戦後政治の岐路に立って

1人区…事実上の与野党一騎打ちとなった参院選長野県選挙区は、市民と野党の統一候補である杉尾ひでや氏が57万4,052票を獲得、自民現職に7万4千票差をつけて、見事当選を果たしました。

正直、予想以上の票差となりました。昨晩は杉尾候補の開票確認会に出席していましたが、まさか9時半に「当確」が打たれるとは思ってもいませんでした。

祝勝会場で喜びを分かち合うことができました。
杉尾ひでや参議院議員が安倍首相と対峙し論陣を張る日が待ち遠しいです。

今日は、社民党県連事務所に杉尾氏が挨拶にみえました。中川幹事長とともに当選を祝し激励させていただきました。

県民の良識の勝利である杉尾氏の勝利を、これからの市民共闘、野党共闘の礎にしたいものです。

しかしながら、全国的には、改憲発議に必要な3分の2の勢力を許してしまうことになりました。

憲法問題を封印し、一大争点を隠し続けた安倍首相は、早くも、憲法改正に向けて「わが党の案をベースにしながら(衆参各院の)3分の2を構築していく。それがまさに政治の技術だ」と述べ、早期の改憲に改めて意欲を示すとともに、この秋には憲法審査会を動かす考えを示しています。
今後、さらにヒートアップし、今回の選挙結果をもって「国民の信任を得た」とばかり、悲願である憲法改正、明文改憲に突き進んでいくとこは間違いありません。

改憲の本丸、「第9条」への地ならしとして、「緊急事態条項」の創設が浮上することになります。
また、安保関連法を発動させ、PKO部隊に「駆けつけ警護」や「治安維持」の任務を課し、「海外での武力行使」を現実のものにしていくことになります。

信濃毎日新聞は「改憲は支持されていない」、朝日新聞は「後出し改憲に信はない」と社説で主張。安倍首相の予想される暴走に警鐘を鳴らしています。

衆参ともに改憲勢力が3分の2の勢力を保持する政治情況は、現憲法下では初めてのことです。
まさに戦後政治の岐路に立たされています。

まなじりを決して、戦争法である安保関連法の廃止と立憲主義の回復を目指す戦いを大きく広げ前進させなければなりません。

社民党は、比例代表選挙で「250万票以上、改選2議席の死守」を目標に取り組みを進めてきました。2013年前回選挙の125万票を上回る150万票を超える支持票を得、得票率も2.4%から2.7%に伸ばしたものの、福島みずほ副党首の1議席にとどまり、吉田ただとも党首の再選を果たすことができませんでした。

長野県内は、38,469票、得票率は3.59%でした。

ご支持をいただいた皆さんの期待に応えることができず、申し訳なく思います。

昨晩というか、夜中のブログにも記しましたが、社会民主主義の政治潮流を如何に立て直すことができるのか、社民党の行く末を真剣に考えなければなりません。

戦後政治の岐路、平和国家としての岐路に立って、未来に希望がつながる政治の営みを取り戻すため、なお力を尽くしたいと思います。