入梅の候、雨に濡れる紫陽花が美しい季節となりました。とはいえ肌寒い日もありますからご自愛ください。久々の更新です。すでにタイムリーではありませんが、5月末に開いた社民党県連の定期大会の様子より。
社民党長野県連合は5月31日、長野市内で「高市政権の暴走と憲法改悪を阻止、統一自治体議員選挙で現有議席を拡大」をスローガンに第34回定期大会を開き、2026年度の運動方針などを確認しました。

中川博司代表(県議)は冒頭のあいさつで、「暴走する高市政権を倒し、憲法改悪を阻止するため、共通の目的をもつ市民や労働者、立憲野党との共同行動を推し進めなければならない。市民と野党の共闘で断固としてたたかい抜く」と強調。さらに来春の統一自治体議員選挙に向け、「現有議席の維持、市議区白市の解消、若手・女性議員の拡大にしっかり取り組もう」「次世代に社民党を引き継ぐため、まずは対話から始めよう」と呼びかけました。
8月9日投開票で予定される県知事選挙については、前回選挙と同様、現職の阿部守一氏の4年間の県政を検証し、支援団体とともに政策要望をしたうえで「自主的に支援する」方向性を提案し確認しました。
大会には、阿部守一・長野県知事をはじめ、立憲民主党・杉尾秀哉代表、連合長野・根橋会長、県労組会議・宇佐美議長、部落解放同盟・小山委員長、朝鮮総連・李委員長らが来賓として参加、力強い激励をいただきました。

全国連合からは福島みずほ党首が参加し、「紛争地のホルムズ海峡への自衛隊派遣は憲法9条があるおかげで止めることができた。世界に誇る憲法9条を守り抜くために全力を尽くす」と決意を述べるとともに、党の再建に向け「自治体議員局、女性局をつくり、地方議員や女性とのネットワークを深める」と強調しました。
社民党REBOOT(再起動)を目に見える形にしていくために共に力をあわせたいと思います。
大会討論では、排外主義の動きにアンテナを高くして、アンチ・ヘイト、アンチ・差別の運動を進めることや子ども食堂など地域の運動・取り組みに積極的に関わっていくことが大切といった補強意見がだされ全体で確認しました。
また、「議員選挙をたたかうにあたり党公認という党の旗を立ててたたかえないもどかしさがある。どう戦うか」といった率直な意見も。
日常的に社民党をしっかりアピールし存在感を打ち立てたいとの切実な想いがありながらも、党を取り巻く環境が厳しいだけに、党公認への「こだわり」が地域における支持の広がりの支障になりかねないことへの不安の表明と受け止めながら意見を聞きました。党勢を考えると党公認での立候補が望ましいということは簡単ですが、誰一人取り残すことなく、市民が主役で幸せを実感できる地方政治を実現していくための議員ですから、地域の広い支持を得ながら当選を期すためには「無所属」での出馬も「あり」でしょう。
問題は市民目線で行政を監視・評価し、暮らしを支え、人権をいきわたらせ、環境を守り、安心を実現できる政策・施策、もう一つの税金の使い方を提示することだと思います。そこに社民党らしさを自覚的に打ち出すことでしょう。
新しく入党した党員の皆さんからの決意表明も。長野県連合には昨秋来、全国連合の入党フォームを通じて入党した党員(基本党員1・協力党員2)が3名、そして総支部を通じて入党した協力党員が2名、5名の新しい仲間を迎え入れています。心強き仲間です。

この日は小諸市在住で佐久総支部に所属する協力党員2名から決意をいただきました。小諸市議の清水みき枝さんつながりです。劇団「4分の3」を主宰する介護士のSさんと劇団員でもある薬剤師のOさん。「仕事を通じ、暮らしの生きづらさ、高齢者の孤独に触れている。誰もが安心できる社会をつくりたい」と力強く挨拶をいただきました。元気が出ます。
また、大会では決選投票となった党首選の結果や全国大会(4月)での討論を踏まえ、福島党首との意見交換会も。党首選挙でともに戦った大椿ゆうこ元参議院議員の処遇を求める意見や、衆院選沖縄2区の候補擁立を巡り混乱状況が続く沖縄県連合の再生、沖縄平和運動センターやオール沖縄との関係修復に向け全国連合の尽力を求める意見などが相次ぎ、改めて党首を中心に対応を要望する格好となりました。
大椿氏の処遇については、非正規雇用問題プロジェクトチームの責任者への登用の動きもありましたが現状としては進んでいないようです。福島党首は「常任幹事への立候補を妨げたことは一切ない」と述べる一方「権限と財政を巡る話し合いもある」との認識を示すにとどまりました。沖縄問題では「介入と言われないよう少しずつ話していく。ウチナアンチュ(沖縄県民)のことはウチナアンチュでということを基本にして臨む」としました。
私としては形式的で頑なな印象をぬぐえませんが、信頼される党への再生を確かなものにしていくため党首としての責任を果たしてもらいたいと願います。
自民党の保守主義、新自由主義では、資本と競争が全てですから、富の再分配という政策選択肢は生まれてきません。広がる貧困と格差をなくすことはできません。原発を止めることはできません。気候変動・環境破壊も止めることもできません。力の論理による軍事大国化も止めることはできません。だからこそ平和・自由・平等・公正を理念とする社会民主主義の政策・施策こそが必要だと考えます。微力ですが、信じられる未来のために、地方・地域から社民党の看板を背負い、日常活動を営みたいものです。