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2010年10月30日(土)
議会運営委員会の視察…静岡市議会・速報

ちょっと間をおいた報告となりますが、議会運営委員会の視察での最後の速報です。実は27日に委員会視察から帰り、28日・29日と私鉄総連議員団の全国総会で茨城県の大洗へ。8月30日からスタートしている鹿島鉄道の廃線跡地を活用した「バス専用道(BRT)」を視察してきました。公設民営による全国初のバス専用道です。鉄路廃止後のバス代替運行の新しい取り組みとして注目されているようです。事業としては面白いのですが、実際に乗ってみると??…この報告は別途します。また、市民会館問題でも新しい動きがありました。来週にまとめたいと思います。
静岡市は2003年に清水市と合併し05年に政令市に移行。2度にわたる2町の編入合併で現在に至る。人口72万6千人。議会棟のある庁舎はS9年築の歴史ある建物で、登録有形文化財に指定されている。耐震は??。 議会事務局は総務課・議事課・調査法制課の3課で構成。議員提案の政策条例に対応するため、調査法制課を設置したとする。
■議員報酬は66万3千円、政務調査費年額300万円、月額25万円。

■常任委員会は6委員会、特別委員会は4つ。常任は1日に3常任委員会の開催(2日間)。委員会記録は全文記録で検索システムによりHPに公開されている。
■決算の審査は、特別委員会付託ではなく、9月議会で常任委員会に分割付託し審査。
■本会議での質問方法は一括質問・一括答弁方式を採用するが、一般質問と議案質疑を含めた「総括質問方式」である。質問時間と答弁時間の比率は6:4で、長野市議会とは逆転する比率。
■議会開催の直前に「議案説明会」を議場で開催。質疑はなく、聞きっぱなしの説明会。質疑は別途、会派ごとあるいは議員ごとに対応しているとのこと。長野の会派説明方式のほうが合理的か。
■委員会はH15年から完全公開とし、また請願・陳情ともに付託審査し、議決する。陳情の議決は委員会で完結し本会議報告なし。請願・陳情者の趣旨説明を希望により認めている点などが特徴。
議員提案政策条例…静岡市めざせ茶どころ日本一条例
 H20年11月議会で、静岡市議会初となる議員提案による政策条例「静岡市めざせ茶どころ日本一条例」を全会一致で可決。ネーミングをはじめユニークな政策条例だ。
 日本茶の産地といえば「静岡」が思い浮かぶが、ペットボトルの緑茶飲料の浸透などで茶葉の消費の伸び悩みは深刻だ。私的には宇治茶や狭山茶が身近である。茶葉の栽培面積などで全国1位を誇っていた静岡市も、H18年には産出額と茶葉生産量で同県牧之原市にトップを譲り、H19年には栽培面積でも鹿児島県南九州市に抜かれている。こうした危機感を背景に、条例制定で「お茶のまち・静岡」を復権させることに狙いがある。
 会派有志の「研究会」に始まり、全会派の代表による「検討会」で条例骨子を作成、パブリックコメントを実施し、全会一致での条例制定にいたる。あわせて、条例の実効性を担保するため、具体的な施策・事業を市議会として市長に政策提言している。
 条例の内容は割愛するが、「議員提案による政策条例のメリット」として、①自由な発想②目的・理念などが市民にわかりやすく賛同を得られやすい③複数の所管にまたがる内容の規定④制定までの早さ⑤インパクトのある条例名称をあげる。一方で苦労した点として、①条例の方向性②静岡のお茶の定義③条例名称④リーダーシップ⑤条例の担当所管などが挙げられている。
 静岡市議会の政策条例のパブコメは、市の広報やホームページを使って実施された。市議会としての媒体を使っていないことが特色か。静岡市でも議会はパブコメの実施機関となっていないのだが、弾力的に運用されたようだ。
 長野市議会の場合、政策条例ではないが「議会基本条例」の際に、パブコメは議会ルートのみで記者会見等による市民への周知の方法を取らざるを得なかった。また、政策条例である「商店街の活性化に関する条例」でも、パブコメは限定的にしか実施できなかった。この点は、静岡の事例を元に、他自治体の取り組みも調査し、今後検討する余地を残しているのではないか。
 また、調査法制課の設置は参考にしたいものだ

2010年10月27日(水)
議会運営委員会の視察…高槻市議会・速報

▲防災公園、手前がかまどベンチ、後ろがパーゴラ

▲委員会室

▲市役所本館(赤の部分)に隣接する総合センター(紫)には、図書館や多目的ホールが入る。(青)は役所別館。

26日は大阪府・高槻市を訪問。大阪市と京都市のちょうど中間に位置するベッドタウンで、人口35万9千人、中核市である。JR高槻駅を降りると駅前の再開発が進行中で目を引く。駅周辺に関西大学のキャンパスが誘致され、また大阪医科大学のキャンパスもあり、学生による賑わいを感じさせる。
古曽部防災公園を視察
高槻市北部に位置する古曽部防災公園。敷地面積4.5㌶で高槻市初の本格的防災機能を備えた地区公園だそうだ。大丸百貨店の保養施設を後利用したもので、多目的広場に体育館、軟式野球場が備わる。大地震などの災害発生時には、周辺住民の避難地としての機能と、全国からの救援物資等の受け入れ・供給を行う総合的な物流機能を備える総合的な防災拠点とする。災害時には広場はヘリポート、パーゴラ(日陰棚)はテント、ベンチはかまどとして使用することができる。備蓄庫や100トンの耐震性貯水槽を備えるとともに、非常用トイレとして利用できる防災倉庫、マンホールトイレが常備されている。
長野市における都市公園や地区公園の整備にあたり導入を進めたい施設である。飲料水の供給とトイレの確保が課題になりそうだ。
議会運営・議会改革ではそれぞれに特色
■議員報酬は月額66万円。政務調査費は月額7万円。
■常任委員会の開催は、3月定例会は1日1委員会、それ以外は1日同時2委員会の開催。予算審議となる3月議会で1日1委員会は参考になる。委員会室の傍聴席は20席用意されている。長野市議会の2倍近い広さである。
■本会議録は速記による(倉敷市も速記だった)。委員会は録音。委員会記録は全文記録で1年部線をまとめて印刷製本し公開。また委員会記録を含めてホームページの会議録検索システムを導入している。
■代表質問は3月議会のみで「市長施政方針説明」に対する質問に限定(市政一般事務に対してではない)。個人質問は一括質問一括答弁で一人45分(答弁時間含む)。
■議員があっせん収賄事件で起訴されたことを契機に、政治倫理条例を議員提案で制定。特色は、政治倫理基準違反の調査請求権者の市民の範囲を、満18歳まで引き下げるとともに外国人登録されている市民まで拡大している点だ。調査請求は市民の200分の1(約2千人)の署名による。
■政務調査費の交付対象を会派から議員に変更。会派としての政務調査活動には「会派共用費」の計上を認め、使途基準・収支報告書を条例に明記して対応している。会派での職員雇用を認めていない。政務調査費の管理・使途報告は議員各自の責任で行われている。市が会派職員一人5万円を補助する倉敷市とは対照的である。議会報告の広報紙の発行では、所属政党記事の掲載も認めつつ、紙面の面積比による按分方式を採用している。長野市議会でも、議員個人の議会報への政務調査費の充当は、ぜひとも検討を加えたいところだ。
■議会内の情報ネットワークでは、H13年から議員控室で議員にノートパソコン1台を貸与、共用プリンタ1台を控室に設置。議員用個人メルアドも付与。市長部局のIT推進課が予算措置していることも特徴。
■パソコン利用は6割の議員にとどまり、電子メールによる会議通知などが課題とされる。パソコン貸与では先進的ではあるが、利用度合いは基本的に進んでいない。

