安茂里・裾花体育館避難所に8世帯が避難

九州・西日本・東日本を襲う記録的な大雨により、長野市内の土砂災害警戒区域の地域に14日午後2時に「避難指示」が発令、山手に土砂災害警戒区域を背負う安茂里地区では、安茂里支所に隣接する裾花体育館、小市の安茂里体育館に避難所が開設されました。

市内では13ヵ所に指定避難所が開設されています。

裾花体育館には最大で8世帯29人が避難され、不安な一夜を過ごしました。小田切地区と安茂里地区大門・西河原の山沿いの皆さんで、1歳児を抱える2世帯をはじめ、児童を含む家族ぐるみ、車いすの高齢者らが避難されました。

避難所開設から夕刻までに「パーテーション」が届き設営されました。コロナ対策で間隔をとるため、避難住民のキャパシティーには限界があります。

安茂里体育館は避難者ゼロです。

裾花体育館は、15日正午現在、午前中に7世帯が一旦自宅に戻り、1世帯1人が避難を継続しています。

体調がすぐれない住民用のテントも2基設置されました。

15日朝、安茂里版子ども食堂を運営する「あもはぐ」から、ジュースや牛乳、ヨーグルトが届けられました

雨は小康状態になっていますが、犀川の上流、「弘前」地点(更級橋下流)では「氾濫危険水位」に到達していますし、千曲川も避難判断水位付近の水位が続く見込みです。

予断を許さない状況が続きます。土砂災害警報情報が継続中で避難指示は解除されていません。

今後の気象情報、市からの避難情報に十分留意し、安全な場所への避難を継続されるよう呼びかけます。

私は、昨日正午の「高齢者避難」発令以来、自らの安全を確保しつつ、開設された二つの避難所を行き来しながら、避難住民の皆さんの後方支援を続けてきています。

安茂里支所長の各区長を通じた被災情報収集では、今のところ大きな被災は確認されていないようです。とりあえず安堵ですが、九州、西日本、そして県内でも甚大な被害と犠牲者が発生しています。

市内でも、依然として土砂災害の危険が非常に強まっていますから十分に警戒ください。

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