久々のブログ更新。5月大型連休の出来事をアップします。
5月1日、雲一つない五月晴れのもと、連合長野系の第96回長野県中央メーデーが市内東口公園で開かれました。
68組合の約2千人(主催者発表)が参加、賃上げが当たり前の社会をめざし、物価高騰を上回る実質賃金の引上げ、労働環境の改善、さらに7月の参院選勝利を確認し合いました。
今年のメーデーは「戦後80年、核兵器廃絶と世界の恒久平和実現!」を特別スローガンに掲げ、特別講話を企画。旧満州で500人以上が集団自決した下高井地域の“高社郷開拓団”の元団員、滝澤博義さん(91歳)が「戦争と満州開拓」と題し講演し、平和の尊さを訴えました。
立憲民主党、国民民主党の代表らとともに社民党も来賓に招かれ、県連合副代表として私が参加し、連帯のエールを送りました。
働く仲間の皆さん!
第96回長野県中央メーデーの開催を心からお祝いし、連帯のエールを送ります。
さて、今、皆さんは幸せを実感できていますか?今、我慢していることはありませんか?
昨年の総選挙で石破自公政権を少数与党に追い込むことができました。”熟議の国会”に代わりつつあるものの、私たちの暮らしは変わっていますか。
今年の春闘は、賃上げ率が2年連続で5%を超える成果をあげました。しかしながら、都市部を中心とする大企業と地方の中小企業の格差が広がり、しかも賃上げが物価高騰に追い付かず、私たちの生活は一向に良くなっていません。600兆円を超える内部留保金をため込む大企業の富は私たち労働者の労働があるからこそでしょう。社会的富を再分配する仕組みを作り、労働者の生活の底支えを図ることが喫緊の課題です。
3点、強調したいと思います。
一つは、物価高騰が止まらず、エンゲル係数が3割近くに達していることです。社民党は 物価高対策として食料品の消費税ゼロの実現に取り組みます。食料品非課税には4兆8千億円の財源が必要となります。例えば、内部留保金600兆円に0.8%課税することで財源を作ることができます。さらに皆さんが安心して老後の生活を送れるよう最低保障年金の実現も大きな課題です。
二つ目は、労働者のおよそ4割を占める非正規労働者の賃上げです。今年の春闘でも一部には正規労働者と変わらぬ賃上げができた職場もあります。しかしながら、依然として正規労働者との大きな賃金格差が続いています。私たちは非正規雇用の拡大に歯止めをかけ、同一労働同一賃金の実現を求めます。さらに、安定した生活を確保できるように、最低賃金全国一律1,500円への早期の引き上げをめざしましょう。
三つ目は、ジェンダー平等の実現です。働く女性の5割以上が非正規労働です。男女の賃金格差の是正が急務です。そして選択的夫婦別姓を実現することです。名前を選ぶ自由は生き方を選ぶ自由です。
軍事費に巨額の税金をつぎ込み社会保障や暮らしのための予算を削減する政治から、いのちとくらしを大切にする政治へと転換させましょう!
7月の参院選は大きなチャンスです。選挙区では野党が力を合わせ羽田次郎さんの再選を勝ち取りましょう。
戦後80年の節目の年、今、ウクライナで、パレスチナ・ガザ地区で、そしてミャンマーでやむことのない戦禍に戦争の悲惨なリアルを共有し、さらに沖縄で進む軍事要塞化に思いをはせ、一緒に核抑止論や軍事力抑止論、そして軍事増税に異議ありの声をあげましょう。武力で平和はつくれません。戦争のない恒久平和を実現しましょう。
結びに、働くものの希望が実現する社会を築くためには、労働者の団結と連帯の力がなにより重要です。ともに頑張りましょう。