6月市議会が始まりました

平年より3日早い「梅雨入り」。エルニーニョ現象で「冷夏」とも伝えられていますが、気象異常にどう適応できるかが問われる夏になりそうです。

さて、5日から6月市議会定例会が始まりました。20日までの16日間の会期です。

市側からは、約3億9,100万円余の一般会計補正予算案をはじめ、公共施設白書を踏まえ公共施設マネジメント指針や再配置計画などを検討する審議機関、「公共施設適正化検討委員会」を設置する条例や、資本金1000万円以下の中小企業対策として法人市民税均等割引き下げ措置を1年間延長する市税条例の一部改正が提案されました。

補正予算案は、私立保育所における保育士確保のための処遇改善を支援する補助金9900万円、介護施設のスプリンクラー整備に対する補助金9800万円、県の雇用創出基金を活用した求職者の早期就労支援や高齢者の生きがい就労機会の創出に向け1680万円、廃止となった旧後町小学校の校舎や体育館の解体工事の費用1億3600万円、融雪災害で被災した道路等の復旧費7100万円、権堂B-1地区再開発事業帆の補助金8900万円などを追加するものです。

全席椅子化を決めた南長野運動公園総合球技場の整備事業費は、2億4400万円余を減額するのですが、これはH25年度事業に前倒ししたための調整で、全席椅子化の経費3000万円の増工分が含まれています。総事業費は79億9970万円で、当初の事業規模80億円ギリギリとなっています。プロポーザル段階の事業者からの提案額であった71億4千万から増工等により約8億6千万円も事業費が膨らんだ格好です。

加藤市長の議案説明からポイントを抜粋(若干の感想を交えて)
市長の議案説明では、原稿の「読み間違え」が結構ありました。「仮称」が「仮設」、「一般会計補正予算」が「一般会計予算」などなど、正確を期してもらいたいものです。これまでの経歴から、ポイントを押さえたアドリブという流儀で原稿読みに慣れていないのだろうなと思いつつも、市民に対する真摯さに影を落とすような振る舞いは、即刻改め、直すべきでしょう。

「市民はお客様プロジェクト」で、職員の意識が変化、市民に対してだけでなく職員間のコミュニケーションも円滑になってきた…。(風通し、ホントによくなっていますかね?)

*東町に新たな公衆トイレを整備、観光客の利便性向上、おもてなし環境の充実を図る。

中山間地域活性化で「地域おこし協力隊員」9名を「特別職非常勤公務員」に任用。信州新町地区で新たに2名を選考、7月の着任へ。(そうか、公務員なんだ!責任重大、支える方も)

やまざとビジネス支援補助金…地元農産物や遊休農地などの地域資源を活用したビジネス展開で3名の事業者を選定。

耕作放棄地対策…県の農地中間管理機構の事業の活用へ。

H25年度一般会計決算見込…市税収入5億円増加し575億円に。基金からの繰り入れは当初の28億円から25億円減、3億円の繰り入れにとどまり、実質収支では19億円の繰越へ。

市債残高…施設建設プロジェクトの進捗に伴い、前年度比で22億円増加し1332億円に。基金残高は1億円余り減少し380億円に。(将来負担の見通し、しっかり吟味が必要)

第一庁舎・芸術館の駐車場は、立体ではなく平面で整備、広場と一体的なイベント開催や災害時にも活用。不足する駐車場は市営緑駐車場を簡易立体駐車場として建て替える。(何故か、有料化には触れず。市民負担にはだんまりですか!)

小中学校の耐震化…今年度末の耐震化率は97.0%に。窓ガラスの飛散防止、天井材や照明器具の落下防止など非構造部材の耐震化について年次計画を策定し順次対応。(文科省調査でつり天井の落下防止策が喫緊の課題にも。長野市内に11棟もあるとは!対策が急務)

(仮称)第四学校給食センターは実施設計へ。今後改築を予定する第一、第三の学校給食センターは、施設の在り方を検討し、適正な規模で効率的な配置となるよう改築計画を見直す。(統廃合ありきで進まないよう要チェック。アレルギー食対応も課題)

権堂B-1地区再開発事業…南棟となる住居系施設(マンション)は約2ヵ月の工程の遅れ、4完成予定はH27年2月末に。

健康寿命延伸に向けて…市民の健康意識を高めるためスローガンを設け、全市的な健康づくり運動を広げる。(スローガンだけでなく、施策の具体的展開が問われる)

建設部維持課南部分室の設置へ…市内南部地域における土木維持業務の体制強化のために、7月から篠ノ井支所内に設置。篠ノ井・松代・川中島・更北・七二会・信更地区を所管、予算執行権を付与する。

公共施設適正化検討委員会の設置へ…公共施設白書を踏まえ公共施設マネジメント指針を策定するため「公共施設適正化検討委員会」を設置する。マネジメント指針は、国が地方公共団体に策定を要請している「公共施設等総合管理計画」の一部となるもので、公共施設全体の数値目標や施設分類ごとの基本方針を定めることに。

こども未来部・こども相談室…2か月間で62件の相談。発達障害や保育所・幼稚園での生活、小学校の入学に関することなど多様な相談を受けている。こども相談室を中心に「発達支援あんしんネットワーク事業」をスタート。

子ども・子育て支援新制度における利用者負担…国が定めて基準を上限に長野市が独自に定めることに。社会福祉審議会に諮問し、9月ごろに素案公表。

サッカースタジアム…サイドスタンドの立見席は椅子席に変更、債務負担行為の限度額内(80億円)での実施が可能と判断。国際試合等の開催を含め、スタジアムの有効活用を検討。(3000万円の増工とはいえ、国際試合の可能性は??)

婚活支援…市民アンケートや関係団体の聴き取りでニーズを把握し、マリッジマッチング応援セミナーや婚活「夢先案内人」制度事業に反映させる。市を挙げて婚活支援に取り組むムードを高める。(婚活って「市を挙げて」取り組む課題なのだろうか?結婚できる安定した就労と賃金の保障、子育て支援のソフト事業にこそ「市を挙げる」べきでは!)

後町小学校跡地…新県立大学の後町キャンパスとして学生寮や地域貢献型施設の整備が決定。校舎等を解体し、善光寺御開帳の臨時駐車場として有効活用。(PTAや地元との協議・合意が不可欠!)

6月議会の課題
新幹線延伸・御開帳対策、シティプロモーション(ロゴやシンボルマークを含めて)、地域おこし協力隊ややまざとビジネス支援など中山間地域の活性化、耕作放棄地の解消策、こども未来部の将来性・子ども子育て支援事業計画、生活保護法の改定や生活困窮者自立支援促進法の制定を踏まえた生活保護行政、生活困窮者自立支援モデル事業のあり方、長電バス不採算路線への支援、公共交通ビジョン策定の進捗状況と新交通システム、放射性物質に対する対応、婚活支援のあり方、少額工事の随意契約の上限額設定にかかる問題、総合防災情報システムの効率性・実効性などなどが課題になると思われます。

私は、今回は一般質問がありません。じっくりとチェックしたいと思います。