正覚院の施餓鬼法要で、善光寺地震のミニ講演

 今日は朝8時半からのアピックヤマダ労働組合(千曲市・金属労組)の定期大会に来賓として参加した後、長野に戻り、地元安茂里にある正覚院(真言宗)の施餓鬼法要に参加、挨拶をさせていただきました。

信大名誉教授・塚原弘昭氏の講演より

 法要の前に信州大学名誉教授である千曲市の明徳寺の住職である塚原弘昭氏の「地震と長野市周辺」と題したミニ講演をお聴きしました。3月11日の東日本大震災を受けて企画されたものです。台風12号の影響が懸念されたものの、雨も上がり、大勢の皆さんが参加されました。

 塚原氏は、マグニチュード7.4で死者8千人以上の被害をもたらした1847年の善光寺地震について、「研究から、30万年前から活動している活断層で、繰り返しの間隔は約1000年、したがって数百年は再来しないであろうこと」がわかっている一方、「善光寺地震の断層の北方延長である飯山以北にはエネルギーが蓄積されている可能性がある」としました。

 さらに、松本市内の牛伏寺断層を含む糸魚川静岡構造線の松本以北が活動しマグニチュード8.0が発生した場合、善光寺平の大部分の場所は、震度6強(栄村地震の最大震度)になること、この地震の発生確率は、今後30年間で14%で、日本の陸上の活断層の中では最大の確立であることを指摘し、十分な備えが必要であることを強調しました。

 因みに発生確率14%について、事例として「国内で30年間に交通事故で負傷する確率が24%、ガンで死亡する確率が6.8%」であることを紹介しました。

 海底の活断層の活動とされる東海地震は発生確率が87%、この地震が善光寺平に及ぼす被害も忘れてはなりません。