、まずは国道沿線の熱意を醸成させることに重点を置くこととし、次回は国交省・国道事務所の担当者を招いて勉強会を開くことを確認しました。

国は、国道19号を「三ケタ国道」に格下げし県に管理を移管する考えを持っているとされます。市街地の外縁基幹道路となる東外環状線の整備を睨んだものなのでしょう。しかし、県管理となると歩道整備の事業化は今以上に厳しくなりますから、「二ケタ国道」=国管理の間に整備を進めることが必要かつ重要となっています。

とにかく、国道の歩道整備は安茂里地区の重要案件の一つ。住民自治協議会の皆さんと連携して歩道整備実現に向け力を尽くしたいと思います。

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