避難所を訪問調査…要望を市につなぐ

長野市の台風19号被害に関する情報提供(17:00発表)によると、14日10:00現在で、指定避難所11か所に951人、自主避難所4か所に55人、計1,006人が避難所に身を寄せています。

避難住民はピーク時で5,000人を超えていましたが、自宅に帰ることができる方、親戚等に身を寄せる方がおり、約1,000人になっているようです。

また、14日9:00現在で、消防や自衛隊により461人が救出されているとのことです。

泥に埋まる被災家屋の情況の報道に接するにつけ、愕然とし言葉を失います。

災害復旧、生活再建に向け、絶望状態から希望を見いだせる支援の道を指し示したいものです。

市内北部の避難所2か所を訪問調査

こうした中、14日、避難所になっている若槻・上野地区の「昭和の森公園フィットネスセンター」三才地区の「北部スポーツ・レクリェーションパーク」を池田清県議と一緒に訪問・調査し、避難住民の皆さんの切羽詰まった要望をお聴きし、市議会の災害対策連絡本部を通じて、災害対策本部(危機管理防災課)につなぎ、対応が早急に進むよう取り組んでいます。

県の災害対策本部にもつないでいます。

豊野地区の豊野西小学校はキャパを超える避難者で、喫緊に対応が求められているようです。

昭和の森公園フィットネスセンター

最大時で184人が避難、訪問した14日午前11時段階では74人の避難。

県からの支援員も入っています。

穂保・赤沼地区や豊野からの避難者が多いようです。

体育館の床上にブルーシートと毛布を引き、かけ毛布で暖を取っている状況で、間仕切り等は一部にあり。

マットが敷いてある2階部分を利用している世帯もあり。

北部スポーツ・レクリェーションパーク

最大時で550人超の方が避難。14日12:30段階で160人。

三才地区の住民自治協議会の皆さんが避難所運営支援を底支えしています。14日に予定し中止となった「ウエルカム三才児まつり」のイベントの準備に携わる皆さんの応援もあり、地区一帯となった避難所運営になっていることを痛感。

人工芝の上にブルーシートと毛布という状況は「昭和の森」と同様。

業者からシュラフ60個やテントマットなどの支援物資が届いており、防寒のための物資はある程度確保できる状況。

私が訪問した折には、イベント出演予定だった地元の皆さんの管楽器の演奏会も。演奏に合わせ子どもたちが体を動かす場面も。ありがたい支援です。

また、地元のNPO法人「ホットラインながの」の方がテレビを2台設置し、情報提供を支援。アンテナは屋根につけるアンテナではなく、地上に設置できる受信機を持ち込み対応。

情報提供を求める声は強く、こうした方法で電波受信してテレビ放映が可能となりますから、ぜひ対応を進めてもらいたいものです。

避難住民の皆さんの声

お聴きした声をダイジェストで報告。

「一晩の避難で帰れると思って着の身着のままで避難してきた。自宅の様子も見に行けない。下着や衣服の調達ができない」

「情報がない。新聞は見ることができるが、リアルタイムの情報が欲しい。テレビなどの設置を」

「国道19号のヤマトのセンターに一時避難し、救急車で避難所に移動。車がヤマトに置きっぱなしで移動手段がなく、買い物にも行けない」

「毛布だけでは寒い。ストーブなど暖房器具の設置を」

「食事は弁当が配布されているが、温かい飲み物があれば」

「乳児の紙おむつやミルクの提供があれば」

「自宅の様子がわからないことが一番の不安。これからどうしたらいいのか…」

などなど。

喫緊の課題と対策を長野市災害対策本部につなぐ

2施設に共通しているのは、防寒対策と情報提供態勢です。

避難の長期化が想定される中、喫緊の課題対応を次にまとめ、市議会災害対策連絡本部を通じて市に要請しました。

各避難所では、市の職員を中心に不眠不休で対応にあたってもらっています。市の災害対策本部においても、最優先事項を見極めながら、要検討課題に挙がっているものの思いますが、早急な対応を願うものです。

1.防寒対策

①毛布だけでは防寒に不足。ストーブの設置

②温かい飲み物の提供(昭和の森)。北部レクでは、日赤奉仕団の支援でお茶等の提供あり。

③避難所の移動も検討が必要か。

2.避難者への情報提供

①テレビ等の設置

*新聞の提供のみ。北部レクでは、地元のNPO法人・ホットラインながのにより2台のテレビが設置された(14日正午現在)

*北部レクでは昨日の新聞のみ。今日付の新聞は回し読み状況。

3.乳児等への対応及び感染症対策、健康診断体制

①昭和の森センターで。オムツやミルク等の備品を求める声あり。北部レクでは、既にボランティア支援により届いている。

➁保健師の派遣による高齢者や乳幼児に対する健康確認、心のケア―の実施

4.避難所への畳等の提供および間仕切り等によるプライバシーの確保

➀災害時支援協定に基づく、畳商組合からの畳の提供を。またはマットの提供配布。

➁間仕切りの設置

5.支援物資の一元的管理と計画的配布

2か所の避難所の現状しか把握できていないが、支援物資の到達状況、地元の区の受け入れ支援課体制など、避難所に大きな格差が生まれてきている。

例えば、北部レクには、民間事業者からのシュラフ60の提供をはじめ、テレビの開設、工専生徒の支援などがあり、充足の程度は定かではないが、乳児への対応をはじめ必要な物資・備品がある程度そろっている状況にある。

今後、ボランティア支援の受け入れが検討課題となるが、その前に、支援物資について統一的な窓口の開設が早急に必要ではないか。その上で、避難所ごとにニーズを把握し、迅速に提供される必要がある。

当面、早急に各避難所における必要な物資について把握し、避難所間での融通も含めて必要な対策を講じる必要がある。

6.人命救助と安全確保の全体状況、避難所における避難住民の全体状況について、情報提供を願いたい。

7.被災状況・生活再建に関する避難住民に対する情報提供

「被災地の浸水状況や復旧状況、帰宅できる見通し、公営住宅の利用・仮設住宅の提供の可否及び見通し」など、住宅の状況、生活再建の今後の見通しなどの情報提供が必要な段階ではないか。個々の情報提供は限界があるため、避難所への統一的な掲示板案内方式を含め対応する必要があるのではないか。

8.クリーンピア長野の稼働停止と仮設トイレ

 ①仮設トイレの設置場所(昭和の森は外で歩く必要)、洋式トイレへの改善。