「儲ける自治協」??…初・合同会派総会で

 8日、新年初めての合同会派総会(市民ネット・改革ながの・公明・無所属の合同)が開かれ、理事者側から「ながのシティプロモーション推進プラン」と、長野市公共サインガイドライン(案)と第二次長野市子ども読書活動推進計画(案)に対するパブリックコメント募集について、説明・報告を受けました。

 説明されたプラン等はさておき(改めてということで)、冒頭の市長挨拶から何点か…。

➊「儲ける自治協へ」…地域コミュニティの再生に向けた都市内分権の取り組みは、一括交付金方式への移行から3年目を迎え、安定的な取り組みになっているとした上で、「住民自治協議会として“儲ける事業”に前向きに取り組んでいってもらいたい」との趣旨で発言。若槻地区の「コミわか農園」のような市民菜園事業の展開を頭におき、自治協としての自主財源の確保の必要性を言いたいのでしょうが、損得につながる“儲ける”という発想は、なんか「品」が無いなと思いながら聴きました。私だけかもしれませんが…。
 サッカースタジアム整備に絡めて、市長は「都市としての品格」という言葉を、最近よく使いますが、「品格」は箱モノに非ず、箱モノの質・使い方・使われ方に滲み出るものでしょう。むしろ「市長の品格」、そして「自治協の品格」、「自治の品格」が問われるのではないでしょうか。
 自治協としての自主財源の確保と活用が、これからの課題であることは理解していますけどね…。住民自治協議会や地域公民館に、財産を保有できる「地縁団体」としての法人格を付与していくことなど、いろんな研究が必要だと思います。もっとも、大前提は自治協の自立した主体的な取り組み如何でしょう。

➋「交通ICカード、図書館でも活用」…ICカード乗車券について、「買い物や図書館利用券への活用を考えたい」との方向を示しました。これは異議無しです。公共交通利用による買い物でポイントが付くとか、図書館での貸出利用カードとの併用は、マネー機能が付加されなくても可能なのではないかという意味で現実的だと思います。もっとも、マネー機能が付加されれば、利用度合いは飛躍的に拡大するのですが…。今後の課題でしょう。

➌「新交通システム導入、LRTに限らず総合的に検討」…「LRTに限らず」と前置きするところがミソなのでしょう。現実的にはBRTの検討が最有力となっていることの反映では、と思います。1月15日に、交通対策審議会の「新交通システム導入調査部会」が開かれることになっています。私鉄県連の旗開きで傍聴できないのですが、一定の方向性が出されるのではと思っています。要チェックです。

➍「旧屋代線の跡地、1年以内を目途に譲渡完了へ」…年末に譲渡合意書の締結が行われたことを受け、今後の見通しを改めて示したもの。「自転車道・遊歩道の整備」に向け、事業が具体化していきます。

➎「いいとき観光、乗馬で」…飯綱・戸隠・鬼無里の、いわゆる「いいとき観光」について、乗馬を目玉にしていく方向性を強調。すでに明らかにしている方針ではありますが、今年、飯綱・戸隠高原で全日本エンデュランス馬術大会が開かれることを受け、「乗馬で活性化」との意気込みのようです。「馬のマラソン」ともいわれる競技で、長野市では初めての開催となりますから、期待したいと思います。

 この他、中山間地域の活性化に向けた独自ビジネスの創出やサッカースタジアム、ハードからソフト、国の15カ月予算の話などがありましたが、割愛します。