71回目の憲法記念日

大型連休が終わり「日常」に回帰?です。
憲法記念日の取り組みをはじめ、フライベートを交えて、大型連休後半の出来事を数回に分けて掲載します。


5月3日、71回目の憲法記念日
午前11時半から県護憲連合の中央行動として、中心市街地もんぜんぷら座前で「9条改憲ストップ」「安倍内閣は退陣を」のスタンディング。

9条改憲をしないことを求める3000万人署名にも取り組みました。

善光寺表参道・中央通りが、獅子舞フェスティバルや善光寺花回廊で多くの市民や観光客で賑わう中、足を止めて署名に応じていただける皆さんが結構いらっしゃいました。

朝日新聞の世論調査では、安倍政権の下での憲法改正に「反対」が58%、「賛成」の30%を大きく上回りました。
また、安倍首相が打ち出した9条1項・2項を残したまま、9条の2に自衛隊を明記する改正案には「反対」が53%で「「賛成」の39%を上回りました。

市民の皆さんの良識・良心をもっともっと広げ、安倍政権に改憲発議をさせないことが大事です。

尤も、安倍政権には早期に退陣いただくことが最優先課題ですがね…。

午後1時半からは、県労働会館で成澤孝人・信州大学教授(憲法学)を講師に「市民の憲法講座」

個人会員で構成される「信州護憲ネット」の主催です。

「安倍改憲の問題点と私たちの課題」と題する講演で、「9条への自衛隊明記」「緊急事態条項の創設」「教育の充実」「参議院の合区解消」4項目の安倍改憲の問題点をそれぞれ解明、特に「自衛隊の明記」については、「『必要な自衛の措置』とは集団的自衛権が含まれるもので新安保法制を合憲化しようとするもの。安全のための必要な自衛の措置を認めてしまえば、戦力不保持の規定が無効化されてしまう」と指摘しました。

また、安倍首相の「積極的平和主義」は、「パワーバランス、抑止力による平和に過ぎず、軍事力による平和は平和主義とは言えない。戦って国を守るのではなく、戦わず友好的な国際環境を創造し安全を守る方が現実的」と強調。「護憲的改憲論」(=憲法に集団的自衛権の行使は違憲であることを明文化する主張)については、「自衛隊違憲論を封じ、戦って国を守るということを正式に認めるという点で安倍改憲と同じ。こうした主張が大勢であれば、新安保法制はとっくに廃止されているはず」と批判しつつも、安倍改憲を止めるためには連携が必要であると指摘しました。

「メディアの世論調査では、有権者は健全な反応を示している」とし「有権者の良識を信じ、安倍改憲のインチキさを粘り強く訴え、野党協力によって改憲発議をさせないことが大事」と訴えました。

➡憲法記念日に配布した護憲連合のチラシです。

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