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市農業研修センター…「新たな担い手育成コース」受講生の皆さんと意見交換

公開日: 長野市政/市議会

26日の土曜日、市議会経済文教委員会で4月に開設された長野市農業研修センター(松代)を視察、受講生の皆さんと意見交換会を実施しました。

農業研修センターは、農業に携わりたいという市民や企業のサポートを行い、農業の新たな担い手育成のために開設された施設で、定年帰農者及び農業に関心のある市民向けコースに「新たな担い手育成コース」「野菜づくりコース(初級・中級)」、そして「企業育成コース」を設けています。

企業育成コースは募集定員3法人に対し2法人ですが、市民向けコースは定員を上回る応募があり全員を受け入れています。

収穫物は、農協に出すほか、近隣の松代荘や松代ロイヤルホテルの食材として納品しているそうです。

まずは、所長と農業政策課長からセンターの現状について報告を受けた上で、受講生の研修状況等を見させていただき、「新たな担い手育成コース」の受講生の皆さん14人と「受講しての感想や今後の農業とのかかわり方」について意見交換を行いました。

所長から、今日の受講研修内容を聴く

所長から、今日の受講研修内容を聴く

「新たな担い手育成コース」は、野菜栽培の就農を希望する方や就農して間もない方を対象とした、講座と実習を組み合わせた「農業の基礎を学ぶ」研修コースで、毎週土曜日が受講日となっています。
受講生の皆さんは実家が専業や兼業の農家である場合が多く(既に農地を所有または借り受けている方が多い)、脱サラあるいは定年後を見据え、野菜作りを基礎から学び直したいとの意欲をもって参加されている方が多いようです。

受講生の皆さんの実践より

受講生の皆さんの実践より

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受講生の皆さんからは、指導員の皆さんの丁寧でかつ実践的な研修指導にとても満足されている声が相次ぎ、研修内容に対する満足度が非常に高いことが伺えました。

今後の農業との関わり方では、皆さんが「できれば農業を生業としたい」との意欲をもっておられ、そのためにも「特色ある作付け野菜の発掘」や「収益を上げられるような販路の確保と拡大」を学びたいとする意見が相次ぎました。

「収穫の喜び」を「売れる喜び」に高めていきたいということでしょう。

また、市街地における野生鳥獣被害対策の充実を求める意見も出されました。

受講生の皆さんとの意見交換会

受講生の皆さんとの意見交換会(議会事務局提供)

収穫されたトマトをごちそうになりました。ブドウは近隣のブドウ栽培農家から。

収穫されたトマトをごちそうになりました。ブドウは近隣のブドウ栽培農家から。

中には、「農業が夫婦の“かすがい”になっている」との声も。
子どもが巣立ち夫婦間の会話がなくなっている中、野菜の栽培・収穫を通して夫婦の会話が復活したというほのぼのとするお話も聴かせていただきました。

センターでは、受講生アンケート調査の結果なども踏まえ、「販路の確保・拡大等について特別講座の開設を検討したい」としています。

野菜栽培の実践研修から、売れる野菜戦略の研修も問われてきているということでしょう。

また、小型農機具のレンタルを求める意見もあります。農業公社や農協とも連携し、農業研修センターにおける農機具レンタルの仕組み作りも課題と思われます。

さらに、担い手育成コースを修了した後のフォローアップ体制も課題です。センターでは、終了後も気軽に相談できる体制は用意しているとします。それはそれで大事なことなのですが、例えば、土曜日の担い手育成コースを修了し、スキルアップのため「野菜作り中級コース」(1名あたり約180㎡の畑を使う実践的研修コース)を新たに選択したくても、中級コースは水曜日が受講日のため、サラリーマンの場合は難しいということになります。

受講生の皆さんの今後の意見を踏まえ、研修コースの在り方の再検討も必要になってくるのではないか、いずれにしても就農への意欲に応えられるフォローアップ体制の検討は重要な課題であると感じます。

とはいえ、初年度、始まったばかりの事業であり、順調に軌道に乗っていることを確認できる視察と意見交換になりました。

企業育成コースでは、蕎麦の栽培を手掛けているとのことです

企業育成コースでは、蕎麦の栽培を手掛けているとのことです

農作業の後、時間を割いていただいた受講生の皆さんに心から感謝申し上げます。

寄せていただいた貴重な意見を大切にし、今後の議会の取り組みに活かしていきたいと考えます。

また、センターでは、市立長野中学校1年生の“翼プロジェクト”による「探求学習」の一環で、農業体験学習の受け入れも行われています。

7月25日の信濃毎日新聞の報道より

7月25日の信濃毎日新聞の報道より

全ての中学校の「農業体験学習」をセンターで受け入れるには、キャパを含めて受け入れ態勢づくりはなかなか難しいだろうと思いますが、センターを通じ、小中高の児童・生徒の農業への関心づくりが進むことにも期待したいと思います。

終了後、収穫されたジャガイモやナス、カボチャを買い求めてきました。センター内で一袋100円で販売されています。

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