またか!免震偽装

油圧機器メーカーKYB(本社・東京都)が16日、地震の揺れを抑える免震用と制振用の装置=オイルダンパーの性能検査データを改ざんし、納品していたと発表しました。

偽装された不正な装置が設置された建物は、全国のマンションや病院、学校、庁舎など986件(免震用が903件、制振用が83件)にも及びます。

新宿区庁舎における免震オイルダンパー【新宿区HPより】

長野市の新第一庁舎・芸術館にも免震偽装品が設置されています。

東洋ゴム(㈱)の免震ゴム偽装が発覚し、ブリヂストン製の製品に交換工事が行われたのはつい3年前。

免震ゴムの交換工事と相まって発生した庁舎壁面のひび割れも問題となりました。第三者委員会の調査では、交換工事が原因ではなくコンクリートの乾燥収縮によるものとの結論は出されています。

➡広がる東洋ゴム免震偽装、そして市庁舎・芸術館への対応の「今」

 免震偽装問題で揺れる東洋ゴム工業が21日、新たに25都府県のマンションや病院、学校など90棟で性能不足の免震装置ゴムが使用されていることを...
➡庁舎・芸術館の免震ゴム交換工事…8月中旬から着手、まずはジャッキの取り付け
 猛暑日が続きます。熱射病には万全の備えでご自愛ください。  地域周りは体力と気力の勝負って感じです。昨晩は安茂里後援会の役員会を事務所で...
➡3月議会質問より❶…庁舎・芸術館に686箇所のひび割れ 第三者の専門機関による検証を
3月議会は週明け21日が最終日です。 今議会での質問について、答弁を含めた報告がなかなか出来ずに今に至りました。 まずは、「庁舎・芸術館...
➡新庁舎のひび割れ…「建物の安全性は担保」と専門家評価

第一庁舎・芸術館の建物外壁に686箇所のヘアークラック(微細なひび割れ)が発生した問題で、21日、専門家による検証と意見交換会(非公開)が行...

「またか!」…怒り心頭です。

ものづくりにおけるメード・イン・ジャパンの信頼が根底から揺らいでいます。相次ぐものづくり産業における検査データ改ざんは、病巣の根深さを物語っています。

納期やコスト削減を優先する中で企業の規範意識が壊れてきているということでしょう。

第一庁舎・芸術館の基礎部分には90基の免震装置が設置されていますが、免震オイルダンパーの設置は28基です。

国土交通省の発表によれば、KYB側の責任ですべての部品交換を行うとされています。当然でしょう。

一番心配な建物の構造上の安全性について、国土交通省は「震度7程度の地震で倒壊する恐れはない」としているのですが、設計者・施工者による十分な検証結果を示されない限り、納得できるものではありません。

➡国土交通省の10月16日付プレス発表

http://www.mlit.go.jp/common/001257497.pdf

交換工事について、庶務課に問い合わせたところ、「建物のジャッキアップなしで交換できると聞いている。ただし交換部品の地下への搬入方法など検討すべき課題は残っている。詳細はこれから」としています。

今後、設計者、施工者との協議によるものと思われます。今後の成り行きに注目です。

16日午後7時過ぎに総務部庶務課から議員あてに国交省のブレスリリース資料がFAX送信されました。
庶務課では旧建設事務局担当者らと連携して対応しているとのこと、免震ゴム偽装、庁舎ひび割れ、芸術館の見切れ席、そして免震オイルダンパーの偽装と「不運続きの庁舎・芸術館」ですが、市民の安全確保に向けしっかりとした対応を求めたいと思います。

➡信濃毎日新聞の報道より【10月17日付】