夏の参院選…長野県選挙区、杉尾ひでや氏推薦へ。野党統一候補実現へ

 社民党長野県連合は、夏の参院選長野県選挙区の闘いについて、民主、共産、社民3党の協議を踏まえ、民主党公認の杉尾秀哉氏を推薦し、戦争法廃止の議席を打ち立てる方向で機関手続きを進める方針を確認しました。

 これから、政策協定締結等の詰めの段階を迎えます。政策協定に合意したうえで、推薦の手続きに移行します。

 3党間協議を進めてきた県連合代表の竹内久幸県議会議員が、ブログに経過等をまとめていますので、転載し、皆さんのご理解を賜ればと思います。

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【2月25日付・竹内代表のブログより】
2月22日(月)、私が代表をしている社会民主党長野県連合は常任幹事会を開催し、7月の参議院議員選挙での定数1となった長野選挙区の対応について、民主党公認で出場を決めている元TBSニュースキャスターの杉尾秀哉氏を推薦する方向で、支援団体や党内の理解を得た上で、機関手続きを行う方向を確認しました。
23日の信濃毎日新聞朝刊報道で、「民主候補推薦へ(政策協定前提)」との見出しで報道されましたが、今後、「政策協定」の内容も含め、支援労組や団体への理解をお願いするとともに、県内党員の理解を得るため機関手続きを行い、全国連合に申請を行うことになります。

長野選挙区の社民党の対応については、昨年9月の安全保障関連法案の自公政権等による強行採決を踏まえ、次期国政選挙である参議院選で法案に反対してきた野党の議席を何としても増やすため、長野の一人区を勝ち取るために、民主党県連に対し無所属統一候補の擁立を続けて求めて来ました。

その結果、民主党や共産党との様々な交渉の結果、この間、安全保障関連法案に反対する活動を行ってきた戦争をさせない1000人委員会信州などの代表の皆さんと統一候補のための「世話人会」が1月に持たれ、安全保障関連法の廃止、立憲主義を取り戻す、安倍政権のもとでの憲法改正は許さないことの3点で一致し、統一候補の擁立を目指すことが確認されました。

しかし、その後、民主党は県連代表である北沢現参議院議員の後継者としての杉尾氏の党内手続きばかりを先行していたため、2月1日に北沢県連代表や篠原孝衆議院議員、倉田幹事長らとお会いした機会に、社民党として無所属統一候補の擁立を申し入れているのに、民主党公認候補を擁立手続きを先行しているのは、民主党が決めた後、従えという態度であり、反発を招くだけである。
このままでは長野選挙区での議席獲得は厳しく、これまでの民主党公認候補の擁立過程を謝罪した上で、なぜ民主党公認候補なのかの理由を述べた上で、正式に頭を下げて流儀を尽くして欲しい。

また、この長野選挙区での取組は全国に先駆けて行うことにより、今自公政権のもと進められている暴走政治を止めるため、長野県から発信することにより野党共闘が拡がり、憲法改正の動きを止め、日本の政治を替えるという意気込みで取組を加速して欲しい趣旨を申し上げました。

そして、北沢氏からは、公認で出場するのは、現有議席を持つ現職の後継者であること。民主党本部の副代表の後継者であることを理解して欲しい。近く、説明し正式にお願いする場を設けたい趣旨の説明がありました。

私からは、流儀を尽くして欲しい。そのことを前提にして、これまで社民党は他の政党の公認候補の推薦をした例はないが、自公政権の暴走は異常事態であり、何としても安倍首相の暴走を止めるために公認でも杉尾氏を推薦できるか持ち帰って相談したい。
推薦する場合には、先の世話人会で確認されている、安全保障関連法案の廃止、立憲主義を取り戻す、安倍政権のもとでの憲法改悪に反対する趣旨を基本にした政策協定を結ぶことが前提となる趣旨を申し上げました。

以上が今回、社民党長野県連が杉尾氏推薦の方向を確認した経過です。
今後は、党内手続きとともに、これまで無所属統一候補の擁立を待望されてきた支援団体や市民団体の皆さんに、丁寧に説明しご理解を頂くとともに、何としても長野選挙区の議席を獲得するため野党統一候補とする取組や、幅広い必勝体勢を確立するため努力して行く決意です。

追伸
23日の新聞に選挙区での社民党県連の対応が報道されてから、この2日間、あまりにもマスコミの取材が多く、議会中のため昼休みや議会終了後しか対応できず、しかも間には県からのレクもあり、マスコミの皆さんには一時、会派の控室の外に並んで待って頂く失礼をしてしまったことから、申し訳なく思い、参考にして欲しいという気持ちや、県民の皆様にも知って欲しいという気持ちから、一定の経過と今後の取組について、報告させて頂きました。
ご意見をお気軽にお寄せください。

 3月1日夜には、参院選長野市地区総合選対の発足総会を計画しています。

 長野県区の状況を全体化するとともに、吉田ただとも党首、福島みずほ副党首の比例2議席を死守するための選対活動の推進を図ることが目的です。

まさに、社民党の存亡をかけた崖っぷちの選挙戦です。

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