12月議会が閉会…12月議会の論点【その3】

長野市議会9月定例会は18日、市側から提出されたH29年度一般会計補正予算などすべての議案を可決し閉会しました。

再選した加藤市長にとって初めての議会は、市長の公約の実効性を問う質疑・討論が行われましたが、市長の答弁は抽象的な決意の表明にとどまり、具体的な施策の提示までには至らなかったという印象です。

市長が特に力を入れたいとする7つの課題について、3月議会に提案される新年度予算にどれだけ具体的な施策として事業化が盛り込まれるのか、注目です。

最終日におけるポイントを箇条書きで報告。改めて論点整理して報告する予定です。

清泉女学院大学と長野保健医療大学の看護学部新設に8億3,500万円(国交付金の1億円含む)の支援を決定

 議案が付託された総務委員会では、「質疑も討論もなく採択された」とのこと。「それはないでしょう!」と言わざるを得ません。会派内の総務委員に確認したところ、所管事項調査で質問し行政の取り組みを質したとされましたが、議案は議案、使命感と緊張感、責任感をもって議案審査に臨みたいところです。私自身にも問われます。

 看護学部新設に対する支援における課題について、先に提起してきましたが、想定する国交付金の1億円が見込めなくなった場合、どのように対応するのかという点も課題として残ります。

重点地区内での路上喫煙を罰則付で禁止する規定を盛り込んだポイ捨て条例改正案を賛成多数で可決

 所属する福祉環境委員会の付託議案で、私は「マナーの徹底が求められるところだが、路上喫煙・ポイ捨ての現状を見ると、罰則規定はやむを得ない。しかし、罰則が適用される重点地区の指定は慎重であるべき。受動喫煙を考慮した喫煙所の整備など、喫煙環境の整備を図るとともに、パトロール活動を充実し、条例の趣旨を徹底していくことが重要」との意見を述べ、改正案に賛成しました。

「健康寿命の更なる延伸に関する決議」を全会一致で可決

 9月議会での請願採択を受けて、市側が「ながのベジライフ宣言」を市長宣言として発表したことも踏まえ、議会としての取り組みを示す趣旨から福祉環境委員会で原案を協議し、委員会としてまとめ本会議に上程したもの。
 効果のほどを問われるといささか形式的な決議ではあります。

 議会決議にとどまらず、「健康づくり推進条例」の制定や「健康寿命延伸都市宣言」の議決につなげていきたいと考えます。

「国民健康保険の都道府県単位化における意見書」を可決

 国民健康保険事業がH30年4月から県単位に一元化されることになっていますが、長野県が発表した試算結果では、県内の40を超える市町村で保険料が引き上げとなる見込みが示され、不安や懸念が広がっていることを踏まえ、国庫負担割合の引き上げなど、国による実効性ある措置や低所得者層に対する負担軽減策の拡充を求める内容です。

千曲衛生施設組合における公費による議員の飲食問題、議会運営委員会で対応を協議

 長野市、千曲市、坂城町で設置している一部事務組合「千曲衛生施設組合」(し尿の共同処理施設の運営)で組合議会議員の歓送迎会費として7万3千円余の公費が支出されていた問題が小泉一真議員の指摘で明らかに。議員の会費は2000円で不足分を食糧費として公費で賄っていたもので、議員側から見ると公費で飲食費の供与、接待を受けていたことになります。

慢性化していた問題のようです。行政側としても不適切な支出であり、議員側としても政治倫理に照らして不適切な供与となるものです。

8日の議会運営委員会で、議長から、この問題への対応の協議が提案され、議運マターとなっています。

私としては、不適切な供与であるとの認識を統一し、公費負担分を早期に返却するよう提案しています。どこまで遡って対応するかは、公文書の保管期間である5年間を目途にしては如何かと考えます。
いずれにしても、3市町の議会における統一対応も早期に図ることが必要です。