映画「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」

 21日午前中、長野市東部文化ホールで催された、沖縄復帰40周年の企画作品として製作された「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を」の試写会に行ってきました。

 1959年6月30日、嘉手納基地から飛び立った米軍のジェット戦闘機が墜落、炎上しながら宮森小学校へ激突し、学童11名、近隣住民6名の尊い命が奪われ重軽傷者210名という大惨事となった「石川・宮森ジェット機墜落事故」を題材にした映画です。

 2004年8月13日には、米軍大型輸送ヘリが沖縄国際大学に墜落、幸い民間人に負傷者は出なかったものの、あわや大事故となるところであった「沖国大米軍ヘリ墜落事故」は、記憶に新しいところです。

 映画は、復帰前と復帰後…この実際に起きた二つの米軍機墜落事故をモチーフに、オプスレイ配備に揺れる今の沖縄、ウチナンチュウの苦悩と、そして本土のヤマトンチュウにとっての沖縄と日本の平和を問い返す作品となっています。
 宮森小墜落事故の生き残りの証言集をもとに製作されたもので、沖縄の悲しみ、怒り、苦悩、葛藤を描いています。

 基地ある限り、沖縄の悲しみは終わらない…。悲しみを越えて希望をつなぐ「ひまわり」に。謳い文句にある「基地と人間の壮大なドラマ」…涙を流しながら鑑賞しました。

上映運動を呼びかける信州沖縄塾・塾長の伊波敏男さん。自らも石川市の出身です。


 上映会に先立ち、呼びかけ人の一人である信州沖縄塾・塾長の伊波敏男さんからのアピールもありました。伊波さんは、1月27日に沖縄県の全市町村長・議会代表が結集し東京で開かれた「ノーオスプレイ東京集会」の報道について、沖縄地元と本土での報道の余りの違いを紹介しながら、「沖縄差別」の実態を訴えました。

 長野映研を事務局とする「上映を進める長野県民の会」では、長野・松本・上田で5000人の市民に見てもらおうと上映実行委員会を立ち上げています。
 長野では、長野松竹相生座・ロキシーで6月下旬から7月上旬に計画されています。

 県護憲連合の総会の折にも紹介してきましたが、私も協力しながら、一人でも多くの市民に呼びかけたいと思います。
 映画の公式ホームページ…http://www.ggvp.net/himawari/
 余談ですが、東部文化ホールのスクリーンが気になりました。白布を縫い合わせて作られたスクリーンですが、映画に縫い目が残るのです。ありのままの映像を再現できていないことが残念です。地元の長い要望の末に実現し文化ホールだけに余り「ケチ」はつけたくないのですが、音響にも課題があると聴いています。費用の問題があったのでしょうが、ここに「文化度」が現れているような気がしないでもありません…。