新・長沼保育園の開園式…災害復興のシンボルの一つに

R元年10月の台風19号災害で浸水・被災した長野市立長沼保育園が長沼小学校グランドの一角に移転新築され、2日、開園式が開かれました。保育幼稚園課を所管する市議会福祉環境委員会の委員長として、市長、議長と一緒に参加しました。

2.7mの浸水被害を被ってから3年余、仮設園舎での生活を余儀なくされてきましたが、3日から55人の園児たちが新園舎に通うことになります。

県産材をふんだんに使い、木の香りが爽やかな新園舎は、開放的なつくりとなっています。木造平屋建てで延べ612㎡、工事費は3億8,843万円。浸水被害に備え、園児の布団や荷物を置く物入スペースが高さ約3mの場所に設けられ、また災害時には隣接する長沼小学校の校舎に避難する動線がつくられています。

保育園新園舎の完成は、災害復興の大きなシンボルです。。同時に3年余を経つつも、甚大な被害を被った長沼地区では、いまだ復興途上にあることを改めて痛感しました。千曲川堤防決壊地点で整備が進む河川防災ステーションや長沼支所の建設はこれからです。また公費解体後も「空き地」状態となっている箇所も多く、地域コミュニティの復活も引き続いての課題といえるでしょう。

とはいえ、子ども達の笑顔が輝く新園舎のスタートは、地域の大きな元気となります。すごくうれしい開園式です。

2日は午前中の長沼保育園開園式に続き、地元の宮沖区(公民館で)、伊勢宮区(ホテル信濃路で)の総会に招かれ参加、あいさつの機会をいただきました。コロナ禍で書面表決や役員のみの総会が続き、3年ぶりとなります。新年度予算の概要や青木島保育園の問題を私なりに報告させてもらいました。

新年度では、「with コロナ」で地域行事等の復活に期待が高まります、役員の皆さんは大変ですが、一緒に地域を盛り上げていきたいものです。

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