自公政権の復活

 自公政権の復活を選択した第46回総選挙…。政権交代への期待がことごとく裏切られた結果とはいえ、勝たせ過ぎでしょう。自民党294議席、公明党31議席、そして維新の会54議席という数字に、これからの日本の将来、「この国の形」を思うと暗澹たる気持ちです。
 
 それにしても、社民党は惨敗です。小選挙区では沖縄の照屋寛徳氏の1議席、比例では九州ブロックの1議席にとどまり、北信越ブロックはもとより、他のブロックでは議席に及びませんでした。県内での社民党票も09年に比べ約半減、ブロック全体でも半減近い極めて厳しい結果です。

 最終盤の2日間、長野市内を社民党の選挙カーで「比例は社民党」を訴えました。手応えは、それなりにあったと思うのですが、投票所までが遠かったのでしょうか。
自公政権、絶対安定多数の325議席を得た自公政権のもとで、「脱原発」は遠くなってしまいます。それどころか、「憲法改正」に向けた動きが顕著になることは明らかです。
自己責任論に裏打ちされる社会保障ビジョン、そして消費税は10%にとどまらず、15%、20%へ、日本崩壊、生活崩壊を招く自公政権の復活を悔やむ時が必ずや到来するでしょう。そんなに遠くないかもしれません。

 来年夏には参議院議員選挙です。この総選挙での比例票は全国で140万票、参院選に照らすと比例1議席に止まる可能性がゼロではありません。
しかし、総選挙の結果によって生まれる政治状況、社会状況に危機感を持つ人々がたくさんいることを信じたい。問題は、そうした危機感を抱く有権者の受け皿足りえる「老舗・社民党」の地力を発揮できるか否か、です。

 脱原発、護憲・活憲、生活再建へ。心機一転、来夏の参院選に向けて再出発したいと思います。
 社民党を支持いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。

 多分、今後、野党となった政党間での離合集散、政党再編が進むでしょう。社民党には余り選択肢があるようには思えませんが、「自公+維新の会政権」と対立軸を鮮明にして、「社民党をお忘れなく、期待に応えられるよう出直します」と宣言したい気分です。とはいえ、社民党自身の改革、基礎体力の建て直しが不可欠ですが…。

 最後に選挙制度について。
 「一票の格差」が是正されないまま実施された今総選挙が、「違憲」であるとの論評もありますが、この選挙で改めて現行小選挙区制の問題点が浮き彫りになったことも事実です。「一票の格差」や大量の「死票」、得票率と議席率の「乖離」をなくして、多様な民意が反映される公平な選挙制度への抜本改革が急務でしょう。