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総務委員会行政視察より➌…函館市

 市議会総務委員会の行政視察は19日、函館市でした。
 前日に盛岡市から東北新幹線~北海道新幹線を利用し函館市へ。若干、観光気分(?)の函館です。
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函館市

 人口279,127人、面積677.83㎢、人口密度403.80人/㎢。北海道の玄関口で北洋漁業や青函連絡船の基地として発展。観光都市として名を馳せる中核市である。

北海道新幹線で津軽海峡越え

 3月26日、北海道新幹線が新青森駅から新函館北斗駅間で開業し、新幹線が津軽海峡を越えた。東京-新函館北斗間は最短で4時間2分で結ばれることに。
 2031年(H43)春までに札幌延伸予定とされる。

 開業した北海道新幹線は148.8㎞で、そのうち青函トンネル部分が全長53.85km(海底部23.30km)ある。
 18分間の短い海底ツアー。乗っている実感としてはトンネル区間との印象だ。

 新函館北斗駅から函館駅への2次交通は、アクセス列車としてJR北海道の「函館ライナー」が、基本3両(定員439人)が16往復、函館バスの路線バスが約50往復、運行される。
 また、札幌駅までは特急「スーパー北支」が12往復、都市間バスが14往復運行されている。

 盛岡市からの移動で、北海道新幹線に初乗車し、新函館北斗駅から函館駅までは、スーパー北斗で移動した。
 北斗市に整備された新函館北斗駅は、野中の新駅って感じだ。札幌まで延伸されると「通過駅」になってしまう印象である。

 開業早々から、乗車率の低迷という逆風に見舞われているが、整備新幹線という国策のなせる業であろう。札幌まで延伸されても収支が改善される見込みは厳しいと思われるのだが…。

函館市地域交流まちづくりセンター

 函館市の視察先は、市街地にある「函館市地域交流まちづくりセンター」。
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 センターは2007年(H19年)4月1日、市民交流やNPOなど市民活動の支援、観光案内をはじめ地域情報の発信を通じて、地域のコミュニケションやまちづくり活動の拠点としてオープンした施設で、指定管理者のもと運営されている。

 大正12年建築の建物は、その歴史的・特徴的な外観から市の「景観形成指定建築物」に指定されている。
 もともとは丸井今井呉服店として建築されたもので、百貨店を経て市の分庁舎として使用されてきた。老朽化により「外観の保全」と「安全性の確保」を図るための全面改修が行われ、現在に至る。
 施設内には東北以北最古の手動式エレベーターが現存し、利用されている。
 極めて趣のある建物である。

 施設は、「NPOサポートはこだてグループ」が指定管理者となっている。
 指定管理料は4,370万円/年で、利用料金制を導入。利用料金収入が570万円、自主事業収入等が129万円で、市の報告書では「収支は健全な状態で維持されている」とされるが、指定管理者によるとエレベーターの維持管理費のウェイトが高く、7名の常勤職員・4名の祖常勤職員で運営しているため、経営的には厳しいとされる。

 月平均入館者は10..291人。観光交流拠点として利用されている側面が強いようだ。

まちづくりオフィスを設け、市民活動の拠点に

 3階建ての施設は、1階が総合インフォメーションとギャラリースペース、2階が研修室と多目的ホール、3階に会議室とまちづくりオフィスを置く。

まちづくりオフィス

まちづくりオフィス


 1階には、授産施設の「福祉の店・どんぐり」と喫茶が常設されている。

 4㎡で10区画用意されているまちづくりオフィスは、利用料が月3,000円、年間で36,000円。利用団体は固定気味のようだ。

会議室等の利用料金は時間制

 開館時間は午前9時から午後9時まで。
 会議室や研修室の利用料金に特徴がある。時間制をとっていることだ。

 通常は午前/午後/夜間といった括りで、例えば午前10時から午後2時まで利用する場合は、午前・午後料金となり負担感が強い。

 当センターは、一班市民を対象とする研修室の場合は500円/時間、市民活動団体を対象とする会議室は300円/時間で、利用者に便宜が図られている。

 また、会議室内の机やいすのセッティングは、利用者の意向を聞いたうえでセンター職員が行っているとのこと。ホテルマンであったセンター長ならではの計らいである。
 「利用料金をいただいているのだから、当たり前のサービス」と語る。

フリースペースで打合せ中の皆さん

フリースペースで打合せ中の皆さん

長野市もんぜんぷら座に相当する施設

 長野市の「もんぜんぷら座」は、市民協働サポートセンターや「こども広場」にファミリーサポートセンターをはじめ、会議室等が整備されている。もんぜんぷら座は民間事業者や各種相談センターが同居する複合施設であるが、地下及び2~3階の機能は、観光交流拠点という性格を除けば、函館市の地域交流まちづくりセンターと類似する施設といってよいだろう。因みに開館時間は午前10時から午後10時まで。
 もんぜんぷら座の会議室も利用料金には時間制が採用されていた。視察後、確認したところ、時間制であった。
 会議室等の設営は、管理者によって行われているのか、確認したい。

 時間制料金を公民館や他の施設利用に拡大できないか、検討を要する課題である。

観光交流拠点のあり方、再考へ

 函館市の地域交流まちづくりセンターは、観光情報や地域情報を提供する観光交流拠点となっている。街並ガイドの皆さんの拠点ともなっているようだ。
 長野市において、JR長野駅の観光情報センターとリンクしつつ、新田町交差点周辺のもんぜんぷら座やトィーゴの施設内に、休憩所ともなる観光交流拠点的なスペースをつくれないか、検討してみたいところである。

路面電車はいいですね…

路面電車はいいですね…


朝食を済ませてから、ホテルに隣接する函館朝市を散歩。結構な賑わいです。

朝食を済ませてから、ホテルに隣接する函館朝市を散歩。結構な賑わいです。


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