2010年10月25日(月)
議会運営委員会の視察…倉敷市議会・速報

▲JR倉敷駅ビル、3階以上を撤去するという

▲駅前広場

▲議会のグループウェアソフト

▲事務局に設置されるサーバー、意外に小さかった

今日から二泊三日で議会運営委員会の行政視察、議会改革等をテーマに岡山県・倉敷市議会、大阪府・高槻市議会、静岡市議会を視察する。まずは1日目を速報で。
倉敷市は人口47万9千人の中核市。白壁土蔵のなまこ壁に軒を連ねる格子窓の町家、町並みを保存する美観地区の設定をはじめ観光都市として有名な都市。12㌶の面積を有するチボリ公園は、利用者の激減から昨年廃止へ。今日、イトーヨーカドーが三井グループのアウトレットの展開を参考に、アウトレット・モールをH23年冬に開業予定とのこと。ヨーカドーの経営戦略の一端を見る想いである。また、JR倉敷駅はホテル倉敷などがが入居しているだが、これもまた撤退するとのこと、倉敷駅を中心とする駅周辺再開発が直面する課題となっているそうだ。
議会改革はまだ途上か?
■常任委員会が7委員会、特別委員会は決算を含め3委員会。常任委員会重視の姿勢が伺える。ひとつの考え方だ。
■質問方法は一人30分の片道方式。一問一答は採用されていない。議会ごとに20人前後が質問するという。会派の協議が実効性を持っているということであろう。
■政務調査費は月額15万円(H21年に16.5万円を減額)。費用弁償は日額3000円(5キロ以上)、5キロ未満は日額2500円。公用車利用する場合でも日額2000円を残している。会派職員への人件費を月額5万円を市が補助、不足分を政務調査費で補充する仕組みとする。議員の政務活動への市のウェイトの置き方としては理解できるものの、調査費の月額を考えると、基準がダブルになっているといえないだろうか。
■H21年8月に任意の議会活性化協議会が設置。議会改革という点ではこれからという印象が強い。
■会派には議会費でパソコンをはじめ、カラーレーザープリンタの複合機が導入されている。
議会の情報ネットワークの構築…ペーパーレスには「程遠い」と事務局
 H16年度から議員パソコンを導入、H22年度からは議会内LANをスタートしている。視察の目玉だったのだが、運用はこれからといったところだ。
 議会LANは議会独自のサーバーを設置し、民間のグループウェアソフト(WAWAOFFICE)を活用、会議開催と掲示板・回覧機能が動いている。庁内LANとは未接続。議員へのパソコン貸与、サーバー設置、グループウェア導入にメンテナンスを含め、月額45万円(年間で540万円)のリース料。
 パソコンの習熟度が議員によって大きく異なることから、電子と紙と二重に配布する必要があることから「完全なペーパーレスには程遠い」ことが課題とする。
 将来的には会議資料のペーパーレス化と庁内LANとの接続による情報共有を目指すものの、今のところ、議会フロアーで無線LANによるネット環境が整っていることが利点と言えよう。まだ発展途上だ。しかし、試行であるものの始めているところに意義がある。
 ペーパーレス化の効果は別として、議会におけるパソコンによる情報ネットワークの構築は必須である。

2010年10月24日(日)
安茂里老人福祉センター祭り

▲20日、市長が出席した市民会館建設特別委員会

▲24日の老人福祉センター祭りより

市民会館問題が動いた1週間。有識者でつくる建設検討委員会が「条件付権堂案支持」の意見書を提出、また市民ワークショップも提言書を提出しています。20日の市議会・市民会館建設特別委員会では、すべての会派が権堂・東街区案に反対を表明、これらを受けて市長は「10月末には建設地の方向性を示したい」と後退。もっとも「方向性」の意味合いは不明ですが、少なくとも「決定ではない」ということですよね。
22日は無尽の会で上田市武石の雲渓荘に。紅葉には早いものの、マツタケ尽くしをいただきました。竹内久幸県議の出身地での開催で、知事や上田市長が合流、それなりに意味のある懇談ができました。
24日は犀沢公園橋通りの今年最後のボランティア清掃、そして安茂里老人福祉センター祭りへ。元気に老いる祭典です。講座の力作展示や発表は大いなる刺激となります。

2010年10月19日(火)
「市民会館、現在地で建設を」の要請署名1094名分を市長に提出、大詰めでの意見交換は…

新しい市民会館の建設地の決定の期限が迫る中、市民ネットとして市長と意見交換を行った。まず冒頭、長野地区労組会議と協力して取り組んだ「新しい長野市民会館は『現在地』で建設し、素晴らしい文化芸術の拠点として整備されることを求める要請署名」、1094筆分を提出した上で、市民ネットとしては、かねてから提唱している「現在地での建設」を改めて主張。
 これに対し、市長は「長野市の将来設計を考えると権堂東街区しかない」「イトーヨーカドーは中心市街地に不可欠、残したい」「サイレントマジョリティ(声なき声)は権堂」と強気の姿勢を崩さず、1時間に亘る意見交換は
「平行線」に終わったという感じだ。「今日の処は…」としたいものだが…。
権堂の活性化、まちづくりへの効果の不確実性や市民の意識との間にかい離があることについて、市長は「見解の相違」とばっさり切り捨てつつ、来年3月予算審議を睨みつつ「理解を求め、説得を続けたい」とするのだが、「見解の相違」で片付けてしまうと、議会側との合意形成は不可能となる。議会の意見を聴いて決めるとしてきた市長に求められる姿勢は、市議会の大勢が「現在地での建設」としていることを踏まえ、かつ市民の声に耳を傾け、自ずと導き出される結論に真摯に向き合うことであろう。「サイレントマジョリティは権堂東街区にあり」とする市長の「自信」は、どこから来るのだろうか。私自身が地域の中で聴く声、くすぶる声は全く異なる。市民の声を推し量る物差しが違うのか、しかし、このままでは「市長の独りよがり」になりかねないと強く警告したい。
昨日、最大会派の新友会が「現在地で建設」方針を決め、また政信会が「現在地、または合併特例債にこだわらず建設候補地を再検討」とする態度を決めたことから、市長をはじめ行政側に衝撃が走っていることは想像に難くない。昨日の今日で、従来の主張を繰り返すだけで未だ善後策が見いだせていないことを伺わせる。冷静に市民の声なき声に耳をそばだてる時だ。市民目線に立つ議会側の主張との折り合いが見えてくるのではないだろうか。
「建て替えることには共通の合意があるのだから、出口は見いだせるのでは」とする向きの市幹部の声が聴こえてくるのだが、「されど、建設地」なのである。芸術文化の創造の拠点づくりは、まさに文化のまちづくりの背骨となるのだから。
今日の段階で、市長から「現在地の優位性は?」「まちづくりへの効果は?」「権堂再生の手立ては?」「大型商業施設は必要か?」「東街区の再開発の代替案は?」と逆質問されたが、こうした討論が、議会との間で、また市民との間で十分に尽くされてきていないことが問題なのではないだろうか。未消化の感は否めない。一議会人としては忸怩たる想いに駆られる。
合併特例債の活用を前提にして考えると、確かに残された時間は少ない。しかし、議論、討論を尽くし、市民が納得できる答えを出さなければならない。でなければ、市民が不幸である。
 明日は「市民会館特別委員会」が開かれる。市長が説明員として出席もする。市側の対応が注目である。

