災害発生から1週間…継続して避難所となっている「自主避難所」=豊野北公民館の課題

20日7時現在で678人が避難所に

災害発生から1週間…現在の避難所体制は、北部スポーツレクリェーションパークや豊野西小学校などの指定避難所8か所、古里総合市民センターや篠ノ井総合市民センターなど一時避難所から継続している自主避難所5か所が運営され、市発表によれば20日(日)7:00段階で678人が避難されています。

浮かび上がる避難所支援の「隙間」

避難所運営支援で「隙間」「盲点」になっている避難所の問題を指摘します。18日段階で支援の隙間解消に向け、市に問題提起しつないではいます。

豊野地区の豊野北公民館です。今日現在、3歳児1人を含む19人が避難されています。

豊野西部児童センターも自主避難所ですが、西小学校内に併設されているため西小学校の運営支援ボランティアの支援を受けられています。

豊野北公民館は、合併前は豊野町の豊野事務所という位置づけで公的な役割を担っていたそうですが、合併後は区が管理する地域公民館に移行しているようです。

既に食料・水、下着などの着替えなど緊急に必要な物資は最低限届いています。段ボールベッドも活用され、私の訪問中に畳20枚(段ボールベッドの上に敷く)が届きました。非常用トイレも施設内に設置されています。

大きな問題は、総合市民センターなどは支所が併設されているので支所職員の支援を受けることができますが、豊野北公民館では12日から1週間、地元・豊野区の区長さんをはじめとする役員の皆さんが避難所運営にあたり、既に極限を超えていることです。区長さんとお話しすると「取り残され感」が強くあることを感じます。

私がいる間にも、「水か出なくなった」「ポランティアはいつ入る」といった区民の皆さんからの連絡が区長の携帯に絶えず入り、飽和状態となっています。急遽、2階まで浸水した南町地区に追加で災害ボランティア40人(バス1台)が入ることになり、現地に飛び出すことに。私も同行しました。

18日の夕刻、鎌倉市議を通じ、区長からの要請を受け、19日午前中に施設を訪問しました。

【下の写真は、区長に同行した豊野区南町】

2階まで浸水した地域です。災害ボランティアが入り、片付け作業が進められていました。

現地で知人から声をかけられました。実家の片付けに来ている折で「2階にいても膝までの浸水だった。もう住めない」との悲痛な声が…。

職員配置による人的支援を早急に

避難所・豊野北公民館の喫緊の要望事項は

➀市または県による支援の人的配置

➁避難住民へのサポートに関する事前の情報提供・情報共有

➂食事・弁当など豊野西小学校に取りに行く段取りを見直し、北公民館に直に配布提供される体制への早期移行

昨日18日の夜の段階で、危機管理防災監につなぎ、「市職員の配置、それが無理であれば県職員・避難所運営ボランティアの配置」を提案・要望して来ています。

避難所運営を担当する教育委員会・総務課と直にやり取りし、実情把握がしっかりとできていなかったことを踏まえ、指摘された問題点を共有しつつ体制作りを進めているとし、上記3点について、

➀21日(月)21:00から奈良市の危機管理防災課の職員支援が始められる

➁環境衛生・健康管理・住宅等の聞き取りを始めており、北公民館について特段の配慮を持って対応する

➂西小学校に配置されている職員等と連携し、対応を至急検討する

との回答を得ました。

*公民館での長期避難は衛生管理・健康管理の面から困難と判断し、公的住宅の確保までの間、長野運動公園等への移動も、避難住民の声を受け止めながら進める必要があるとしています。

避難所の移動は当事者にとってはとても精神的にも身体的にも負担を強いることになりますが、指定避難所への集約は避けて通れないと考えます。

明日21日から市職員を配置…奈良市の支援に引き継ぐ

とはいえ、人的配置までにまだ24時間以上あります。比較的充足していると思われる西小学校の市職員の異動配置、明日・日中の県の避難所運営ボランティアの配置を強く提案したところ、明日21日・日中からは市職員を配置することになりました。地元区役員の皆さんの負担を軽減し、避難所運営が軌道に乗ることを願います。

現在、市では、避難住民に対し、公的住宅への引っ越しなどニーズ調査・聞き取りし、順次対応を図っていきたいとしています。

避難所運営、避難支援に「隙間」あるいは「盲点」が生じないよう、教訓として生かすために書き残すものです。

避難住民の片付け作業に必要な衣類・物資の提供を

住宅の片付け、健康管理・心的ケア―、災害ごみの処理、生活再建への道筋など課題が山積しています。

災害ボランティアの受け入れが北部地域でも始まり、多くの善意により復旧が進められています。

その中で浮かび上がっている課題が、避難所の皆さん自身の自宅片付け作業に必要なカッパやゴム手袋、着替えなどの恒常的な支給配布体制です。

既に支援物資の拠点は設置されていますが、必要な物資の調達、各避難所への配布体制あるいは拠点での直接支給など、至急の検討課題となっています。すでに16日段階で市につないでいますが、さらに求めていきたいと考えます。

一つ一つ、迅速かつ的確に取り組みが進むことを願って。