屋代線を考える議員連盟総会開く…鉄路の可能性をなお探ることも課題に

 午前10時から若穂支所で「屋代線を考える議員連盟」の総会を開き、H23年度の事業計画案等を決定しました。去る2月の法定協議会で、屋代線を廃止しバス代替による地域の交通手段の確保する方針が決まり、沿線4地区での代替バスの運行計画の作業部会が始まっている中、議員連盟として何を目標にして活動するかがポイントでした。

 議員連盟は昨年12月27日、沿線3市の69名の議員で発足。法定協議会・会長あてに屋代線の実証実験の継続を求める要望書を提出するなど、沿線住民と連携し鉄路を存続させるためにそれぞれの議会で取り組んできましたが、屋代線が来年3月で廃止することが決まり、代替バスの運行に舵を切って議論を進めるべきではないかとの声がくすぶっていることは否定できません。

 事業計画では、➊屋代線沿線の公共交通の在り方及び地域活性化の研究、➋鉄路存続を要望する地域や団体との協議、➌その他目標に必要な活動、の三つを方針化しました。今日の総会では、「何を目標とするのか」といった意見が出され、幹事長を務める私から「法定協の廃止決定は、存続に向けた検討が十分に行われた結果なのかとの疑念が残るものの、決定は決定として受け止めざるを得ない。しかし、沿線住民の“何とかならないのか”との想いを重く受け止め、鉄路としての存続の可能性をなお調査研究するとともに、避けて通れない代替バスの運行について地域活性化につながり地域公共交通の確保につながる方策の検討を強める、この二つを目標として活動を継続したい」と述べさせてもらいました。

 また、「長野電鉄は鉄道資産を無償で譲渡すべき、長電側に申し入れるべきだ。活用は行政と議会で考えればよい」との意見も出されました。私自身は「その通り」だと思いますが、連盟としては「検討する」方向性を確認しました。

 講演では、法定協議会に学識委員として参画している古平浩さんから「長野電鉄の現状と今後の方向性について」、30分の提起を受けました。古平さんは「しなの鉄道は利用者減だが、屋代線は約50万人に増加した。実証実験や観光、天候が要因だが、なぜ増えたのかをしっかり検証すべき」と述べたうえで、「公共交通である鉄道の公共性を重視したい。採算性だけでは推し量れない意義がある」「長野電鉄には鉄路を撤去しないよう求め、将来の鉄路活用の可能性を残すことが重要」と指摘、「廃止が決まってから復活した鉄道もある。廃止ですべてが終わりではない。道は残されている」と強調しました。まったく同感です。

 代替バス運行計画は、沿線住民のニーズに基づく運行形態・運賃体系を確立するよう求めていくとしても、鉄道資産は長野電鉄から無償で行政に譲渡してもらい、DMVやディーゼル運行など、将来的に鉄路を活かすことのできる可能性を模索する道を切り開くことが重要だと思います。その上で、経営及び運行は上下分離による三セク会社または新しい会社に委託することを検討するということではないでしょうか。行政側に「屋代線廃止後における、鉄道復活に向けた可能性への英断」が問われます。

 議員連盟総会に前後して、川中島バス労働組合のソフトボール大会に参加。労組結成以来の伝統ある大会の一つです。飛び入りで試合にも参加しましたが、足を引っ張る形に。お昼のバーベキューでは皆から元気をもらいました。アルピコグループは私的整理状態から脱したものの、バス部門はアルピコ交通㈱に一元化され、本社の権限が強まるとともに、生活路線バスへの新たな投資に消極的なことが懸念されます。生活バスの利便性を高め、公共交通の復権を図るため、一緒に頑張ろうとエールを送るとともに、9月に向け、後援会活動への支援をお願いしました。