2010年10月17日(日)
今年最後の敬老会と運動会。旬を届けていただきました。

この週末は、伊勢宮デーでした。16日(土)は伊勢宮区の敬老会、17日(日)は1週間順延となった伊勢宮の地域運動会、いずれも地元では最後の敬老会と運動会です。敬老会では恒例となっている高齢者の交通安全教室も。天気にも恵まれ、たいへん賑やかに行われました。【写真上段】
また、16日夕方からは伊勢宮少年野球部の祝勝会。長野市大会と北信大会で優勝し、二つの優勝旗を安茂里・伊勢宮にもたらしました。2回の抽選勝ちもあったとのことですが、うれしく誇らしいニュースです。優勝の経験をバネに、後輩たちにも頑張ってもらいたいと思います。永谷監督から選手たちにサプライズの贈り物が。ユニホームを形どった、背番号と選手名の入った優勝記念キーホルダーです。子どもたちの笑顔が爽やかです。【下段左】
土曜日、家に帰ると「松茸」が…。支持者の方からのいただきものです。早速、妻が松茸ご飯に、 美味しくいただきました。冷凍して東京の娘にもおすそ分けするそうです。ありがとうございました。写真下段右は、14日の小市区の人権集会。人権同和政策課から小池勲指導主事を講師に、今年は高齢者の人権がテーマでした。認知症のお年寄りを地域で支えるビデオ「老いを生きる」を素材にしたグループ討論も行われました。
『市政直行便NO.23…9月議会報告』をまとめました。市民会館問題がメインなのですが、地域に配布する頃には、建設地の結論が出ていることを考えると、配布に躊躇してしまいます。地域配布は差し替え版で11月にした方がよさそうです。

2010年10月11日(月)
三連休

▲大門区の運動会、選手宣誓

▲松ヶ丘保育園運動会、年中さんのよさこいソーラン、素晴らしかったです。

秋の三連休、皆さんはいかが過ごされたでしょうか。信州ディスティネーションキャンペーンの効果なのでしょう。市内は県外車が目立ちましたね。戸隠奥社には長者の列の報道、吉永小百合さんのCM効果は流石です。鏡池にでも出かけようかと思いましたが、混雑を避けて断念です。「信州DCの効果」と書きましたが、鉄道利用よりもやはりマイカー利用なのでしょうか。屋代線への効果があったのか、気かがりです。
体育の日を含む三連休、運動会シーズンだったのですが、9日・10日の運動会は雨で順延に。9日は長野市マレットゴルフ連絡協議会の市長杯大会が雨雲のもと開催され、激励に。順延運動会の日となった今日、11日に安茂里・大門区の運動会と松ヶ丘保育園の運動会に招かれ参加してきました。伊勢宮区の地域運動会は17日に延期です。雨雲を吹き飛ばす地域の元気とこどもたちの元気に励まされる一日でした。
10日には、雨が上がるのを待って、木島平村のダリア園からカヤノ平、志賀高原を周ってきました。色づき始めていますが、紅葉の見頃は来週でしょうか。写真を(イマイチですが)、本編トップに掲載しました。
 左の写真は蓮池です。「結構よく撮れてる」と自画自賛の一枚、タテバージョンなので、ここに掲載しました。クリックすると拡大します。志賀高原の公式ホームページにアップされている「一沼の紅葉」は綺麗でしたよ。カメラマンが大勢で、ここは写真をパスしました。
 余談ですが、私が使っているカメラCANON/EOS50D、デジタル一眼レフ(地域行事の写真はコンパクトカメラですが)、でも、妻が携帯電話のカメラで撮った方がフィルターが効いていて鮮やかなんですね…。青はより青く、赤はより赤く鮮やかに強調されるみたいです。「重いだけで大変ね」と皮肉られながらも、重いカメラを背負って「シャッターチャンス」に挑んでいる私です。

2010年10月6日(水)
「市民版・市民会館公聴会」の裏舞台

▲パワーポイントで説明・提案

昨日5日、新市民会館の建設地決定の期限、10月末が迫る中で、表題の市民の意見を聴く会を開きました。実は何人の市民に足を運んでもらえるのか、大変心配したのですが、52人の皆さんに参加いただきました。ありがとうございました。SBCや信濃毎日新聞で取り上げられました。公聴会の様子や会場アンケートの結果について本編で報告しましたので、そちらを参照ください。
市民ネット「市民版・市民会館公聴会」に約50人…市方針に疑問や批判相次ぐ
「市民会館公聴会」の会場アンケートから
私の方で、市民ネットからの提案をまとめたのですが、これまで主張してきた中身をポイントを絞って提起するものにとどまりました。
パワーポイントに初めて挑戦したのですが、ソフトの使い方が結構面倒で、結局ワードで作成し、PDFに加工、それをパワーポイントに張り付ける作業となってしまいました。ホントはいろいろ画面が動くものをつくりたかったのですが…。市政報告会をパワーポイントで行うことを課題にしているので、これから挑戦です。でも、行政の皆さんは要点をまとめパワーポイントにしていくのが上手ですよね。教えてもらいたいものです。
市民会館建て替えに関する市民ネットの提案(これはPDF版です)
公聴会で出された意見をしっかり踏まえながら、これからの大詰めに臨んでいくことは当然として、会派・市民ネットとしては、行政を交えた形で市民の意見を聴く会を催したの初めて(公共交通問題ではシンポジウムに、また議員個々の市政報告会は取り組んできてはいますが…)。概ね好意的な感想をいただき、感謝しています。
「市行政と議員の双方の意見を聴き、多角的に考えられることが良かった」という意見に代表されます。「良い企画、でも、もっと時間が欲しい」との意見も。合同庁舎を駐車場にされた方は8時に駐車場が閉まることから途中退席となった参加者が多く、これは私たちの反省点です。「市民会館問題だけでなく、市行政の課題について、こんな企画を続けてもらいたい」と多くの感想、期待をいただきました。しっかりと受け止め、取り組みを強めたいと思います。
行政からは庶務課長をはじめ
総勢8人もの職員の皆さんに参加してもらいました。「行政の説明が長すぎる」(約45分間)との意見もありましたが(一応、指摘しておきます)、『出前講座』、ご苦労様でした。ありがとうございました。行政の皆さんには、会場からの市民の意見を「聞きっぱなし」にしないよう求めたいものです。
10月4日に開かれた「市民会館の特別委員会」で、議会としての意見聴取会や建設検討委員会のメンバーとの意見交換について発議することができませんでした。市民ネットとしての意思統一不足もありましたが、次回20日の委員会に市長を説明員として出席を求めることや、各会派ごとの取り組みがあって、日程的にかなり困難なこともあり、断念です。本編にも記しましたが、18日には有識者の建設検討委員会が、そして20日には特別委員会が、大詰めを迎えます。議会内の大勢の意見をどのようにまとめられるか、まさに正念場です。

2010年10月3日(日)
53歳、健康気遣うプレゼントに…

▲娘らからのカード&プレゼント

▲犀北区民運動会、風船わり競争の場面

▲色づくパラの実(サラバンド)

