9月市議会最終日…旧統一教会関与問題を巡り紛糾

9月市議会定例会は27日、市側から提出された一般会計補正予算案など23議案を原案通り可決、同意。また重大な感染症蔓延や大規模災害時においてオンライン委員会を開くことができるとする市議会委員会条例改正案や会議規則の一部改正案も議決しました。

28日は副議長や議会選出の監査委員を選任するとともに、新しい常任委員会等の議会人事を決め、閉会しました。

37億4,700万の補正予算のポイントは下記のブログページ

先週9月1日、市議会9月定例会が始まりました。28日までの会期で、7日から一般質問となります。この議会は本会議質問には立ちません。 初日、...

紛糾したのは最終日28日です。午前10時開会予定の本会議は午後2時にずれ込むことに…。

要因は、27日夕刻、保守系最大会派「新友会」に所属する4議員が旧統一教会関連団体のイベントに参加するなど関わりがあったと記者会見で明らかにしたことです。4議員は松田光平議員、北沢哲也議員、グレート無茶議員、青木敏明議員。

28日付信濃毎日新聞の報道より

28日付信濃毎日新聞は、4議員が旧統一教会が関わる自転車イベント「ピースロード」や善光寺表参道の清掃、LGBTに関するセミナーなどに参加、また、松田議員は選挙で応援を受けたとします。それぞれ旧統一教会の関連団体であることを認識していなかったとし、「今後は団体との関係を断つ」と述べたとされます。

議長に緊急議会運営員会を申し入れ

旧統一教会との関与について自主的に公表したことを踏まえ、議長の下に報告がされているのか、議会としてどのように対応するのかを明らかにするため、改革ネットとして28日8時半に緊急議会運営委員会の開催を議長に申し入れました。

9時半から開かれた会派代表者会議では、冒頭、議長に報告が届いていないことが判明、直ちに議長から当該議員及び所属会派に報告を求め、本会議開会前に報告結果を議運に諮ることを私から主張し確認、また、関与を公表した4議員が新しい委員会の正副委員長に就くことに対し、円滑な議会運営を図るため、新友会としての道義的ケジメとして自粛・辞退されることを求めました。

昼になって開かれた緊急議会運営委員会には、議長から旧統一協会と関わりのあった議員に関する報告が行われましたが、旧統一教会関連団体であるとの認識の如何に曖昧さを残す報告内容で再確認を求めることに。今日付で報告内容が訂正され、いずれも認識していなかったと再整理されました。下記は訂正された報告書。

29日付信濃毎日新聞の報道より

市議会としての姿勢示すべき、市民から信頼される議会人事を

議会運営委員会で、改革ネットとして主張した点は3点です。

一つは、議員の旧統一教会との関与について、8月24日の議運での点検調査確認以降、1カ月余の時間を要し、しかも議会最終日直前という駆け込み的公表という手法は遺憾であるが、新友会所属の4議員が自主的に公表に至った点、議長のもとで関与内容の点検結果を議運に報告されるに至った点は評価し受け止めるということ。

二つに、旧統一教会との関与、或いは旧統一教会への加担について市民に疑念を抱かれていることに対し、謝罪すること。そして4氏の議員の問題、点検調査のみにとどまらず、市議会として、議員の関与状況を公表し、霊感商法やマインドコントロールによる献金強要など反社会的な活動を続ける旧統一教会及び関連団体との関係を一切断つことを市民に明確に示すことが重要であること。

三つに、関与を認めた4議員は、旧統一教会関連団体との認識がなく軽率な行動であったとし、今後関係は持たないと述べていることは受け止めつつも、市民に疑念を抱かせた道義的責任は残ることから、円滑でかつ信頼される議会運営のため、所属会派・新友会として、議会の役員改選にあたっては、当該議員が委員会等の役職に就くことは自制・辞退されることが望まれること。市民から信頼される議会人事を行うこと

議長…主体的姿勢見せず幕引き?、新友会…役職就任を容認

2点目に対し議長は「国・県の対応を見極め対応する」と主体的な姿勢を見せないまま、点検調査で幕引きの姿勢をにじませています。

また、3点目に対し新友会・小泉栄正会長は「白紙。意見は慎重に受け止める」と述べるにとどめ、事実上、役職に就かせる意向を明らかにしました。違法な行為があったものではなく、軽率な行動として反省する姿勢を見せていることから、役職人事辞退に及ぶような事柄ではないとの認識が根底にあるのでしう。

いずれも極めて不誠実で残念な対応ではないでしょうか。同時に、世界平和統一家庭連合=旧統一教会の宗教法人を隠れ蓑にした活動の反社会性に対する認識が十分かつ的確なのか、疑念はぬぐえません。

水面下でも、新友会会長に対し、役員改選にあたり、市民から信頼される議会、議会の円滑な運営を図るため、最大会派として誠実かつ自制ある姿勢をもっていただきたい旨、再三にわたり申し上げてきましたが、適わずじまい。結果、物別れのまま本会議に。

数の力…当該議員、委員長等に就任する結果に

午後2時から始まった本会議で、新しい委員会の委員指名を受け、常任委員会・特別委員会の正副委員長の互選に至ります。

正副委員長の互選は指名推薦によることを慣例としています。

改革ネットとして、共産党市議団、無所属議員らと歩調を合わせ対応することにし、旧統一協会と関わりがあった議員が正副委員長に就くことに承諾せず、より信任され円滑な委員会運営に相応しいと思われる議員を推薦することを確認し合い、委員会に臨みました。

新友会の当該4議員が所属する委員会は、総務委員会、建設企業委員会、議会運営委員会と観光戦略調査研究特別委員会の4委員会。

総務委員会の委員長、議会運営委員会の委員長互選ではともに北沢哲也議員の指名推薦に対し、また観光戦略特別委員会副委員長ではグレート無茶議員の指名推薦に対し、私たちから新友会所属の別の議員を指名推薦し、結果、選挙となりましたが、新友会・公明の数の力で押し切られることになりました。

一方、建設企業委員会の副委員長互選では、私たちから指名推薦した箱山議員がすんなり選任される顛末に。番狂わせなのでしょうね…。

なお、青木議員は27日の記者会見前に議会報編集員会の副委員長に既に就任しています。

市民から信頼される議会の姿を体現できているのかが問われているのではないでしょうか。最大会派・新友会の謙虚で責任ある対応も問われるのではないでしょうか。私自身、改革ネット代表として、絶えず自問・自戒することの大切さは言うまでもありません。

旧統一教会が名前を変え、様々な関連団体を通して、市民社会に忍び寄ってきていることに対し、市民を被害から守るため、強い警戒心を持ち、議会人として規範ある行動を律していかなければなりません。

副議長には手塚秀樹議員

新しい副議長には新友会の手塚秀樹議員が選挙の結果、選任されました。改革ネットは副議長に立候補しませんでしたが、親友会の正副議長独占に抗議する意味合いで、会派顧問の塩入学議員に投票した次第です。選挙は38人の投票で、手塚氏24票、塩入氏13票、無効1票の結果です。共産党市議団や無所属議員の支持によるものです。ありがとうございました。

また、議会選出の監査委員には、小泉栄正議員、西沢利一議員が全会一致で選任されました。

任期最後の1年…福祉環境委員会委員長、議会運営委員会委員、公共交通対策特別委員会委員に

今回の議会人事で、福祉環境委員会の委員長を務めることになりました。また、議会運営委員会、公共交通対策特別委員会に引き続き所属します。

5期目、任期最後の1年です。幸せを実感できるまちづくりをめざし、心して臨む所存です。

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