庁舎・市民会館の市民説明会

若里市民噴火ホールで開かれた市民説明会

 9日午後7時から、若里市民文化ホールで新第一庁舎・新市民会館基本設計案の市民説明会が開かれました。会場には約250人位の市民が参加されていたように思います。それなりですかね。

 設計を担当した槇総合計画事務所の槇文彦代表が、現在地で合築となる2施設の基本設計にあたってのコンセプトや、利便性・防災拠点・安全性・環境性・景観との調和などの機能について説明、また建設事務局長が各フロアーの機能やワンストップサービスの機能、避難路などについて説明しました。

 会場からは、シューボックス型となる大ホールの残響音の問題や施設壁面のガラスの安全性、備蓄庫の配置、避難路の拡充、長野駅からのアクセスなど、4人が質問。

 設計者や市側は、残響音は音楽を主体とする多目的ホールとしては、適度な残響音に設計されている、ガラスは多用されておらずペアガラスで安全性を確保、備蓄庫は配備されていないが周辺整備と併せて検討、大ホール東側の避難路の拡充を検討中、長野駅から歩いて来庁する市民の入口をそれぞれ確保しているなどと答えました。
 ワンストップサービスについて、窓口対応となる36万件の内26万件(内4万件が福祉関係)を2階フロアーで対応、10万件の相談案件を3階から4階に案内し対応するとの考え方も示されました。

 2施設の設計のコンセプトは、庁舎と市民会館の複合施設を特色とし賑わいあふれる新しい公共建築の形をめざす、都市軸の一つである昭和通に沿った街並みを形成し、周辺緑化と連携した「現代の境内」を再編し象徴性と快適性を兼ね備えた建築物とする、ユニバーサルデザインに配慮し、ゆとりある空間構成、壁を設けないオープンカウンター方式の執務空間を作る、一体的な免震構造とし防災・安全拠点とするという点にあります。

会場での説明より、2施設の全体図

 比較的わかりやすい説明会だったと思います。全体の時間が1時間半で、質疑の時間がもっと取れれば、より具体的な質問も出たように思われます。
 庁舎・市民会館の建て替え問題は、新しい段階・局面に入っていると感じます。市民の諦めもあるのかもしれませんが…。

会場での説明より、3つのホールの概要

 最後に市長は、「安全性の確保に関心が高いことが分かった。十分に対応したい」と述べるとともに、建設工事の地元業者への発注について、「地元への経済効果を考えると大事なこと。2施設を3分割して発注との意見があるが、競争性への配慮も必要。悩んでいる」と心情を吐露する場面も。市民会館南側のJR踏切を含む道路整備は「次の世代の話。大変難しい」との認識を示しました。
 建設の是非にかかわる質問がなく、施設の機能に関する質問であったためか、市長は饒舌でした…。

 いろんな疑問について、建設事務局と協議したうえで、パブリックコメントを提出するかどうか考えたいと思います。

2施設の事業費と財源。施設の建設費は134億円。新たな負担は10億円。ただし周辺整備費や駐車場整備費は別途。