歴史的な猛暑、そしてクールビズの季節が終わり、10月です。ネクタイ着用かと考えるだけで、首のあたりが締め付けられるような思いに駆られてしまいます。日中の日差しはまだ厳しいものがありますが、高く澄み渡った青空は、「秋」をしみじみと感じさせますね。
さて、10月1日で53歳を数えることになりました。30日の夜に就活中の長女がバースディカードとプレゼント持参で帰省しました。娘たちの温かいメッセージに感謝です。プレゼントは「メタボじゃ困るからね」と「消費カロリーも分かる万歩計」(活動量計というらしい)です。「親の脛をかじりながらプレゼントかい?就職が決まるのが最高の贈り物なんだけどね」と大人げなく皮肉りつつも、早速、身につけています。娘たちからは効果の程の報告義務を課せさられてしまいました。頑張らなくては!です。長女は昨日2日に上京、次女は一緒に帰ってこなかったものの、我が家は束の間の賑わいでした。賑わいというより騒々しい?かしましい?…。妻は「また二人きりね…」と寂しそうです。やっぱり家族が顔を合わせているのはいいことですね。
今日・3日は午前中、犀北地区の区民運動会。雨の予報をひっくり返し晴天となったのは何よりでしたが、強風が難。テントが吹き飛ばされないよう、テントの柱を机で押さえながらの激励・観戦でした。地域の老若男女の皆さんが一堂に会しスポーツを楽しみ触れ合う、いい一日でした。これはうれしい話です。
残念な話が一つ、夕方、家にキノコを届けていただいた支持者の方から(キノコはうれしいのですが)、我が家の庭に植えてあるイチジクの木を見て「虫(茶色く鳥の糞のようにこびりついている)が付いている。木の中がダメになるから、これは切るしかない」と指摘され、泣き泣き、ほとんどを伐採することに。今年は美味しい実をたくさんつけてくれたのに残念です。残した細い枝は育ってくれるでしょうか。

2010年10月1日(金)
市民会館建て替え問題の第2次説明会、会場は…

1日の夜、若里市民文化ホールで市民会館の建て替え問題をめぐる説明会が開かれました。8月26日の市民説明会に続き、9月市議会での質疑・討論を通じて追加で設定されたものですが、会場は行政側を含めて約50人位、かなり寂しい説明会でした。10月1日付の『広報ながの』に掲載されたものの、周知不足は否めません。
市側の説明は、「新市民会館における文化芸術拠点の位置付けと役割について」を冒頭に提起し、市民会館の必要性にもウェイトをおきつつ、東街区案と現在地案の概要を説明するもので、結果として東街区案の優位性を強調するものです。
 会場からは、「市民会館よりも福祉に税金を」「市の財政が厳しい中、建て替えではなく耐震改修で」といった市民会館建て替えの必要性を疑問視する意見や、「市民会館は権堂地区の活性化につながるのか」「イトーヨーカドーは営業を継続する確証があるのか」といったまちづくりへの疑問の意見が相次ぎました。
所用があって質疑の途中で退席しましたが、出された意見の重みもさることながら、一番は参加者の数ですよね。街中の声を聴く限り、関心は決して低くはありません。「意見を言っても仕方がない」といったあきらめと嫌気があるからでしょうか。行政の側に「市の方針に理解が広がっているから、わざわざ足を運ばないのでは」と開き直られては困るなぁと思ってしまいます。
話は変わりますが、29日には私鉄県連(労働組合)の定期大会、市議会の新しい正副委員長会、連合長野・長野地協の議員懇談会がありました。それぞれに懇親会があって3会場をハシゴ。市民会館問題や公共交通再生問題で議論が弾み、酒量が限界を超え…。反省です。

2010年9月26日(日)
晴らされない冤罪、48年目を迎える狭山事件で学習会

▲裾花幼稚園運動会



▲小市4地区運動会

▲50人を超えた狭山事件講演学習会

26日は素晴らしい秋晴れとなりました。それにしても爽やか過ぎて、寒暖の差に体調を崩さないよう心がけたいものです。25日は雨で順延となった裾花幼稚園の運動会、26日は午前中、地元小市4地区(小市・園沖・小市団地・小市南団地)の合同運動会に参加しました。
 松ヶ丘小学校のグラントを借りて催す小市4地区の運動会は今年が37回目、地域の絆を深めることがモットーですが、地区対抗故に勝負にも熱が入ります。今年は園沖チームが優勝、小市チームは残念ながら3位に終わりました。パン食い競争に出場、楽しい時間を過ごしました。

26日午後は、私が会長を務める『狭山事件を考える長野市住民の会』で狭山事件の学習会を開きました。
 狭山事件とは、1963年5月1日、埼玉県狭山市で発生した女子高生誘拐・殺害事件です。当時警察は40人もの警官を張り込ませながら、身代金引き渡し時に犯人を取り逃すという大失態を演じました。同年3月に東京で起きた吉展ちゃん事件でも犯人をとり逃していた警察は、世論の大きな非難を浴びます。捜査に行き詰った警察は、付近の被差別部落に見込み捜査を行い、石川一雄さん(当時24歳)を別件で逮捕、1カ月にわたり警察の留置場で取り調べ、自白を強要し、犯人にでっち上げたものです。
 被差別部落に対する予断と偏見による冤罪事件で、石川氏は今も無実を叫び、再審(裁判のやり直し)を求めています。事件から47年目の昨年、ようやく裁判所から検察に対する証拠開示勧告がなされ、5月には一部の証拠が開示され、新しい段階を迎えています。
 学習会で、講師で招いた狭山弁護団の青木孝弁護士は、裁判で証拠とされている脅迫状や万年筆、殺害現場などについて、当時の捜査官の証言や科学的な検証により、証拠の改ざんを指摘、事実調べをやり直せば無実は明らかとなると訴えました。また、今年5月にテレビ朝日で放映された「狭山事件48年目の真実」をビデオで視聴しました。
厚生労働省の障害者郵便割引制度の悪用をめぐる事件で、検察庁・特捜本部による証拠改ざんが明らかになったばかり。氷見、足利、志布志、布川と続く冤罪事件の無罪判決、再審開始決定は、狭山事件の解決に向けた大きな追い風になっています。
 「司法に正義と真実を!」…犯罪事件の取り調べの録音・録画(可視化)と検察の証拠開示を義務付ける法改正とともに、狭山事件の再審の扉をこじ開け、石川さんを「見えない手錠」から解放するために、長野の地からも声を大きくあげていきたいと思います。
 『狭山事件を考える長野市住民の会』は個人会員により構成されています。私も一緒にお考えの方は連絡してください。

2010年9月23日(木)
秋祭り…雨…最高気温18℃

あいにくの雨で肌寒さを感じる「彼岸の中日」でした。最高気温は18℃、昨日に比べると10℃も低い一日となりました。雨のために裾花幼稚園の運動会は延期、そして小市の志奈埜市(しなのいち)神社の秋祭りは村舞いと子ども神輿の日だったのですが、これまた縮小・中止の事態に。残念です。
でも、昨日の志奈埜市(しなのいち)神社の祭りイベントは盛大でした【写真=最下段の3枚】。また21日の犀川神社の祭りと杜煙火保存会の花火もまた盛大に行われ【写真=最上段と中段の5枚】、まさに秋祭り真っ盛りです。毎晩、どこかで花火が打ち上げられていますものね。神社の秋祭りでは、その宗教性や政教分離の問題が問われるものの、伝承で伝わる神楽や獅子舞は、まさに誇りうる地域の伝統文化です。とりわけ、仕事を持つ現役世代が毎晩一生懸命に練習に励み、晴れの舞台を踏む姿は感動的ですらあります。地域の秋祭りが、実りに感謝しながら、地域コミュニティを大きく育んでいることを大切にしたいと考えます。
長野市民会館の問題で、21日に市側から公表された「現在地案の検証」及び「東街区案の検証」について、頭を整理するためにまとめてみたものを本編に掲載しました。
 10.09.23 市民会館…権堂では関連事業費14億円、現在地では建設可能な具体を示す

