市民と議会の意見交換会開く【第一報】

23日、長野市議会主催の「市民と議会の意見交換会」を市役所第2庁舎講堂で開きました。

日曜日の午前中、しかも雨の中、49人の市民の皆さんに足を運んでいただき、4つのテーマに分かれた分科会では、それぞれ貴重な意見をいただきました。
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冒頭の全体会では、従来の議会報告会から「意見交換会」に切り替えた趣旨を報告し、4つの特別委員会委員長から意見交換のテーマをプレゼンテーション。4つの分科会に分かれて意見交換を行いました。
清泉の学生の皆さんにも参加いただきました。若い皆さんの参加は大歓迎です。

特別委員長がそれそれテーマの説明を行う。写真は松木・総合計画等調査研究特別委員長。

特別委員長がそれそれテーマの説明を行う。写真は松木・総合計画等調査研究特別委員長。

私が所属する「まちづくり対策特別委員会」のテーマは「中心市街地と中山間地域のまちづくり」
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14人の皆さんに参加いただき、延べで16人の皆さんから意見をいただきました(要旨の文責は布目です)。

◆「東口の土地区画整理事業。当初のまちづくり構想では緑があふれ小川が流れる生活環境が打ち出されていだか、必ずしもそうなっていない。拡幅の広い道路を横断するのは大変、マンションや駐車場が増え、本当に住みやすいまちになっているのか、まちづくりを検証してもらいたい。また、歩道に自転車道が整備されたが、地区を超えると自転車道がない。住む人の生活スタイル(移動空間を含め)に合わせたまちづくりを地域を超えて考えてほしい」(栗田・Iさん)

◆「中央通りに駐輪場の整備を。駅前から善光寺の区間でもんぜんぷら座の存在は要だと思う。ハブ的な役割を担えるような施設にしてもらいたい」(長沼・Nさん)

◆「中心市街地の賑わいに善光寺観光は欠かせないが、善光寺裏に駐車して参拝するのはおかしい。中央通りに駐車場を整備し表から参拝できるようにすべき。東参道の活性化も議会で取り組んでもらいたい」(三輪田町・Tさん)

◆「信濃美術館の整備など、善光寺周辺が変わる。古いまちをどうするかということだが、地下道路の整備(地上に歩道)など、都市計画を考え直すべきでは」(芹田・Oさん)

◆「後町小学校跡地に新県立大学の寮が整備され学生を中心に2000人の人口増となる。受け入れ態勢はどのように検討されているのか。学生を対象としたシェアハウスの整備など、県事業に対し、ソフト面で市がしっかり関与してもらいたい」(西後町・Yさん)

◆「権堂地区の再生は中心市街地全体をどうしたいか、わかりやすい言葉で一緒に考えることが必要。須坂市や千曲市で進出が検討されている大型ショッピングモールの動向を見極めながら考えることが重要では。権堂地区ではブロックごとに組合設立に向けた説明会が予定されている。立ち退きと補償についてもきちんとした周知が必要になっているのでは」(権堂・Yさん)

◆「中心市街地や商店街の活性化だけがまちの活性化ではない。伸びている地域をさらに伸ばす発想も必要。まちづくりの担い手をどう育てるか、人づくりが重要」(芹田・Hさん)

◆「川中島古戦場跡公園の集客、農振地域となっている小島田地区や真島地区の活性化も課題。中条地区と地域間交流を進めているが、中条地区の空き家対策が喫緊」(更北・Oさん)

◆「建築が許可されマンション建設が進んでいるが、建物高さ制限の在り方、スプリンクラーの設置や消防はしご車の使用確保など防災対策は十分に検討されているのか、検証を」(三輪田町・Tさん)

◆「浅川地区は19地区2,400戸で、12地区は少数集落で200戸、あとは7つの団地で構成されている。置き去りになっているのではないか、地区全体を考えたキメ細かな視点と対策が必要天寿を全うできる地域づくりが必要。そのためにも公共交通とITを活用したまちづくりが欠かせない」(浅川・Oさん)
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◆「中野市では、10年ごとに耕作作物を変えていると聞く。生活できる環境づくりを考え、売れるものを産業化していく発想が必要」

◆「生業が成立しなければまちづくりは進まない。ニーズに応えることは必要だが、市としてこのようにまちづくりを考えるといったシーズ(種)を蒔いてほしい

◆「中山間地域に住んでいても、中心市街地も自分たちの街と思えるようなまちづくりが重要。中心市街地と中山間地域のつながりをつくることが大事では。例えば、もんぜんぷら座を中山間地域の「道の駅」(農産物販売)として拠点化することも考えてはどうか」

◆「コンパクトシティ、具体的な支援を考えてほしい」

また、元区長会会長を務めていただいた更北地区のご年配の方からは、区長会の廃止や住自協の在り方等について厳しい意見をいただきました。

まちづくりの分科会は、時間的な制約もあり「意見交換会」というより「意見を聴く会」になりましたが、中心市街地活性化の在り方、特にもんぜんぷら座の利活用の方向性、中心市街地と中山間地域のつながりの創造、天寿全うできるまちづくり、学生の「住」の確保と学生が集うまちづくりなど、多岐にわたり示唆的な意見を頂戴した格好です。

市議会委員会として、議論・検討していない問題の指摘もあり、問題意識を広げることができました。

今後の市政にどのように反映させていくか、市議会としての責任と役割が問われます。


開催方法を変えての意見交換会は、全体的に有意義な取り組みになったと考えます。他の分科会の状況は定かではありませんが…。
しかし、参加者数は課題としては残ります。学生の参加もありましたが、市民参加の(市役所理事者を除く)実数では前年の議会報告会と大きな変化はありませんでした。自治協の役員をされている皆さんが多かったようです。若者、女性の参加促進に向けた対策を考えなければなりません。

市議会が地域に出かけていく出張意見交換会とか、世代を絞った意見交換・交流会など、さらに工夫が求められるところです。

「市民と議会の意見交換会」の全体状況は、報告書の形で別途まとめることになります。全体像については「参加者アンケート」の結果等も踏まえ、報告したいと思います。