袴田事件の再審決定

 1966年に静岡県で起きた「袴田事件」の第2次再審請求審で、静岡地裁は裁判のやり直しを認める決定を出しました。
 静岡地裁は、確定判決で犯行時の着衣とされた「5点の衣類」について「捜査機関が捏造した疑いがある」と断じるとともに、袴田巌さんについて、「極めて長期間、死刑の恐怖のもとで身柄を拘束され続けてきた。これ以上の拘置の続行は耐え難いほど正義に反する」と刑の執行停止と釈放を認めました。

 静岡地裁の決定に拍手を送る一方で、釈放された袴田巌さんの姿を見ると悔しい想いが募ります。
 袴田さんはは既に認知症とのこと、失われた48年は戻ってはきません。
 検察は即時抗告をせず、再審の速やかな開始に応じるべきです。

 次は「狭山事件」です。
 東京高裁に第3次再審請求が提出されてから8年を迎えようとしています。現在、東京高裁、東京高検、そして弁護団の三者協議が行われ、検察側は裁判所の証拠開示勧告を受けて、証拠の一部を開示しています。弁護団側では新しい証拠も提出しており、東京高裁の再審決定を勝ち取りたいと願います。
 狭山事件を考える住民の会の代表を務める私としては、「次は狭山事件だ!東京高裁・東京地検は冤罪を晴らせ」と強く訴えるところです。