知事選挙…阿部守一現職を推薦

 12日、社民党長野県連合は、下伊那郡阿智村で常任幹事会を開き、今夏の知事選に出馬を表明した阿部守一県知事を前回に引き続き推薦することを決めました。
 因みに、阿智村開催となった所以は、懸案となっていた満蒙開拓平和記念館の見学を組み込んだためです。7時に長野を出発しました。常任幹事会はいつも長野市で開催していますが、飯田方面からの出席者の大変さがよくわかります。

 三つ巴となった前回の知事選挙では、社民党は阿部氏と政策協定を締結し推薦して闘いました。4年間の阿部県政を検証し、県民生活優先の基本姿勢のもと、景気・雇用・福祉・医療・環境・農林業・教育・人権政策を重視した施策展開が概ね図られていることや、県の契約に関する条例制定、生活交通にシフトした新交通ビジョンの策定などを評価してのことです。

 しかし、課題がないわけでありません。

 県の契約に関する条例は、いわゆる公契約条例とは異なり、適正な賃金の支払いなど実効性を確保していくことはこれからの課題です。
 また、新交通ビジョンでは、国が制定した交通政策基本法の“肝”である「日常生活に不可欠な移動手段の確保」に照らして、市町村が取り組む地域公共交通の再生に向けた支援策は、国頼みの感が強く、県としての具体的な支援策に踏み込むことが必要です。
 さらには、要綱作成段階で止まっている「子ども支援条例」を今以上に後退させないで制定すること、「淫行処罰条例」制定の如何(私は必要でないと考えています)、憲法観をはじめ集団的自衛権行使容認に対する態度も挙げられます。

 今知事選は、政党・県議会会派において、現職の阿部守一知事への相乗りが大勢となっていくことが想定されます。こうした状況にあって、初回選挙の原点を忘れることなく、八方美人にならず、県民にしっかりと眼を向けた基本姿勢の堅持も強く問われるところです。バランス感覚は否定しませんが、「バランス感覚に長けすぎている」ことが“難点”といえるのではないでしょうか(私見ですが…)。“過ぎたるは及ばざるがごとし”です。

 阿部知事には、地に足をつけ県民生活優先の基本姿勢を堅持すること、憲法を自治と暮らしに活かし平和で民主的な県政を築くことを求めつつ、知事選挙に臨みたいと思います。

 党としては、20日に開く総支部代表者会議に基本方針を諮り、全体で確認していく予定です。また同日、阿部知事との協議の場を設けています。