 
2010年9月21日(火)
市議会最終日…市民会館をめぐっての顛末とこれから

市民会館の建設地をめぐり、議会としてとして市民の意見を募り聴く問題で、会派代表者会議が断続的に開かれ、議会基本条例にのっとった市議会としての説明会の取り組み、そして議会としての市民アンケートの実施が検討されたが、いずれも「没」になってしまった。
会派代表者会議の報告を受けて、私は、議会としての説明会、意見交換会の取り組みを提唱し、最大会派の議員に内々に問題提起してきていたことから、説明会案を支持するとともに、アンケートの場合は、市民に対して議会の取り組み、会派の意見等、共通認識とすべき事項が多く、設問の仕方が難しく、アンケート結果に対する信頼性を担保しうるアンケートの実施は極めて困難なのではないかと疑義を呈した。「何を把握するために行うアンケートなのか」の定義が曖昧にならざるを得ない。市民の考えを聴くという一般論で済む問題とはならないし、東街区案に賛成か反対かを問う単純なものにもならないからだ。
代表者会議では、説明会について「会派の意見が明らかにならない」として反対する意見があったようだが、これは工夫できる事柄だ。市議会が取り組む説明会・意見交換会は、市が示した基本構想、及び基本構想の見直し内容、現在地での具体的な検討内容と市議会特別委員会の「委員長報告」が基本となる。この制約は自ずと生じるのだが、会派ごとの意見の違いを踏まえるならば、会派としての意見発表の機会(たとえば1会派3分とか)を作る、またはペーパーにしたもの(字数限定で)参加者全員に配布し、会派ごとの意見を周知する方法があるはずだ。あるいは、全体の基調を、市の構想・方針と、それに対する市議会全体の疑問点(委員長報告はまさにこれに当たる)として情報提供し、市民の意見を募り聴く「場」とすることで、十分に所期の目的を達成することができるのではないか。
このあたりをもっと真剣にかつ丁寧に検討してよかったのではないかと思う。
「今となっては、時すでに遅しか」とも考えたが、10月4日に開かれる市民会館等特別委員会に向けて、改めて「議会としての市民意見聴取会」を提起していく方向を会派として話し合った。正副委員長に非公式に打診したところ、検討の余地は十分にあると受け止めている。市民の関心事に市議会として独自に意見を聴く場を設ける意義は深いのだ。開催日時は10月15日の市民意見募の集締め切りを考えると厳しいのだが、市の説明会の日程と調整し、市民会館の集会室で開けばよいと考える。市の説明会の会場とのバランスを考慮する必要はないだろう。また、市民会館建設検討委員会全員との意見交換の場の設定も提起していくこととした。特別委員会は市民ネットから池田清市議が所属委員となった。
また、午前9時からの合同会派協議会に、市民説明会の開催計画、東街区での関連事業費=14億円や現在地案での検証結果が報告された。これらの内容は整理して改めて報告したい。
最終日は議会人事が行われ、副議長に寺沢和男議員(新友会)が選出された。市民ネットは政信会の内山國男議員を推したが、残念ながら届かなかった。
《新しい議会構成》で、私は常任委員会では福祉環境委員会と議会運営委員会に、特別委員会は公共交通対策特別委員会(副委員長)に所属することに。また議会報編集委員会委員長を務めることとなりました。

2010年9月20日(月)
三連休は運動会と敬老会

▲松ヶ丘小学校運動会、応援団の様子と5年生の短距離走。みんな元気一杯です。松ヶ丘小は来年、創立40周年。グランド一杯に広がって保護者や来賓も加わり記念撮影が行われました。

18日は朝、地元の松ヶ丘小学校の運動会、そして平柴区の敬老祝賀会(サンパルテ山王)に。合間に社民党の統一自治体選挙対策委員会の結成総会と県連合常任幹事会に出席。19日は差出南区の敬老祝賀会(サンパルテ山王)へ。暦での「敬老の日」・20日は小柴見区(サンパルテ山王)と宮沖区(中尾山温泉・松仙閣)の敬老会に。最近の敬老会は、公民館ではなくホテルでの開催が多くなりました。送迎があり後片付けの心配がないことが利点なんですね。「限りある命、歳を重ね老いることが敬愛される地域社会を創っていきたい」と一層の健康と長寿を願い挨拶させていただきました。
 三連休は清々しい秋晴れで、子どもたちと長寿の皆さんの元気をもらって、爽やかに過ごしました。
 
▲小柴見では「オレオレ詐欺防止」の寸劇。   ▲差出南、手話ダンスが披露。初体験です。
 
▲宮沖区では、恒例となった南雲さんの手品の披露。右写真でぶら下がっている上着は私の一張羅、無事に戻ってきました。
17日の市議会本会議で議案等の採択が行われたことから、この三連休に議会報告をまとめるつもりでいたのですが、日・月と夕方、狭い家の庭の草刈りに「奮闘」したためか(?)、くたびれてしまい断念…。「もう、若くないなぁ」と反省です。

2010年9月15日(水)
市民ネットで「市民版・市民会館公聴会」を10月5日に

市民会館建て替え問題で、市議会会派「市民ネット」としての広報広聴の場として、「市民版・市民会館公聴会」を計画しました。10月5日、市内県町の県労働会館で開きます。市の出前講座を活用し、市民会館建設担当者からの計画概要の説明、市民ネットとしての考え方、自由討論を内容にしています。是非、ご参加ください。チラシも添付しました。活用ください。
  JPEG(画像)版は、左の写真をクリック
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10日及び12日の段階で、議会としての公聴会的な取り組みや地元安茂里での意見交換会を追求したいとしてきたところですが、市側が市民意見募集締め切りの10月15日までに、新たに市内3カ所くらいで説明会を開く計画を立てていることもあり、当面、市民ネットとしての企画としました。
また、労働組合サイドから
「署名を集めて市に届けたい」との提案があり、長野平和・人権・環境労働組合会議が中心となって、市民ネットも協力する形で、緊急署名に取り組むことになりました。『新しい長野市民会館は現在地で建設し、素晴らしい文化芸術の拠点として整備されることを求める要請署名』です。10月12日までに集約、署名活動も広げたいと思います。署名用紙を添付しました。問合せは長野地区労組会議(?235-3325)または私あてにメールでお願いします。
   署名用紙はこちら

2010年9月14日(火)
泥仕合の末に菅総理続投決まる/またもか!給食への異物混入

民主党の代表選挙は、菅総理が大差で再選された。投票権がない私にとっては、泥仕合の権力闘争としか思えない代表選挙。同一の政党でありながら、二つの政党間の政策論争を聴いているような印象が拭えなかった。「僅か3ヶ月で総理が変わっては」と思いを巡らせた地方党員・サポーターに救われた結果だ。いろんな解説はマスコミに任せたいが、菅総理と民主党には、政治空白を生んだ責任を自覚し、政権交代の歴史的意義、その原点に立ち返って、政権運営に臨んでもらいたいものだ。
またもや学校給食への異物混入が判明した。7月からこれで7件目だ。私は8日の一般質問の冒頭に、学校給食への相次ぐ異物混入に対し、「食の安全が揺らぐ異常な事態でタガが緩んでいる。納入事業者を含め、再発防止策を早急に再確立すべき」と強く要望した。こんなに続けば、学校給食への信頼はもとより、子どもたちへの心理的悪影響が憂慮される。すべての原因は解明できていないようだが、7件の内、5件は納入事業者側の安全衛生管理の責任だ。すべての納入事業者、すべての学校給食センター・調理場での資器材の総点検、安全管理の総点検、子どもたちへのケア―を早急に実施することが必要だ。

