第2回議会報告会に110人

 10日午後2時から市役所第二庁舎講堂で開いた長野市議会主催の第2回議会報告会は、110人の市民の皆さんに参加いただきました。
 H26年度予算等を審議した3月市議会定例会の報告が主な内容です。
 当日の写真は、議員それぞれの写真やビデオの撮影を禁止したため、議会事務局から共同配信されてから掲載します。代わりに前日の写真です。

前日、議会の委員会室に所狭しと並んだ看板や表示板。

前日、議会の委員会室に所狭しと並んだ看板や表示板。

 さて、報告会では13人の市民から質問や要望を受けました。

 4つの常任委員会の報告に対する質問では、「市がまとめた財政推計では、H25年度からH27年度まで歳出が歳入を上回り、今後H33年度からも歳入不足に陥り、基金に頼らざるを得ない状況となっている。要因は何か。財政の見通しについての検討は?」「最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める請願が不採択となっているが、なぜ、不採択なのか。中小企業は大変な状況。国に支援の拡充を求めてもらいたい」「大雪時における情報発信の充実を求めているが、その具体策は」「特定秘密保護法の廃止を求める請願が不採択となっているが、なぜ不採択なのか」「集団的自衛権の行使容認に反対する意見書や過労死防止基本法や労働者保護ルールの後退を招く改定の見直しを求める請願が継続審査となっているが、継続審査というのはどういうことか。いつ態度を決めるのか」「区長の適切な位置づけについて検討する要望とあるが、具体的にどういうことか。住民自治協議会への財政支援の拡充を求めたい」などの意見が出されました。

 また、特別委員会の報告に対しては、「子育ち・子育ての検討において、人口減少の問題をどのように受け止め、どんな対策を提案しようとしているのか」「公共施設白書がまとめられたが、五輪施設の維持などにお金がかかり、市民への影響がないのか不安。議会としての考えは」「子ども・子育てに関するニーズ調査が行われたが、ニーズ調査の結果をどのように生かすのか」「まち歩きのためにはトイレの整備が必要。特に広くてきれいな女性トイレの整備を進めてもらいたい」「公共交通理の整備に向けて、住民の声を踏まえ、地についた議論検討を議会として行ってもらいたい」などの意見や要望が出されました。

 それぞれの質問や要望に対する委員長らの答弁は、議会での議論の範囲でしか答えられないため、市民の皆さんには“もどかしい答弁”と受け止められざるを得ない要素もありますが、1回目よりも「不満」が募らない対応ができたように思います。

 「市民の皆さんが市政について知りたいポイントはどこにあるのか」を認識するうえで、大変参考になる質問や意見をいただいたと思います。
 また、議会の審議として、総論的・抽象的な要望から、より具体的な提案・提言にしていく議会側の努力が必要であることも改めて認識させられました。

 市民の皆さんの期待と関心に応えることができたのか議会を身近に感じることができたのか、参加された皆さんのアンケート結果に注目です。

 参加者は、第1回よりも30人余り増えました。また、託児所の利用もあり、要約筆記を利用される方も2人となりました。ありがとうございました。
 土曜日の午後の時間帯に行った効果なのか、アンケート調査のまとめを待ってしっかり検証し、次につなげていきたいと思います。

 今回は議会報告会実行委員会の委員として当日に配布した報告資料のまとめを担当しました。本番前に役割が完了していたのですが、経済文教委員会の報告内容に間違いがあり、参加市民の方から指摘されることに…。もっとしっかりとチェックすべきでした。申し訳ありませんでした。

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