児童生徒の健全育成を進める会

24日午前中、安茂里地区校長会と安茂里地区住民自治協議会の主催による「児童生徒の健全育成を進める会」が安茂里公民館で開かれました。

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発表する裾花小学校の児童の皆さん

今年の登板校は裾花小学校。1年生を迎える会や6年生を送る会などの児童会活動や、マーチングバンド、合唱部の課外活動の様子が発表されました。

講演では、教育委員会-家庭・地域学びの課の指導主事である小池英樹先生から「家庭と地域の教育力」をテーマにした講話をお聴きしました。

私は挨拶で、「重大事態」と判断し第三者委員会の調査が始まることとなった市内小学校のいじめ事案に触れつつ、いじめの未然防止、早期発見、そして迅速で的確な対応が、学校はもとより、地域、家庭の中でも問われているのではないか、人権感覚を研ぎ澄ましながら、子ども達の健やかな育ちを支え合っていきたいと述べさせていただきました。

小池先生の話からポイントを紹介

◆家庭の教育力が低下しているといわれるが、一人親、”孤”(孤独)育て、3世代家族の激減、母親の負担増大、ワークライフバランスの偏りなど、現代は、親の責任で済ませられるほど単純ではない。

◆家庭教育の困難化の時代に合って、また子ども達自身が、地域社会とのつながり、他者とのつながりが希薄な環境にあることを注視し、地域が家庭にかかわることそのものが家庭支援になる。

◆教育の本質は「褒めて伸ばす」ことにある、大人から褒めること、そして大人が本気で叱ることが問われていると強調。

◆家庭や子どもたちの現状は?(配布資料より)
◇ひとり親家庭の割合は7.2%、3世代家庭は6.6%(H25)
◇ひとり親家庭の高校進学率93.9%(全家庭96.6%)、大学進学率は23.9%(全家庭54.7%)
◇子どもの貧困率16.3%、一人親家庭では54.6%
◇児童虐待の急増 H25年=7万件➜H27年=10万件
◇不登校 中学校は1人/35人、小学校は1人/237人
◇ひきこもりの青少年 70万人
◇若者(20~29歳)の自死 2352人(H27年度)、死亡者の5割

◆スマホの利用に関するアンケート結果より(小4~高校生、デジタルアーツ、H29年1月実施)
◇スマートフォンの所有率
 全体80.3%…前年度比9.7%増
 小 60.2%
 中 82.0%
 高 98.5%
◇フィルタリング利用率
 小 51.0%
 中 57.0%
 高 54.1%
◇一日の平均利用時間
 小 1.9時間(男子)
 中 2.4時間(男子)
 高 6.1時間(女子)
◇利用アプリケーション
 ラインが全体で73.9%、高女子では96.0%
 ユーチューブ、全体で58.6%、高男子では80.6%
 ツイッター、 全体で35.8%、高女子では83.5%

『子は親の鏡』(ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス/石井千春 訳)(配布資料より)

けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる

とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる

不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる

「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる

子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる

親が他人を羨(うらや)んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる

叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう

励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる

広い心で接すれば、キレる子にはならない

誉(ほ)めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ

認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる

見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる

分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ

親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る

子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ

和気あいあいとした家庭で育てば、

子どもは、この世はいいところだと思えるようになる

区の役員やPTA、育成会の役員の皆さんだけでなく、子育て奮闘中の世代の多くの皆さんに聴いていただきたい内容でした。