市民と野党の集い…前川さん・寺脇さんから熱いエール

4月4日、JA長野県ビル・.アクティホールで信州市民アクションの主催による「市民と野党の集い」が催され、コロナ感染対策のもと、会場には130人を超える皆さんが集い、ZOOMには90人の方が参加しました。

メイン企画は前川喜平さん(元文部科学省事務次官)と寺脇研さん(元文部科学省審議官・映画プロデューサー)をゲストに「これからの日本、これからの政治」をテーマにした対談座談会。

前川さんは、「東京ではお尋ね者ですが…」と冗談めかして自己紹介しつつ、自分が官僚だった頃を振り返り、「政治家の劣化が官僚を劣化させている」と指摘。安倍政権が違憲立法の安保法制を強行しようとしていた時に、官邸前抗議集会に参加してシールズの若者たちと一緒に抗議のコールを挙げたことを明かし、「今、声をあげなければ一生後悔する」と思ったからと語りました。

信州市民アクションが県内3野党、そして野党統一予定候補・羽田次郎さんと合意している政策協定について、「立憲主義の回復」とあわせて「新自由主義からの転換」を掲げていることが重要だとし、格差と貧困をなくすとともに、教育に持ち込まれている競争と分断を無くして、社会の連帯を取り戻していくことが大切だと強調しました。

菅政権については、安倍首相は目に見える形で憲法「改正」を進めようとしたが、菅首相は日本学術会議会員任命拒否問題に象徴されるように、憲法を持ち出しながら、違法行為を正当化しようとする、安倍首相よりも始末が悪いと指摘。「ドイツで最も民主的とされたワイマール憲法のもとでナチスの独裁政権が生まれたように、民主主義が独裁を生むことがある。そんな国にしてはならない」と強くアピールしました。

寺脇さんは、「競争と自己責任の社会から、いのちと人間の尊厳を守る社会への転換」、「格差と貧困の是正」「東京一極集中の集権型社会から地方分権社会への転換」を打ち出している政策協定に触れ、教育の重要性を指摘。防災教育や環境教育を通じ、自分の頭で考える主権者教育こそ進めるべきと強調しました。

また、2022年度から、高校で導入される新しい学習指導要領に基づく新科目「公共」の教科書では、選択的夫婦別姓の問題や核兵器禁止条約なども取り上げられていることが紹介され、18歳で有権者になる高校生たちが、これらの問題について学び、考えていくことをしっかり支えていくことが大切と述べました。

競争にさらされることなく、自己責任を圧しつけられることなく、子どもたちの未来を拓くことができる政治の実現が大きな論点となった座談会で、チルドレン・ファーストを訴える羽田次郎さんへの熱い応援となりました。

集いでは、県内野党、立憲民主・共産・社民の代表らとともに、参院補欠選挙に市民と野党の統一予定候補として挑む羽田次郎さんも決意表明。

羽田さんは「亡き兄が掲げたチルドレン・ファーストを私自身も継承し、加えてスモールボイス・ファーストを掲げる。小さな声、声なき声を実現する政治を目指す」と力強く語りました。

いよいよ選挙戦を迎えます。政治の劣化にレッドカードを突きつけよう。