先週5月23日~25日にかけて、市議会福祉環境委員会で、福島県郡山市、静岡県浜松市、滋賀県湖南市を視察してきました。
郡山市は、子育て支援をテーマに子ども総合支援センター「ニコニコこども館」の取り組みです。
長野市で考えると子ども広場である「じゃんけんぽん」(もんぜんぷら座内)や「この指とまれ」(篠ノ井)の施設と地域子育て支援センター、市役所内に開設する「子ども相談室」、教育委員会・教育センター内の「相談窓口」などを統合した中核施設です。さらに不登校児童生徒の「中間教室」、さらに子育て支援に関する手続きや母子保健福祉に関する手続き窓口も本庁から独立して併設されています。
子育て支援のワンストップ中核施設です。
浜松市は健康づくりをテーマに健康増進計画である「健康はままつ21」の取り組みです。
生活習慣病の発症予防・重症化予防の推進、青壮年期への健康づくりの取り組み、民間企業との連携を重点にし、35歳市民を対象にした血液検査の機会提供=スマホde健康チェック、妊娠糖尿病支援事業、歯周病検診の対象年齢の拡充、静岡県の健康マイレージ事業と連携した健康ポイント事業などがポイントです。
そして湖南市では、地域にある自然エネルギーを活用した持続可能なまちづくりをテーマに「分散型エネルギーインフラプロジェクト・マスタープラン」の策定事業です。
「地域自然エネルギー基本条例」を策定し、太陽光発電システムを利用したコナン市民共同発電所、小水力発電の導入プロジェクト、バイオマス燃料製造プロジェクトでは「イモ発電・熱利用」に挑戦するなど、多面的な地域分散型のエネルギー政策が模索されています。
大変参考になる視察でした。
浜松市と湖南市では女性職員(課長?)からの説明、市役所における女性の登用という点で印象的でした。
特に湖南市の環境エネルギー担当の方は8年目のエキスパートでした。
まずは第一報、追々、まとめる予定です。
6月議会定例会の委員会審査につなげていきたいと思います。