議員辞職した松木氏、会見で謝罪し弁明

公職選挙法の寄附行為禁止違反で県警の事情聴取を受けていた松木茂盛元長野市議は、6月1日付で代理人の弁護士を通じ、市議会議長に議員辞職願を提出し、受理・許可されてきました。

6日に県警から検察に書類送検されたことを踏まえ、松木元議員の意向で市民の皆さん、支持者の皆さんへの説明責任を果たすため、7日午後、市内ホテルにて、代理人を務める佐藤豊弁護士立ち合いで記者会見が行われました。

実は、辞職願を提出後、速やかに会見を行う予定でしたが、警察の聴取が続き、見送らざるを得ない経過をたどってきました。

議員辞職の上で、一連の経過と自らの認識を示し、社会的なケジメをつける会見であったと受け止めます。

松木元市議は、「公職選挙法の寄附禁止事項について厳正・適正な理解が不足していた」とし、「議員・市議会に対する信用を損ねることとなり、深く反省し、お詫びする」と謝罪しました。そのうえで「今、自分にできる責任の取り方を熟慮し、政治的・道義的責任を果たすべく議員の職を辞する決意をした」と明かし、今後は「司直の裁定を厳粛に受け止め、余生を反省の日々として過ごす所存」と述べました。

★総務省の資料より

送検容疑は、昨年7月の中元及び12月の歳暮として、市内有権者延べ40人に、ビールや日本酒、ハムの詰合せ、商品券など16万円相当を寄附した疑いで、「公選法に定める寄附禁止事項は承知していたが、義理・人情の社交上の付き合いで許されるとの間違った甘い認識で対応してきたもので、公職にあるものとして責任を深く痛感している」とのべ、容疑を認めていることを明らかにしました。

会見の設定は、真摯に然るべく対応をされたものと受け止めていますが、改革ネットの代表も務め14期55年の見識豊かなベテラン議員であっただけに、今回の事態は心情的には極めて残念な顛末です。

しかし、「希薄な規範意識」がもたらした公選法違反の不祥事であり、市民の皆さんの厳粛な負託を裏切り、厳しく批判されるべき事態であることは明白です。改革ネット同僚議員の一人として、由々しき不祥事に責任を痛感しています。公職の議員たる自分にも厳しい戒めとしなければと思います。

「いつから中元・歳暮を贈り続けていたのか」「違法性の認識があったのか」との記者の質問に、「記憶が定かではない。申し訳ない」といささか曖昧な答えが繰り返されましたが、「いつ、だれにどんな品物を贈ったのか、具体的な記憶は定かではないが、社交上の付き合いという甘い認識で慣例的に行ってきたものと深く反省している」との認識で答えられたものと解しています。

公職にある議員として、今回の事態を重く受け止め、市民の皆さんの信頼を取り戻すため、法規範に則り、自らの議員活動、社会活動を厳しく律し、今後に臨む所存です。

松木元議員も制定に関わった「長野市議会議員の政治倫理に関する条例」に定める「議員の責務」、すなわち「➊ 議員は、市民全体の代表者として市政に携わる権能と責務を深く自覚し、自らの行動を厳しく律し、政治倫理の向上に努めなければならない。➋ 議員は、前項の責務を果たすことのできる広くかつ高い識見を養うとともに、全体の利益の実現を目指して行動しなければならない」との規定を改めて噛みしめ、公職選挙法及び政治資金規正法等の規範を遵守するアンテナを磨きぬいていかなければなりません。

会派・改革ネットとしては、公選法の寄付行為禁止規定について研修会を開く計画です。

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