コロナ対策…緊急要望意見

長野市議会は19日、会派代表で構成する「新型コロナウイルス対策連絡本部」を設置し、市対策本部と情報共有を図るとともに、議会としての対策意見を取りまとめ市行政に要望、反映させることになりました。

実は、とっくに設置はされているものと思い込んでいました。反省です。

県内でも変異株の感染が急拡大し、対策の強化が問われています。

市議会対策連絡本部は、市に対するコロナ対策・要望・意見を取りまとめるとしたことから、改革ネットで15日段階で協議し、次の意見を緊急的な要望としてまとめました。休業・時短要請の解除に関する項目は、時期を逸していますが、今後の対応に活かす観点から残しています。

ご意見をお願いします。

休業・時短協力要請の解除・終了について

➊感染警戒レベル5・特別警報Ⅱが維持されている状況下にあって、休業・時短協力要請の解除・終了判断は拙速である。感染力の強い変異株の感染が顕在化する中、飲食店等の会食に起因する感染拡大を未然に抑止するため、休業・時短協力要請について県と再考し、協力要請の再発出、補償・支援の拡充を図ること

➋また、終了の防疫的・医学的な根拠及び感染状況に対する認識を早急に明らかにすること。

➌県指定17地域以外の飲食店等に対する「協力金」について、期間延長に応じ、割増支援を行うこと。また、一律ではなく事業規模に応じた支援に転換させること。

  *事業規模に関して、国はようやく「売上」に応じた協力金支給に改めました。

➍休業・時短の影響を被る飲食店等の卸業者、取引業者への財政的支援を具体化すること。

ワクチン接種計画及び市民への周知について

➊高齢者向けワクチン接種は5月中旬以降に本格化するとされるが、『広報ながの5月1日号』に限らず、新聞広告(折込を含め)や市民回覧を通じて、ワクチン接種計画の周知を図ること。

➋市内のワクチン接種状況について、例えば、医療従事者等の接種がどこまで完了しているのか、何時完了するのか、高齢者向け接種がどんな段階にあるのかなど、県が示すフェーズに準じて情報提供を図ること。

➌接種予約状況・接種終了状況について、医師会をはじめ医療機関と密に連携、情報共有し、ワクチンの無駄のない管理・有効活用を図ること。

➍副反応及びかかりつけ医における副反応への対応を周知し、積極的な接種を働きかけること。

➎ワクチン接種を希望しない市民への人権侵害が発生しないよう特段の啓発を行うとともに、情報弱者である外国人等への対応に万全を期すこと。

ワクチン接種状況、課題と対策状況について、定期的に議会に報告すること。

エッセンシャルワーカーへの優先的ワクチン接種の実施について

医療従事者等への接種を高齢者向けワクチンの転用により早期に完了させること。

➋医療従事者のみならず、高齢者施設・介護施設の従事者、教員・保育士・幼稚園教員、児童館・児童センター・子どもプラザ職員、交通従事者、消防救急隊員等に対する優先的接種を具体化すること。

PCR検査の拡充について

防疫的検査から社会的検査に転換し、公費で、何時でも誰でもPCR検査が受けられるようにすること。

➋高齢者施設等の従業員に対する自主的PCR検査への補助支援が予算化されたところであるが、全額公費負担にするとともに、定期的検査の実施に対する補助スキームに拡充すること。

自主的PCR検査に対する補助を、エッセンシャルワーカー全体を対象に広げること。

事業者の感染防止対策の強化等について

➊飲食店等の感染防止対策の促進の一環として、長野県「信州の安心なお店応援キャンペーン」への参加を、長野市としても積極的に働きかけること

➋飲食店等の感染防止対策をさらに確実に進めるため、二酸化炭素濃度測定器の飲食店等への無償貸出、または斡旋を事業化すること。

➌事業所等における感染防止を確実に行えるよう、効果的な消毒方法の広報、感染防止対策への追加支援を継続して行うこと。

保健所の態勢拡充について

➊濃厚接触者及び接触者に対する積極的疫学調査やコールセンターの運用にあたり、全庁的かつ長期的な応援体制を構築し、保健所職員の負担軽減を図ること。

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