2010年9月12日(日)
敬老会を”はしご”…

▲犀北団地の敬老会、健康長寿を願っての「大黒踊り」

▲平均年齢7?歳の合唱団

▲差出中区の敬老祝賀会で。皆さん、ホントに元気です

今日は5地区の敬老会を駆け足で“はしご”させていただきました。小市団地(公民館)~大門(公民館)~小市(公民館)~犀北団地(公民館)~差出中(ホテル信濃路)です。11時開会の祝賀会が多く、アトラクションの時間に割り込み挨拶させていただいて失礼することになってしまいます。大変、恐縮です。
 帰り際には一様に
「市民会館どうなんの?」と声をかけられます。安茂里地区で独自に説明会というか、公聴会というか、現状を正確に伝え、私の考えも報告し、広く住民の皆さんの意見を聴く場をつくる必要性を痛感しながら、会場を後にしました。安茂里地区の市民会議では「市民会館問題」は市長から報告もなく、私も触れませんでしたから、尚更です。
 ともあれ、写真のように元気なお父さん、お母さん方で、前にも書きましたが(9月5日です)、私の方が元気をもらう敬老祝賀会です。ありがとうございました。来週の三連休も5地区の敬老会におよばれします。
敬老会の後は伊勢宮神社の秋祭り、そして懇親会。ここで初めてアルコールを頂戴しましたが、案の定、市民会館討論会に…。でも、「権堂・東街区で建設を」との声は皆無です。多いのは「市長は権堂に固執し過ぎ」「特定企業の救済策では」と市の姿勢に対する疑問・批判と、「そもそも市民会館は必要なの?」といった声です。
 私は、市民会館の現在の稼働率と文化芸術活動の拠点としてのこれからの役割を強調し、理解を求めつつ、「建設地は現在地を主張、提唱している」ことを訴えています。皆さんからは「頑張ってひっくり返して」と激励をいただきました。私は 日の徒然日記で、議会としての「公聴会」の取り組みの考えを示したところですが、まずは地域での意見交換会を計画しなければってところです。規模はともかく、議会中にも地域の各方面に打診しながら計画したいと思います。

2010年9月11日(土)
信州バス祭り、そして手づくりコンサート



▲信州バス祭り会場で

▲恒例となった「手づくりコンサート」

長野県バス協会の主催による「信州バス祭り」が川中島バス本社で催されました。『乗って残す、乗って活かす公共交通』を合言葉に、バスを見直してもらおうとの狙いから開かれたもの。大変な盛況ぶりで、木炭バスやボンネットバスの試乗には長い列が。県バス協会に加盟するバス会社のカラフルなバスも勢ぞろいし、なかなか見応えがありました。
「大変な盛況ぶり」と書きましたが、マイカーの臨時駐車場とした真島駐車場は開会の10時前からパンク状態。私は9時50分頃に真島駐車場に入ったのですが、既に車は場内で動かない状況で、見る間にどんどん車が数珠つなぎの渋滞状態に。急きょシャトルバスの停留所を駐車場の外に移し、駐車場内に場所を新たに確保し車を誘導、結局お昼過ぎまで「駐車場係」を買ってでることになってしまいました。ちょうど家族連れで参加いただいた交通政策課の課長補佐にもお願いし(ホントに助かりました。ありがとうございました)、隣接の真島保健センターの駐車場の一部を借用、何とか対応しました。予想を超える人出となってうれしい悲鳴ですが、参加された皆さんには駐車場待ちで大変ご迷惑をおかけすることに、主催者になり変って(なり変ることはできませんけど)お詫び申し上げます。
 ともあれ、無事終わったようです。こうした事業者の取り組みが市民に理解され、生活バス交通の復権につながることを切に願いたいですね。
昼過ぎに「駐車場係り」を解放してもらい、バス祭り会場へ。写真だけをとって、それから地元・安茂里で住民自治協議会が主催する「手づくりコンサート」へ。これも300人の住民の皆さんが参加され大盛況でした。4回目となるコンサートで、今年は『武田徹とザ・トリオ・アンクルズ』の皆さんによるジャズコンサートです。過去3回は、長野楽友協会の皆さんによるクラッシックコンサートだったのですが、「ジャズも聴きたい」とのアンケート要望から、実現の運びとなりました。SBCラジオのパーソナリティーを務める武田さんの軽妙な語りとともに、「ムーンライト・セレナーデ」「サマー・タイム」「A列車で行こう」などジャズの名曲に酔いしれながら楽しい時間を過ごすことができました。「駐車場係」で真っ赤な日焼け顔になった私、皆さんから「何をやってきたの?」と半分からかわれながらですが…。準備された自治協の皆さん、大変ご苦労様でした。安茂里の住民自治協議会の自主メイン企画の一つ、大きく育っていくことを、これまた願います。

2010年9月10日(金)
新市民会館の建設地決定、1カ月延期へ…「現在地案」での検討が大きく浮上

市長は、本会議での一般質問最終日の10日、これまで「検討する」としていた新市民会館の建設地方針決定の時期について、議会側の意見要望を受け、より市民の声を十分に聴くため、「1カ月延期し10月末とする」ことをようやく表明しました。また、当初9月15日まで予定した市民意見の募集も10月15日までとし、「再度、市民説明会を開く」方針を示しました。
私は、自らの質問の際に「(決定時期の先送りを)いつまで検討するのか。今議会、一般個人質問のやり取りのタイミングで、1カ月位の延長を決断し、市民のさらなる関心喚起を図るべき」と強く求めました。10日の段階での決断は評価したいと思います。ただし、市民説明会は「再度」とされ、1回程度しか考えていないことは、まだ課題として残っています。本会議終了後の特別委員会では、現在地での建設について詳細な検証・検討を行うことを確認し、9月議会最終日の21日に再度、特別委員会を開くことになったようです。
このことにより、新しい市民会館の建設地は事実上、権堂・東街区か、現在地かの二者択一の選択となります。私自身はもとより「まちづくり・権堂地区の活性化の効果が不確実なことから、現在地での建設」を「堅実な案」として提唱してきましたから、現在地案での検討が大きく浮上してきている流れは歓迎しています。しかしながら、現在地を主張する議員の皆さんの間には、「市役所近隣の用地取得により、第一庁舎と市民会館の面積的な制約をより少なくする検討を」などと求めている点については、事業費の拡大を招くこととなり、費用対効果を含めて慎重に考える必要があると思います。また、二者択一的な選択になる状況について、市民の関心を更に喚起し、理解と合意を求めていく上で、どのように情報を徹底するのかが大きな課題になります。
市民合意で一つ考えていることがあります。制定した議会基本条例にのっとり、議会側から市民にアプローチする方法がないのか、ということです。会派制をとっていることから議会全体で動くというのはハードルが高く、結果として会派ごとの取り組みになるのかもしれませんが、現段階では議会の大勢は少なくとも「権堂・東街区案でいいのか」と市の方針に懐疑的であるわけですから、これを共通基盤にして、議会としての「市民意見公聴会」(仮称)は不可能なのでしょうか。議会全体の責任として、ぜひ、追求してみたいと思っているのですが…。
現在地で建設する場合の案として、私は、現在地(想定する面積内の)で庁舎と会館を併設することを基本に、新市民会館のメインホールを1000人規模で一回りコンパクトにするとともに、第一庁舎は低層階でワンストップサービスが確保できる構造を確保する、懸案の駐車場スペースは現在の第一庁舎後に整備する駐車場を平面整備から2階建て自走式駐車場で整備することで、事業費の面からも膨張を抑制し、第一庁舎と市民会館の一体的な構造を確保することで、文化芸術拠点の核としての役割と市民サービスの拠点としての役割を効果的に発揮できるのではないかと考えます。週明けの13日には建設企業委員会が開かれます。ここでも、市民会館問題が議論の焦点の一つとなります。

