バスの感染対策でPRイベント…安全性をアピール

20日午前、新型コロナウイルスの感染拡大で利用者が激減するバス業界が、安全性をアピールしようと、長野市若里多目的広場で車両の換気性能などを実演・公開しました。

県バス協会が、車両の換気性能や消毒作業を実際に見てもらうことで安全性を確認してもらおうと企画したもので、午前の部では旅行業者や自治体の担当者などおよそ100人が集まりました。午後の部では60人ほどの参加が見込まれているようでした。

午前の部に参加してきました。

貸切バス(長電バスの三菱ふそう車両)での実演では、ドアを閉じて車内に煙を充満させたあと、換気を開始すると5分もかからずに(実際には約3分)車内の煙が消え、車外に出ている様子が紹介されました。貸切バスや高速バスは外気循環を行うことで走行中に絶えず換気ができる仕組みになっています。

貸切バスで、煙を充満させ換気開始

換気開始から1分後

3分後には、きれいな車内に

そのあと、営業後の車内を想定してアルコール消毒液で乗客が触れる機会が多い手すりや座席の消毒作業も公開されました。

路線バス(アルピコ交通の日野車両)では、煙を充満させた後、一旦、窓とドアを開けて外気を取り入れ、デフロスター作動し2基の換気扇による排出で、約5分ほどで煙が消えました。実際には窓を開けて走行することで換気機能が高まるとのことです。これからの冬場の対応としては、待合時間や車庫入りした際の換気となるようです。

路線バスは外気循環がなく換気扇によるため、5分ほどかかりました。

車内消毒の様子

県バス協会によると、新型コロナの感染拡大で今年5月の運賃収入は昨年同月比で87%減少し最も落ち込み、その後の6月以降は7割から8割の減収が続き、依然として厳しい情況にあるとします。

「バスは3密で不安」との声を聴きますが、思っていた以上に早く換気ができること、消毒作業も徹底されていることを目の当たり体感することができる良い機会となりました。

Withコロナの社会にあって、路線バス等をはじめとする公共交通機関の安全性のアピールは欠かせません。

Go toキャンペーンも、レンタカーやマイカーだけでなく、貸切バスや高速バスの利用につながることを願います。

また、エッセンシャルワーカーとして仕事を続ける交通労働者の皆さんのPCR定期検査も実現したいものです。