長野1区=しのはら孝さん圧勝、2区=中川ひろじさん届かず

台風直撃の22日、投開票が行われた総選挙。

長野県内の戦いは、長野1区・しのはら孝候補が13万1,883票を獲得し、自民前職に圧勝、6選を果たしました。希望の党10箇条の“踏み絵”を蹴飛ばし無所属立候補を選択したが故に成立した民進(推薦)・共産(独自候補を取り下げ支援)・社民(推薦)の野党共闘と市民の良識の力による清々しい勝利です。
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社民党県連の副代表として、篠原さんの事務所で一緒に万歳をしました。投票箱が閉まった8時直後の当確情報には驚きでしたが…。

超短期決戦となった社民党公認=2区・中川ひろじ候補は、市民と野党の統一候補として、必死に追い上げを図ることで、議席には及びませんでしたが、4万票を超える支持を得ることができました。次につなげていくことが大切です。

県内5つの小選挙区は、自民2、希望2、無所属1。自民が議席を減らすことになりましたが、2区の長靴・おんぶ議員は比例復活を果たすことに。なんとも釈然としません。
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しかしながら、全国では、自・公の政権与党で313議席、絶対安定多数を上回り3分の2超の議席を獲得、一方、希望の党は惨敗、立憲民主党が55議席を獲得し野党第一党となりました。

社民党は、現有の2議席をかろうじて死守することができました。台風の影響で離島の開票が翌日に持ち越された九州比例ブロックで最後の比例議席となる2議席目が確定したのは、明けた23日夕刻でした。ヤキモキした一日になりましたが、ひとまず大安堵です。

改憲勢力は、自民284、公明29に希望50、維新11が加わり計374議席、衆議院の8割に膨張する結果を許すことに。

憲法改正発議、国民投票までを見据えた反転攻勢を真剣に考えなければなりません。

今総選挙は、安倍政権による争点ずらし・争点隠しに加え、希望の党の結成や選挙直前の民進党の事実上の解党と希望の党・立憲民主党・無所属グループへの分裂によって、市民と野党の共闘が十分機能せず、野党候補が競合して安倍自公政権VS立憲野党連合という構図を作りきることができませんでした。

野党の側の選挙直前における離合集散によって、安倍政権に審判を下し改憲勢力を3分の2割れに追い込むアンチ安倍政権の受け皿が不鮮明になってしまう中で、自公が漁夫の利を得るケースが続出したといえるでしょう。

その意味では、野党第一党であった民進党・前原代表の希望への身売り行為が招いた自民大勝とも言えるでしょう。

世論調査では、安倍政権に対する不支持が支持よりも多数となっています。民意と選挙結果は大きくねじれ、死票が多く民意を忠実に反映しない小選挙区制の弊害もいっそう明確となったのではないでしょうか。

選挙結果を受けた野党再編は第二幕を迎えることになります。成り行きに目が離せません。方向性として、社民党も含め、立憲リベラル勢力の再結集が進む道をしっかりと模索することが必要であると考える一人です。

社民党にお寄せいただいた熱いご支持や励ましを糧に、アベ政治の暴走を止め、安倍政権による改憲を阻止するため、市民と立憲野党の共闘をさらにさらに進めていくことが肝要であると考えています。

この総選挙で賜りましたご支援に心から感謝申しあげます。ありがとうございました。


ところで、篠原事務所から戻り開票状況を社民党事務所で見守った22日夜半、九州比例ブロックでの社民党の2議席獲得の見込みが判明しない中、諦めて家に帰りついた途端、午前3時1分に、安茂里地区に避難勧告が発令されることに…。

避難所が開設された安茂里体育館に向かうことは断念し(スミマセン)、23日朝から避難所の避難情況を確認するとともに、土砂崩れなどの被災状況を見て回りました。

西河原の民家裏の農道法面の崩壊

西河原の民家裏の農道法面の崩壊

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小市・園沖団地、民家直下の権現沢の崩壊

朝の段階で小市の住吉台団地の方が1人自主避難されていました。ご家族と避難所に合流するつもりとおっしゃっていました。

被災の早期復旧に向け、力を尽くす所存です。
地盤が緩んでいますから、土砂災害等に万全の警戒を怠らないよう呼びかけます!

23日夕刻の裾花川、相生橋で

23日夕刻の裾花川、相生橋で。この後、市議補選・鎌倉ひかる候補と安茂里地区内を遊説。

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