2010年9月8日(水)
市民会館問題…イトーヨーカドーの営業継続に「確証はない」と市長答弁

▲SBC「ニュースワイド」の報道より

9月市議会は今日から本会議個人質問、私を含めて8人が質問し、内5人が市民会館建て替え問題を取り上げました。私は「そもそもイトーヨーカドーが再開発事業に参加できないとした時点で、権堂での計画はご破算なんじゃないの」「どうして、こんなに権堂に固執するのかね」「飲み屋街・繁華街に文化施設をつくるよりも、現在地でいいんじゃないの」「なんか大型店のための文化施設みたいで本末転倒なんじゃない」といった地域から寄せられた声を紹介しながら「権堂の活性化と市民会館を切り離して、現在地での建設にシフトすべき」と強く主張しました。
 市長は「東街区案は当初案と同じ効果が得られる。現在地での建て替えは街づくりへの効果が限定的。商業地に文化芸術拠点をつくることは市の将来にプラスになる」と従来からの主張を繰り返すにとどまりました。
また、まちづくりへの効果に関連して重要なファクターである大型店=イトーヨーカドーの営業継続の見通しを質したところ、市長は「現段階では、営業継続に確証はない。努力する」と答弁、東街区案での大きな拠り所となっているヨーカドーの営業継続は極めて不確実であることも改めてはっきりしました。
9月末までに建設地を決定するとしている点については、特別委員会での延期要望等を受け、「先延ばしはやむを得ない」(9月3日信濃毎日新聞報道による市長発言)としていたことから、今日の段階で「先送り」を表明すると思っていたのですが、市長は「市民の意見集約に更に期間が必要か、検討する」とするにとどまりました。これに対して、「せめて1カ月延ばし10月一杯とし、さらに市民説明会を4~5カ所で開き、市民の声を十分に聴くべき」「少なくとも本会議個人質問のタイミングでハッキリさせるべき」と求めました。10日には特別委員会が開かれますし、今後の展開に注目です。
今日の議会には、明るい選挙運動推進に取り組む、地元の安茂里地区の「白ばら友の会」の皆さんが議会傍聴に見えました。ちょうど私の質問日ということもあり、質問を聴いていただきました。皆さんからは「眠気が覚める質問でした。分かりやすくて良かったです。市民会館はやっぱり現在地でいいと思いますよ。がん検診の値上げも何とかしてもらいたい。良い経験ができました」との声をいただきました。SBCの夕方のニュースで私の質問が取り上げられ、支持者から「テレビ見たよ」と激励の電話もいただきました。皆さんの声を糧に更に頑張らなくては!です。
ところで、質問では市民会館問題に時間を割いたため、「北信地域の消防広域化の問題」のテーマを割愛せざるを得ませんでした。後3分あれば質問できたのですが…。質問内容と消防局側の考え方、今回の質問の趣旨と答弁内容は、改めて報告します。

2010年9月6日(月)
長野駅善光寺口整備計画、提言まとまる…タクシープールは25台確保へ

▲トイーゴで開かれた検討委員会
▲「提言書」に盛り込まれた善光寺口の整備方針案。クリックで拡大します

▲今日の午後2時半ごろの長野駅前、タクシープールの状況。計画では3分の2位に減少する。委員長は「タクシー事業にも理解が得られる近隣で第2プールが見つかれば、ショットガン方式を引き続き検討願いたい」とした。

6日、長野駅善光寺口整備計画検討委員会が開かれ、傍聴に。丸2年越しで検討してきた善光寺口の整備計画について最終的な提言書をまとめ、市長に提出することになりました。提言書は、長野駅が持つ「交通の結節点」「市街地の中心核」としての役割を踏まえ、整備目標として「駅とまちの連携促進」「公共交通の利用促進」「長野の魅力ある顔づくり」を掲げています。具体的には、 駅前広場は現在と同じように広場空間を中央に配置し、北側にバスロータリー、南側にタクシーと一般車の乗降場を配置、 歩行者用デッキはウェストプラザからのデッキを東西自由通路に接続、 東西連絡地下道を活用して地下空間を整備、 駅前広場内の施設はバリアフリー化をはじめ利用者の快適性を向上の4つとなります。
懸案であったタクシープールの台数半減・第2プールからのショットガン方式の採用は取り下げられ、25台分(現行36台分)のプールとし、広場側に乗車場、ホテル側に降車場を設ける案で基本的にまとまりました。ここに至るまでに、現行台数の維持を求めるタクシー事業者、生活の糧を守りたいとするタクシー労働者の皆さんとの約半年間にわたる協議があり、全部で10位の案を検討したのではないでしょうか、混雑・交差の少ない現行の車の流れをベースに最終的に合意にこぎつけました。3月の市長への陳情要請に立ち会った経緯から、行政側との実務的な協議にも関わってきました。駅に送迎に来る市民の皆さんからは一般車の駐停車場の拡充を求める意見が多いことは実感しています。一方で、規制緩和で需要と供給のバランスが壊れ、タクシーが過剰となっている業界では競争が激化し、駅前での仕事が死活問題になっているタクシー労働者の皆さんの厳しい生活を見過ごすことはできません。現状維持が市民から理解が得られない中、25台分のプールは一つの意味ある妥協点だと思います。とはいえ、乗降場所や一般車のスペースなど課題が全くないわけではありませんが(例えば、降車場が奥になることでタクシーの料金がワンメーター上がってしまうなど)、基本設計・詳細設計の過程でさらに当事者との協議を深めていってもらいたいと思います。また、今後、駅南幹線の新しい東西道路の開通を見据え、東口の地下駐車場の利用など市民への啓発も重要でしょう。
「長野らしい魅力ある顔づくり」に関しては、新たに専門家を中心とした検討組織を立ち上げ検討する方向性が示されました。景観をメインとした検討会になるようですが、今日が最後となってしまった「善光寺口整備計画検討委員会」がその役割を継続して担う形で良いのではと思ってしまいます。とにかく、善光寺駅舎の復活を願う声は少なくありませんし、駅舎づくりはJRを交えて市民的議論が大切です。ここで大きな課題は、JRが新幹線の金沢延伸に合わせ整備する「駅ビル」の整備方針が全く見えていないことです。JR側は、提言書で示されている「人の動線」などを尊重して基本設計に活かしたいとしましたが、今日の段階では、例えば、新しい駅ビルの中に入り込む形で考えられている歩行者用デッキが、24時間開放になるかどうかがはっきりしていません。利用者の利便性や「顔づくり」と直接する問題であり、JR側は早急に原案を示し、長野市民の声を聴く場面を設けてもらいたいと思います。
また、コンベンション・ビューローから、観光客から寄せられる苦情として「一時荷物預かり所が無い、ロッカーが少ない、土産のショッピングに不便」があることが指摘され、今後の施設整備の中で検討していくことが確認されました。確かに指摘の通りなのですが、駅ビルへのショッピング・モールの形成は、地元商店街との調整がハードルになそうです。

2010年9月5日(日)
敬老会がはじまりました

▲毎日のように報道される「消えた高齢者」問題、「無縁社会」の中で、絆を改めて考えさせられます。

地元の安茂里地区では各区が主催する敬老祝賀会が始まりました。今日はアルピコタクシー労働組合の定期大会に出席した後、小路区(松代荘にて)と差出北区(ホテル信濃路にて)の敬老会におよばれ、それぞれ祝辞を述べさせていただきました。
私は、自分の両親の認知症の具合に触れながら、「とにかく元気でいてくれることが幸せなこと、健康第一でますますの長寿を。熱中症にはくれぐれも用心を」と願いを込めたうえで、「『消えた高齢者』問題に象徴されるように家族の絆、地縁・血縁の絆が壊れている悲しい現実にしっかりと目を向け、一人暮らしのお年寄りを地域でしっかり見守り支えていくことが大事。行政にお任せは限界があるので、元気なおじいちゃん、おばあちゃんには、地域での仲間の見守り役を買って出てもらって、お互いに支え合い、絆を実感できる安茂里をつくっていきましょう。若い者もしっかり頑張りますから」と呼びかけさせていただきました。人生の大先輩の皆さんにはちょっと生意気だったかもしれませんが…。

