社民1議席、政党要件を確保…選挙区・羽田氏再選なる

7月20日投開票の第27回参議院選挙で、社民党はラサール石井候補で1議席を獲得し、得票率でかろうじて2%を確保でき政党要件をクリアーすることができました。ホッとしているのが本音、でも大椿ゆうこ副党首を議席につなげられなかったことは悔やまれます。

長野県選挙区では羽田次郎議員の再選を見事勝ち取ることができました。

事実上の政権選択選挙としてたたかわれた参院選は、衆議院に続き石破自公政権を少数に追い込むことができました。石破総理は早々と「続投表明」したものの、どうなることやら…。いずれにしても立憲野党が政局運営のリーダーシップを果たすことができるかがカギです。

猛暑の中、社民党を支えていただいた皆さんに心から感謝申し上げます。がけっぷちの社民党に引き続き国政政党として活動できる力をいただきました。ありがとうございました。

「社民党再起動」に向け褌を締めなおさなければ!です。

【社民党票の結果…政党名投票と個人名投票】

第27回参議院議員選挙の結果について(声明)

2025年7月21日 社会民主党

 昨日投開票が行なわれた第27回参院選は、社民党にとって公職選挙法上の政党要件がかかった負けられない選挙でした。社民党は比例代表で公認4人・推薦1人の計5人、選挙区では6人擁立し、7つの緊急提言の選挙公約を発表、「ミサイルよりコメを」のスローガンを掲げ、比例票2%以上の必達・3人以上の当選目標に向けて果敢に戦いました。

 結果は新人ラサール石井全国比例候補の当選と、比例得票数121万7823票、得票率2.06%を獲得しました。非常に厳しい戦いでしたが全党一丸となった懸命の踏ん張りで公選法上の政党要件を確保することが出来ました。社民党に投票して頂いた多くの有権者の皆様、そして党員党友をはじめ猛暑の中懸命に支持を広げて活動して頂いた皆様に心よりお礼と感謝を申し上げます。

 今回の選挙は物価高で国民の生活が困窮する中、減税か給付か生活支援策を問う選挙でしたし、社民党は食料品消費税ゼロ即時実現や農業の支援、安心な老後を保障する社会保障の充実のためにも青天井の軍事予算をやめ「税金はくらしに」と訴えて戦いました。

 昨年の衆院選で少数与党政権となり、今回の参院選は事実上の政権選択選挙として戦われました。自公政権への国民の怒りは爆発し、与党は「非改選含めた過半数」の目標を下回り参院でも少数に追い込みました。今こそ自公を政権から下野させ、消費税減税や社会保険料の軽減、最低賃金のアップなど生活支援策の早期実現、選択的夫婦別姓や再審法の改正、企業・団体献金の禁止など先送りの政策課題を着実に実施していく政治の転換点にしていかなければなりません。

 一方で今回の選挙では排外主義を煽る政党が大きく支持を広げる危険な動きがありました。大椿副党首にはネット上で「殺害予告」がされる事態にもなりました。こうした選挙妨害と民主主義を踏みにじる行為には断固抗議します。社民党は差別排外主義を許さず、多文化共生の日本社会を創ります。

 参政党や国民民主党など改憲政党が伸びることによって改憲発議に必要な3分の2の議席を参議院で占めていることにも警戒が必要です。

 また米トランプ政権との関税交渉も山場を迎え、米国からは法外な軍事費の増額要求も出ています。米国の言うがまま軍事費をGDPの3.5%・21兆円、あるいは5%・30兆円にすれば日本の社会保障は完全に破綻します。米国にNO!と言える政治が必要です。日本を軍事国家にさせない、再び沖縄・日本を戦場にさせてはなりません。

 社民党の役割は極めて重要です。改憲に反対し、憲法をくらしに活かす政治を実現するために奮闘します。新自由主義政策に反対し格差・貧困の解消を進めます。絶対に戦争をさせないために、外交で平和を構築します。

 社民党は、変わります。社民党Reboot2025・社民党再起動、「ぶれずに、変える社民党」を応援して下さい!

以  上

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