安茂里の街区公園整備…地域の高校生も設計に参加

 12日夜、差出南区民センターで、旧食肉センター跡地に整備する街区公園の計画小員会が開かれ参加しました。10回目を数えます。

昨年度から造成工事が始まった公園整備、スピード感を持った整備が求められます。


 裾花川・あやとり橋の西に位置する旧食肉センター跡地は当初、第4給食センターとして整備される方針でしたが、H19年の元気なまちづくり市民会議で区長会として公園整備を提案、さらに区長会としての市長陳情等を経て、市側の方針転換を勝ち取り、H20年9月に公園整備方針が決定したものです。

 もともと安茂里地区では差出西区の地域内に安茂里地区の都市計画公園が予定されていましたが、既に住宅地となっており、用地買収等の目途が立たないことから、この都市計画公園整備を事実上転換し、差出南地区での街区公園整備となったものです。面積は4500㎡で、決して大きな公園ではありませんが、差出南地区に限らず「安茂里の公園」として整備促進が求められてきました。

 地元では、公園の機能等について近隣の2500世帯を対象に住民アンケートを実施、市側との協議を経てH23年度から造成工事に着手されました。

 また、長野工業高校の土木科の生徒も設計案作りに参加するなど、画期的な試みも行われてきています。

公園整備の設計案。工業高校の生徒たちのアイデアも盛り込まれています。


 足かけ4年近く経過します。H24年度は園路や多目的広場の整備、外周フェンスの工事が進みますが、問題は工事期間です。事業費は約3500万円、当初はH22年度からH24年度の3か年計画でスタートしたものの、「緊急性が低い」との理由から、予算が削られ、毎年工事が繰り延べされて今日に至っています。

 12日の委員会には、市側からH29年完成の工事計画が示され、一同ビックリ…。安全確保の上で部分的な供用は可能とされるものの、時間がかかり過ぎです。
 私からは、多目的広場や遊具広場、植栽の整備を急ぎ、水飲み場や散水栓を整備の上で、H26年春には暫定オープンできるよう強く求め、この方向で努力するとの方針が示されました。

 この日はシンボルツリーに「ユリノキ」を採用することを決定、今年の秋には植樹祭を計画。合わせて「公園名」の公募も行うことに。今後、工業高校の建築科の生徒による四阿の設計、土木科の公園整備への参加などを予定しています。

 この公園には防災倉庫も配置することになります。地域をあげての「手作り公園」、安心と憩いの場となるよう、一日も早い完成に向け力を尽くしたいと思います。

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