建設中の庁舎・芸術館…免震「不適合」の禍

14日の朝刊で「免震性不適合、長野県で1棟…まさか!市役所新庁舎では?」と案じていたところ、その「まさか」が的中?!

新幹線延伸の開業ニュースが吹っ飛ぶ出来事です。

本年11月の完成に向けて建設中の長野市役所・芸術館の免震装置が「不適合」であることが判明しました。
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国土交通省の発表で、東洋ゴム工業(株)が製造した免震装置のゴム材料が構造安全性能基準に「不適合」であることが発覚、全国で18都道府県、55棟が該当するようです。

市役所第一庁舎及び芸術館に設置済みの免震装置90基の内、83基が不適合とのことです。

【国土交通省のプレスリリースより】
 150313「東洋ゴム工業(株)が製造した免震材料の大臣認定不適合等について」
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【東洋ゴム工業(株)のブレスリリースより】
 「当社が製造した建築用免震積層ゴムの国土交通大臣認定不適合等について」

今日の信濃毎日新聞(9版)では1面トップの記事です。

昨晩、市役所の建設事務局長から第一報があり、FAXが流れました。
建設事務局では明日16日に開かれる市議会総務委員会で、「現状を報告し、今後の対応方針等について説明したい」とのことでした。

FAXでは、東洋ゴム工業(株)から情報収集している段階で、今後、国土交通省に確認を取りながら、設計者及び施工者を交えて検討する。施工中の工事は、今のところ行程通りに進める予定」としています。

明日の総務委員会で、どこまで具体的なものになるかは不明ですが、注目です。

一義的には、東洋ゴム工業(株)の国交省への不正申請、その背景にある「安全よりも利益」の思考回路・体質、まさに企業の社会的責任が根本から問われる問題です。

安全性の絶対確保のために大規模な改修が必要となれば、11月完成の工期にさらに遅延の影響が出ることも考えられます。

まずは、施設の絶対安全性の確保を最優先するとともに、併せて損害賠償請求の準備が問われます。