自衛隊祭に抗議の声

 昨日19日に陸上自衛隊松本駐屯地創設64周年自衛隊祭りが行われ、県護憲連合で松本地区自衛隊祭り反対連絡会議の皆さんと連携して反対集会、駐屯地までのデモ行進に取り組みました。

南松本公園で開いた反対集会

南松本公園で開いた反対集会


 今年の自衛隊祭りのテーマは「信頼」を大きく打ち出し、相馬原駐屯地に配備される最新鋭の「10式戦車」の展示をはじめ、轟音のもと「模擬戦闘訓練」が強行されました。
 武器・銃器や戦車・戦闘ヘリの展示には、ロープを張り子どもたちが触れないような措置がとられたものの、ジープ試乗は行われていました。
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 満開となった桜の花見を兼ね、かなりの人出となったようです。桜の下でお弁当をひろげる家族の姿があちこちに見受けられました。
 嬉々として、自衛隊員からの説明を聞いたり記念写真を撮る子ども達の姿には心が痛みます。
 正直、「無力感」がないわけではありません。
 しかし、無機質な武器の展示、BGMにのって展開される戦闘訓練が、「人間を殺す、人間が殺される」という現実に想像力を働かせ、命の大切さを見つめなおしたいものだと心から願います。武力では平和をつくれないし、何も解決しないからです。
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 日米共同訓練、超欠陥機のオスプレイ訓練の常態化は、日米同盟による「戦時の日常化」に他なりません。「防衛は国の専権事項」として、爆音や墜落の危険性に対し国民・県民の受忍限度も顧みられることのない「日常」は、「異常」でしょう。

 特定秘密保護法の施行、集団的自衛権の行使容認は、まさに「異常」であり、「非常事態」です。

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