自らの進退…「熟慮」を繰り返す鷲沢市長

 「長野市の明るく確かな未来を思う時、私の進退については、新聞紙上などを通し、候補者としてお名前が挙がっている方々などの政策目標や情勢も含め判断したいことから、もうしばらく熟慮する時間をいただきたい」

 鷲沢市長の長野市議会9月定例会の開会冒頭の議案説明における際の発言です。鷲沢市長3期目の任期最後の議会、この期に及んでも「熟慮中」を繰り返す姿勢には、残念を通り越して虚しさを禁じ得ません。
 現職市長としての市民に対する責任が全うされていないと感じるのは、私だけでしょうか。

 いずれにせよ、9月市議会冒頭の段階で進退表明をしなかったことは、事実上の出馬宣言であると受け止めています。経済界は鷲沢氏続投に傾いているように見えます。進退を一任したとされる「見識のある人」から、背中を押してもらい、選挙対策の環境を整え、出馬に踏み切るということではないかと推察します。「3期が限界」とおっしゃっていたのになぁ…といったところです。
 でも、わかりません。鷲沢さん流の美学が発揮される余地がないわけではありません。政治の世界は一寸先は闇、鷲沢氏のみ知るところでしょうが…。

 一方で、新人予定候補が次々に名乗り出て、一挙に乱戦模様となっています。

 9月市議会を前に、2日に連合長野地協の推薦議員懇談会、4日に市労連や地区労組会議との市政協議会が相次いで開かれ、ここでの議論はやはり市長選挙でした。連合長野としての市長選への対応は不透明ですが、立候補を表明した高島陽子氏の連合への支援要請にどう応えるのか、注目です。
 連合議員懇談会の席上、私が「鷲沢市長の役割は終えたと思う。新しい長野市政の時代を拓く時。選挙構図や政策等を見極めることが大前提だが、高島女史は有力な選択肢の一つではないか」と所感として発言したことが、いろんな意味で各方面に波紋を広げているようです。

 鷲澤氏の去就を含め、しっかりと見極め、市民の幸せを考え、私自身の選択肢を市民の皆さんに示したいと考えます。

 9月市議会には、約33億円を追加するH25年度一般会計補正予算案をはじめ、条例改定案など議案20件、H24年度会計決算など認定2件、報告3件が提案され、審議することになります。

 一般質問は11日から13日の間、11日午後に一般質問を行います。
 《発言通告》は次の通りです。
  1.市長の市民に対する責任と市民の幸せについて
  2.施設建設・大規模プロジェクト事業について
  3.新交通システム導入可能性と長野市公共交通ビジョンについて
  4.公設民営方式による広域ごみ焼却施設の建設及び運営管理に係る公共の関与・責任について
  5.その他
 原稿を手がけ始めていますが、またしても、すべて質問できるかどうか、推敲に時間を要しそうです。