9月市議会が終わりました(その2)…新たな議会人事

 25日・議会最終日は議会人事です。

◆正副議長選挙の顛末
 正副議長の辞任に伴う議長選挙・副議長選挙が行われ、議長には高野正晴氏(新友会)、副議長には近藤満里氏(公明)が選出されました。
 事前に行われた所信表明会では、議長候補として高野正晴氏(新友会)と野々村博美氏(共産党)が、副議長候補では近藤満里氏と阿部孝二氏(共産党)が、それぞれ所信を表明。
 
 市民ネットとしては、議会改革への熱意の如何を推し量り人物本位とする基準と非新友会からの副議長選出の基準で、議長選挙では野々村氏に、副議長選挙では近藤氏に投票しました。
 私的には、野々村氏、近藤氏に関しては、議員改選から2年間、議会基本条例検証・議会活性化検討委員会、そして議会活性化検討委員会において、ともに委員として議論し、温度差はあっても議会活性化に共通の問題意識を持っているとの判断から、投票したことをつけ加えておきたいと思います。
【議長選挙の結果】
  高野正晴  29票(新友会18・公明5・改革ながの4・無所属2)
  野々村博美  9票(共産党5・市民ネット2・無所属2)
【副議長選挙の結果】
  近藤満里  31票(新友会18・公明5・改革ながの4・市民ネット2・無所属2)
  阿部孝二   7票(共産党5・無所属2)
 なお、( )内は推定ということにしておきます。

 議長選挙をめぐっては、最大会派の新友会が会派内で議長候補2名による「予備」選挙を行ったものの、2回にわたる投票が同数で、最終的にくじ引きで高野氏擁立になったとか…(新友会議員談)、そこまでするのであれば、会派を二つに分けた方が議会活性化につながるのではと思ってしまいます。

◆副議長、「非新友会で一本化」実らず
 副議長選挙では、1年前に非新友会の枠組みで、市民ネット・改革ながの・共産党の3会派で統一候補を擁立したことから、今回も3会派の統一戦線を考え水面下で働きかけもしましたが、改革ながのが次年度の副議長選を見据えてか、3会派による候補一本化に消極的で、実りませんでした。
 副議長に早い時期から公明・近藤氏の名前が浮上していたことが背景ともなっています。改革ながの的には「副議長は非新友会枠の前例」と言いたいのかもしれませんが、議会内の政治力学において“思い込み”が通用するとは思えません。

◆高野議長の公約=「日本一市民に開かれた議会」
 さて、議長に就いた高野氏は、所信表明で何と!「日本一市民に開かれた長野市議会にしたい」と抱負を述べました。これは議会と市民に対する公約です。
 議会基本条例に基づく取り組みの検証をあげたものの、「日本一市民に開かれた市議会の具体」を語ることはしませんでした。
 「してもらいましょう」ってところです。
 また、地方自治法96条2項に定める議決事件の拡大(例えば、まちづくりの最上位計画である基本構想・基本計画を議会の議決議案とすること)に「早急に対応」と述べました。これは開かれた議会の範疇ではなく、監視・評価機能の強化の範疇ですが、無論、大事なことです。活性化検討委員会において新友会メンバーは具体に踏み込もうとしませんでしたから、公約違反にならないようにしてもらいたいものです。

 市民に開かれた議会の具体については、議会報告会のあり方を含め、議会活性化検討委員会において多方面にわたり提案してきた自負がありますから、新しいメンバーでの議会運営委員会が楽しみです。正副議長が出席することはもちろん、議会活性化の更なる取り組みも、まずは議運マターになっていますから。

◆監査委員は全会一致
 また、議会選出の監査委員人事では、新友会所属の小林義直議員と小林治晴議員が全会一致で選出されました。

◆新しい委員会所属
 所属委員会等の改選があり、私は、常任委員会では「総務委員会」と「議会運営委員会」に、特別委員会は「子育ち・子育て対策特別委員会」と「決算特別委員会」に所属することになりました。
 また、長野広域連合議会議員(福祉環境委員会所属)は継続することになりました。

◆決算特別委員会委員長に
 認定議案であるH24年度会計決算を審査する決算特別委員会は、委員長に就くことになりました。望んだポストではありませんが、仕方がありません(実は、正副委員長ポストは会派間で事前に水面下で調整されたりしています、慣例的に)。
 とにかく、決算審査を通じ市行政を厳しくチェックするとともに、予算編成につながる決算審査に努めたいと考えています。
 10月1日から17日の間で、予備日を含め8日間の集中審査となります。そのため、10日・11日に計画されていた安茂里地区の現地調査には、全日程参加ができなくなってしまいました。申し訳なく思いますが、議会優先です。

◆さぁ、市長選挙です!!
 鷲澤市長は、市議会の閉会あいさつで「長野市発展の礎を築くことができたのではないかと自負している」と述べ、3期12年間に「深い感慨」と振り返り「一人でも多くの市民が住んでよかったと思える長野市になるよう心より願う」と締めくくりました。
 鷲沢市長の任期は11月10日までです。「ご苦労様でした」と申し上げます。

 さぁ!、これで市長選挙に向かいます。6人が争う選挙構図、現市政に批判的な候補の一本化の動きが一部にあります。批判票の分散を避けるという意味では、わからないでもありません。政策の一致を見ることができるかが「カギ」だと思いますが、なかなか難しいと思われます。

 私自身の態度については「熟慮中」としてきていますが、それぞれの候補の政策を見極め、早急に態度を示したいと思います。