3月補正予算18億2,300万円…PCR検査拡充・学校トイレ洋式化に

開会中の3月市議会定例会には総額18億2,300万円余のR2年度一般会計補正予算案が提出されています。国の第3次補正予算を活用し、R3年度に予定していた事業を前倒しで予算化するもので、多くの事業執行はR3年度に繰り越されます。

ポイントを紹介します。

希望高齢者のPCR検査…松代総合病院でも実施へ

重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患を有する者(無症状者)で希望者が対象です。かかりつけ医の診断書が必要です。高齢者等のPCR検査助成では、市民病院で抗原定量検査(唾液)を昨年10月から自己負担4,500円で実施しており、松代総合病院にも拡充するものです。地方創生臨時交付金を活用し230万円を充当。

松代総合病院はPCR検査(唾液)で自己負担4,500円です。すでに2月1日から実施されています。

市民病院は7,500円(検査料12,000円)を、松代総合病院では15,500円(検査料20,000円)を助成します。

新年度も継続します(2,350万円で予算化)。全額自己負担の場合も受付可です。

高齢者等検査助成事業 検査場所等一覧
検査場所

長野市民病院

(大字富竹1333番地1)

長野松代総合病院

(松代町松代183番地)

検査方法 唾液による抗原定量検査 唾液によるPCR検査
検査実施日 月~木曜日(休診日を除く) 月・火・木曜日(休診日を除く)
検査費用

自己負担金 4,500円

(検査料12,000円のうち、7,500円を市が負担)

自己負担金 4,500円

(検査料20,000円のうち、15,500円を市が負担)

定員 1日10人 1日10人
陰性証明 対応していません 対応します(持込様式の場合、別途2,000円)
申込方法

長野市民病院へ電話で申し込み(完全予約制)

電話番号 026-295-1199

予約受付は、月~金曜日(祝日を除く)の9時30分~11時30分

長野松代総合病院へ電話で申し込み(完全予約制)

電話番号 070-4369-2433

予約受付は、月~金曜日(祝日を除く)の9時~16時

小・中学校のトイレ洋式化に3億円

小学校7校30カ所、中学校7校30カ所でトイレ改修・洋式化が進むことに。国庫補助の採択により、昨年12月補正での5校5棟(小学校3・中学校2)分5億6,320万円とあわせ8億6,300万円余を充当します。洋式化率はR3年度末で67.3%に(現状は57.7%)。

小学校は、裾花・城東・大豆島・柳原・篠ノ井西・共和・三本柳の7校。中学校は柳町・西部・三陽・犀陵・松代・川中島・更北の7校。いずれも大規模な改修ではなく、便器の洋式化が中心です。

文科省は、トイレの洋式化について単体での改修補助から学校施設全体の長寿命化にシフトする考えとされ、市としては、長寿命化の中にトイレ洋式化をしっかり取り入れていくことが問われることに。とはいえ、計画的に進めたいものです。

児童館・児童センターのWiFi環境整備に4,400万円

児童センター49施設でWiFi環境を整備するほか、利用児童の入退出管理タイムレコーダー90台分を予算化。

教育ICT環境の実現に向けたGIGAスクール構想による1人1台の端末配備を受けて整備することになるのですが、教育委員会では、端末の校外持ち出し使用に関するルールをまだ決めていません。家庭学習とともに児童センターやこどもプラザでの活用は待ったなしですから、ルール決定が急がれます。

保育所や学校における感染症対策・備品整備に1億9,000万

保育所等の感染症対策に必要な衛生用品や備品の整備、地域子育て支援センターのICT化に対し、1事業につき15万~50万円を補助。

小中学校・市立長野高校に対しては、感染症対策に必要な衛生用品の購入補助で、学校規模により80万~200万円を支給。

いずれも迅速かつ十分に活用されることを願います。

民間が整備するサテライトオフィスの開設支援に1億4,200万

スタートアップ企業の成長をサポートすることを目的に、サテライトオフィスの開設に1施設あたり3,000万~4,500万円を支援、3施設を見込みます。ニーズの検証が必要でしょう。

また、整備した施設に入居した市外企業への進出支援として1社につき100万円を支援します。

クリエイティブシティ、スマートシティ構想による事業化と思われますが、税金の使い方の優先度を吟味したいと考えます。

観光・スポーツ施設の指定管理者にコロナ支援で3億円

コロナの影響で利用者減による施設運営を支援するもので、松代荘(7,000万)やMウエーブ(6,000万)、りんごの湯(2,400万)、聖山パノラマホテル(500万)、サンマリーンながの(2,000万)、茶臼山動物園(1,000万)など指定管理料を増額するものです。

施設ごとの営業状況や経営困難事由をしっかり吟味します。

茶臼山動物園・ライオン施設整備に1億5,000万、4ヵ所の都市公園の遊具更新に5,600万

医療従事者支援に700万を増加

ふるさと応援基金に寄せられた募金を活用し、合計1,700万を市内5病院に助成します。