3月議会最終日

 春分の日、彼岸を迎えても、芽吹きには遠く、寒い日が続きます。ご自愛ください。

◆市議会3月定例会が閉会
 19日、市議会は総額1,518億6,000万円余のH24年度一般会計当初予算案をはじめ、市側から提出された76議案をすべて原案通り可決し、閉会しました。
 改革ながの所属の小泉議員の当初予算案に対する賛成討論をめぐり、動議が提出され、議事が紛糾。議会運営委員会が断続的に開かれ、最終的には議長職権による議事録一部削除が行われました。全ての議決が終わり閉会し、その後に開かれた退職される特別職のあいさつのための全員協議会が終了したのは午後8時53分。

◆市民合意の練り直し求める修正案は賛成少数で否決
 確かな市民合意を形成するために、第一庁舎及び新市民会館の建設事業費(旧市民会館の解体費は除く)とエムウェーブ次世代エネルギーパーク整備事業費の削減を求めた修正案を、私が所属する市民ネット2人と共産党議員団5人、無所属議員1人の8議員で提出しましたが、残念ながら賛成少数で否決されました。
 市民ネットとしては、修正案の賛成討論を池田市議が行いました。当初予算案に対して反対討論はしませんでしたが、修正案を提出していることから、当然、賛成しませんでした。
 私は、「緊急事態基本法の早期制定を求める請願」を採択すべきとした総務委員会委員長報告に対する反対討論を行いました。この反対討論で失敗してしまいました。「改革ながの」が請願の紹介議員になっているとの事実誤認により討論したことです。訂正しお詫びするとともに、この部分の発言削除を求めました。
 
◆副市長人事案に賛成
 追加議案として提案された人事案件で、副市長人事について議案質疑。「素朴な疑問」で記した点、何故2人体制なのか、どのように任務分担するのか、職務代理者は誰かという点を質疑。共産党の野々村議員も議案質疑を用意しており、任期の問題については野々村氏に譲りました。
市長は、「北陸新幹線の金沢延伸、並行在来線の存続など公共交通、観光戦略、教育振興など重要な案件が山積み。2人体制で分担し、集中的な取り組みを進める必要がある」「2人の任務分担は、かつては総務系と事業系で分担する考え方があったが、今回は、黒田氏に企画政策・財政・環境・建設などを、樋口氏に総務・産業振興・地域振興などを分担する考え」「職務代理者の選任はこれから」「(黒田氏を含め)4年任期という考えで臨む」と答弁。
 縦割り任務分担については、違った考え方を持っていますが、職歴や人格・識見に異論はないので、人事案に賛成しました。

◆「下山の哲学」
 酒井副市長が退任のあいさつで、五木寛之氏の「人間の覚悟」(新潮新書)、第3章の「下山の覚悟を持つ」から、「登頂することだけが登山の目標ではない。きちんと安全かつ優雅に山を下っていくことが、人間にとって大切なこと」「人生の前半に登山の時期を終えたら、今度は下山の時期を考えるのです。下山はけっして惨めなことではない。穏やかで豊穣で、それまでの知識や情報では及びつかなかったような智慧にふれる、そういう期間であるはずです」といった内容を引用し、「下山の覚悟を持って退職したい」とされていました。ちょっと不正確かもしれませんが…。酒井氏らしい人生観を込めた退任のあいさつでした。本当にご苦労様でした。
 
◆「何故、修正案なのか」、「議決権の行使、議決責任とは?」
 このことについては、別稿で整理したいと思います。