長野市議会のコロナ禍対応…

阿部守一県知事は、新型コロナ感染症で多くの県民、事業者が大きな影響を受けている中、痛みを少しでも共有していくためとして、6月支給の期末手当(ボーナス)を30%減額する考えを示し、6月県会に関連条例改定案を提出するとしています。

県議会側の対応が注目されるところですが、今のところ表立った動きになっていないようです。

県内市町村でも首長が給料減額を打ち出し、議会側も報酬を減額する動きが始まっています。

議員として、市民の皆さんと痛みを共有し、コロナ禍に立ち向かう姿勢をともに示していくことは大切なことであり、当然のことでしょう。

議員報酬の減額等、会派代表者会議の協議を提案

改革ネットで協議し、議会初日の4日、松木代表から小泉議長に、会派代表者会議を開き、コロナ禍への対応として報酬の減額等、市議会しての対応を協議するよう口頭申し入れを行いました。理事者側の意向も確認しながらとなりますが、6月定例会中に対応方がまとまることを期待しているところです。

減額の率、減額期間等については、市議会の総意となることから、現段階では私見を避けたいと思いますが、報酬の減額(期末手当を含め)が市民の皆さんにも市議会の意思が理解されやすいのではないかと思います。

実は、2日段階の県知事の表明を受け、6月市議会定例会初日、4日の市長議案説明で、市長から給料減額等の対応について何らかの言及があるのではと思っていましたが、一切触れられませんでした。

私自身、この間、非公式に議長等に「痛みを分かち合う手立て」について打診してきていますが、報酬本体の減額とするか、政務活動費の減額(例えば月を限っての不交付措置)とするか、議員それぞれの考えがあり、また、長野市と同規模の中核市の取り組み状況なども踏まえて対応方を検討することになりそうです。

市民の皆さんに理解、納得いただける市議会としての意思が早期に形になるよう、さらに努力したいと考えます。

長野市議会の議会運営上のコロナ対策

ところで、8日付の信濃毎日新聞は、新型コロナ対応で、県内77市町村議会の7割に当たる54議会が6月定例会で一般質問や本会議の運営方法を変更していることを報じました。

【出典】6月8日信濃毎日新聞朝刊より

感染リスクの低減と議会機能をどう両立させるかが課題となっています。

市議会としての監視機能を発揮するためには、議案をしっかり審査し政策・施策提案を行うとともに議員の調査・質問権の行使が保障されなければなりません。と同時に、市民に対する議会の公開原則を確立することも重要です。

信毎の報道では、「新型コロナ対応は今後も避けて通れず、住民目線に立った議論の重要性が高まっている。民間ではこの間、テレワークやオンライン会議の活用も進んでおり、議会側もこの機に、議会の活性化と住民の目が行き届きやすい運営について、改めて問い直す必要がありそうだ」と指摘しました。

長野市議会の状況を報告します。会派代表者会議の協議を経て議会運営委員会で決定した事項です。

ポイントとしては、一般質問は時間短縮等を行わず通常通りとし、理事者側は答弁予定理事者の出席に限定すること、委員会審査はできる限り広く換気の利く部屋を利用し、間隔をあけて対応すること、傍聴者には氏名・連絡先を記帳してもらい、傍聴席で一人置きの間隔を取って着座してもらうことなどです。詳細は次の通り。

因みに、台風19号災害対応の最中となった昨年12月定例会では、一般質問の時間を会派一律30分、無所属議員各5分に短縮・制限してきた経過はあります。3月定例会は通常通りとしました。

★一般質問は時間短縮せず通常通り

*6月定例会は個人質問のみ。一人当たり7分23秒の質問時間をもとに会派ごとに割り当て、会派内で調整。20議員が個人質問を行うことに。

*なお、災害対応の最中となった昨年12月定例会では、会派は一律30分、無所属議員5分の質問時間に短縮し、一問一答方式ではなく、一括質問・一括答弁方式を採用。

★本会議への出席理事者は答弁予定者のみに

*理事者の密接を避けるため、一般質問及び議案質疑における議場への出席は答弁予定理事者のみとし、それ以外の理事者は控室及びロビーで待機することとする。

*議場に出席していない理事者への答弁を求められた場合、当該理事者は速やかに議場へ入場し、答弁するものとする。また、再質問も考えられるため、答弁終了後は議場の自席へ着席し、質問者の質問が終了するまで自席に留まることとする。

*一般質問では、質問者ごとに答弁予定理事者が入れ替わることとする。

★委員会への出席理事者はできる限り絞り込む

*理事者の密接を避けるため、できるだけ出席理事者を絞るよう、理事者側に求める。

*なお、委員会審査は広い部屋(2つの委員会室を統合)または喚起の利く部屋で行う。

★本会議における発言はすべて演壇又は質問席で

*自席での発言は原則行わないこととする。議案質疑は質問席から行い、議案質疑に対する理事者の答弁は演壇で行う。(従来は自席で質問、自席で答弁)

*委員長報告に対する質疑及び委員長報告に対する質疑への委員長答弁は登壇して行う。

★マスクの着用、発言時も

*5月臨時会同様、本会議及び委員会において、議員、理事者、傍聴者及び報道等全ての出席者にマスクの着用をお願いする。

*飛沫の付着を防ぐため、登壇時を含め、マスク着用での発言とする。

★傍聴は氏名等記入の上、一人置きに

*傍聴受付カードの氏名、体調チェック欄等の記入、間隔を空けてお座りいただくことを引き続きお願いする。(従来は氏名等の記帳無し)

★その他

*議場等入口にアルコール消毒液を設置する。

*5月臨時会同様、演壇の水差しは置かないこととする。質問者はペットボトルの持ち込みを可とする。