新庁舎・芸術館の立体駐車場、平面整備に転換

 新しい市役所第一庁舎と市芸術館の建設に伴い、現在の第一庁舎跡地に建設する予定であった立体駐車場について、平面整備に転換し、必要な駐車台数を確保するため、昭和通りを挟んだ市営緑町駐車場を建て替える方針を明らかにしました。合わせて、現在無料となっている市役所・芸術館(旧市民会館)来訪者用の駐車場の有料化する方針も示しました。
 27日に議会に説明がありました。
 立体駐車場の見直しは是としますが、駐車場有料化は施設利用者・来訪者の負担を軽減し利便性を図ることが課題だと考えます。
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市長の見直し指示
 加藤市長が、費用や景観面から立体駐車場の見直しを指示したことに始まり、プロジェクト事業最適化検討委員の助言などをもとに見直しを図ったものです。
 下図の表にあるように、複数の案を検討した結果、「立体駐車場の平面化+緑町駐車場の簡易立駐での建て替え」でまとまったものです。
 緑町駐車場の、駐車場法不適合で、かつ耐震性が低いという問題も解消できるとしています。
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事業費は750台確保で6.1億円+解体費0.9億円=7億円
 緑町の簡易立駐の整備の規模により、630台から750台を確保するとし、事業費は4.2億円~6.1億円と試算されています。
 市側は立体駐車場として整備する当初案の事業費11.6億円の半分程度に抑えられると経費削減効果を強調しますが、当初案の11.6億円は、今回初めて明らかになった数字で、これまでは、駐車場整備費は庁舎・市民会館の建設事業費=153.5億円には含まれないとしか説明されず、事業費は示されてきていませんでした。国道19号に接することから、簡易なものではなく、トイーゴ駐車場のような「立派な」駐車場として整備しなければならないことから、「11.6億円と見込んだもの」と説明されるのですが、いかにも、「平面整備+緑町立駐の建て替え」への見直しが事業費の圧縮につながることを誘導する数字として登場したのではと穿った見方ができないわけでもありません。事務局には失礼かもしれませんが…。
 なお、緑町駐車場の解体費は、アスベスト対策が必要なことから9,000万円かかると試算、したがって事業費は最大で7億円超となります。

既存駐車場の立駐化、周辺民地の借り上げは困難
 私を含め市議会からは、第2駐車場の簡易立駐化とか、周辺民地の駐車場化を検討するよう提案してきた経過がありますが、地権者との契約変更(地上への立駐建設)や合意に至らず、見送らざるを得なかったとのことです。
 市は、結果論ですが、緑町駐車場は国道からもアクセスしやすく施設にも近い、また駐車場が分散配置されることで、周辺交通の渋滞緩和が期待される利点があるとしています。

広場・ロータリーの活用
 市は、ぐるりん号の乗り入れなど公共交通の促進を図るとしています。広場・ロータリーの活用については、コミュニティバスにとどまらず、路線バスの乗り入れの検討や、障害者用やタクシー駐車場の確保、緑化など具体的な検討が必要になります。これからの課題です。
 また、芸術館の搬入口における主催者用駐車スペースの確保なども具体的に詰める必要があります。
 他の議員からは、広場部分に地下駐車場の整備の提案がありました。第一庁舎の解体に合わせ地下整備ができるとの意見です。一考の価値はあると思いますが、問題は事業費でしょう。駐車場整備については、単独の国の補助がありませんから、ほぼ全額が市費となります。そんな余裕はないでしょう。

駐車場有料化の課題
 市役所の駐車場は、第5駐車場を除き24時間開放のため土・日になると満杯状態になります。無料開放であるが故の事態です。芸術館利用者の駐車場を確保するためには、いわゆる目的外駐車を排除するために有料化管理を行う方向はやむを得ないと思います。
 しかし、市役所への来訪者や芸術館利用者への無料提供の仕組み・ルールを作る必要があります。市側は2時間無料とか、駐車券のパンチ方式の導入を検討しているとしていますが、負担軽減や利便性確保に向けて、対応を考えていくことが重要となっています。