でも、敬老会に参加されている皆さんとお話していると、私の方が元気をもらっている感じです。敬老会は来週の土・日がピークで週末ごと、20日の「敬老の日」まで続きます。元気をもらってくることにしましょう。

2010年9月3日(金)
昨日から9月議会、8日に一般個人質問を行います

▲5月に自治協の会長からいただいた「シラサギ草」、きれいに咲きました。撮影のタイミングは旬を過ぎてしまいました。

▲へブンリー・ブルーはまだ盛んです。

9月だというのに日中の暑さはおさまってはくれません。体調管理に気を配りたいものです。さて、昨日2日から9月市議会定例化が始まりました。会期は21日までです。市側から提案された議案は、37億1,198万円余の一般会計補正予算案をはじめ、冬季競技振興基金(愛称=ながの夢応援基金)を設ける条例案など25件、認定案件2件、報告案件5件の計32件です。
市長は議案説明で、市民会館の建設地について権堂「東街区」への理解を改めて強調しました。今日付けの信濃毎日新聞の報道によれば、建設地を9月末までに決めるとしてきた方針を、議会側の「性急過ぎる」との意見を受けて、「(期限を)延ばすことはやむを得ない」としたようです。現在地での建設の検証を深めるとともに、さらに市民説明会を開き市民の意見をより十分に聴く期間を設けるための「先延ばし」だと理解したいと思います。
補正予算案は、7月16日の豪雨災害への災害復旧事業費、14億6,700万円の他、新型インフルエンザ対策に6,100万円、緊急雇用創出に3,700万円、保科財産区が運営してきた国民宿舎永保荘を引き継ぎ「保科温泉(日帰り入浴施設)」として運営するための3,880万円、剪定枝葉の処理委託事業の増額分2,870万円、駅周辺第二土地区画整理事業4億5,200万円、冬季競技振興基金積立金5億359万円などが盛り込まれています。
週明け8日から一般個人質問です。大きな焦点は市民会館の建設問題です。私は8日、午後2時半頃から質問時間15分で質問します。内容は、①長野市民会館の建設②「無縁・絶縁社会」における命のホットライン、見守りネットワークの拡充③がん検診受診料見直し(値上げ)の凍結④北信地域の消防広域化と住民の安全の向上など4点を通告しました。市民会館問題をメインにしたいと考えています。限られた時間ですからパスする質問も出できそうです。休会日の今日は質問原稿に集中、週末で精査する予定です。特に市民会館問題、皆さんのご意見をお寄せください。

2010年8月31日(火)
市民会館特別委…「9月末の建設地決定は性急過ぎる」の意見相次ぐ

注目の第一庁舎・市民会館調査検討特別委員会が開かれ、市側は、現在地案での併設及び合築の場合のイメージ図や配置図、併設と合築の比較、権堂での再開発事業費の内訳など、新たな追加資料を提示、「現在地」は課題が多く、まちづくり・権堂地区の活性化の観点から権堂・東街区案が「優位」であることを改めて強調しました。しかしながら、まちづくりの効果については、「可能性が広がるという理解」との認識を示し、ヨーカドーの営業継続の見通しを含め、効果の実現性を確信できる状況にはないことが露呈しました。
 昨日、本編に『新市民会館、権堂・東街区での建設を断念し、将来負担少ない「現在地」で建設』をアップしました。ご意見ください。

委員会では、9月末までに建設地を決定する方針に対し「性急過ぎる。市民説明会を更に開き市民の意見を十分に聞くべき」とする意見が相次ぎ、これに対し総務部長は「市長と相談して考えたい」としました。今日の委員会のタイミングで「市長に決定時期の先延ばしを申し入れる」ことを確認し対応することが必要であると思いますが、次回予定する10日の委員会に先送りされました。
 現在地での建設可能性・実現性についてより検証を深めるとともに、市民の意見を十分に聞く仕掛けと時間を担保することが重要です。
また今日は、市民会館の建て替え建設を求める団体、耐震改修による継続使用を求める団体、それぞれの代表を参考人に招き意見交換しました。建設を求める「市文化芸術協議会」の宮澤博会長が、規模に関し「
1500人にこだわらない。1000人でも支障はないが、営業的視点も必要では」と述べたことに注目したいと思います。
市民の声を行政に届けよう!
 皆さんに呼びかけます。15日までの「意見募集」について、賛否を問わず、皆さんの考えを市行政に示していきましょう。

 所定の用紙(ワード版)はこちらからメール・アドレスはshomu@city.nagano.nagano.jpです。
夕方の集中豪雨は凄まじかったですね。地元の安茂里は時間雨量で58㎜、国道19号は一時、「川」状態になりました。小柴見地区では床下浸水の被害も出ました。支所や消防分署では土嚢の配備にご苦労いだたきました。とりあえずは大きな災害にならず、一安心でした。

2010年8月29日(日)
公共交通や地域医療をテーマに政策研修会

▲サンパルテ山王で開いた北信越ブロック自治体議員団会議研修会。又市征治参議院議員・党副党首も参加。

▲飯伊地区包括医療協議会の取り組みを報告する石田仲一・前事務局長。

社民党の北信越ブロック自治体議員団会議の政策研修会が長野市内で開かれ、開催地議員として参加。北信越5県から約50人が集まりました。テーマは公共交通と地域医療。公共交通では党政策審議会事務局長の横田昌三氏から「交通基本法と地域公共交通のこれから」と題した問題提起を受け、長野県からは北信越共通課題である新幹線並行在来線の課題を、福井県からは福井鉄道福武線の再生の取り組み、さらに富山県から富山市のライトレールの整備などについて報告をしてもらい、意見交換しました。
来年の通常国会に法案提出をめざす交通基本法は、「健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要な移動権を保障する」という画期的な交通分野の「憲法」ともいうべき法律なのですが、脱マイカーにウェイトをおいた3月段階の『中間整理』から、6月に発表された『交通基本法の制定と関連施策の充実に向けた基本的な考え方』では「自家用と公共交通手段とのベストミックスの再構築」が打ち出され、脱マイカー方針は後退・変質しているようです。国交省は来年度予算の概算要求で「地域公共交通確保維持改善事業~生活交通サバイバル戦略~」を打ち出し453億円を求めていますが、一括交付金との関連、道路特定財源・機構特例業務勘定1.4兆円剰余金の活用、そして財務省の抵抗を含め、先行きはまだ不透明です。
また地域医療では、長野県飯伊地区包括医療協議会の石田仲一・前事務局長から「包括医療業議会の取り組み」を提起してもらい、新潟県の県立病院の統合問題、石川県輪島市立病院の現状と課題などの報告を踏まえ意見交換されました。飯伊の包括医療協議会は地域医療を推進する実行機関機能をもつもので「全国的モデル」とされています。石田氏は「自治体の医療懇談会等の機能拡充が必要。大規模災害対応をきっかけに実行性のある地域医療の推進を」 との指摘は重要です。それにしても、産科・小児科をはじめとする医師不足はいずこも深刻です。

2010年8月28日(土)
動き出した、安茂里の公園整備


第4給食センターの建設地としても検討されていた「旧食肉センター跡地」(約4000㎡)は、地元安茂里の住民の皆さんの強い要望により、公園として整備する方針に転じましたが、ようやく、安茂里地区住民自治協議会の中に公園整備検討委員会が設置され、27日には市内および近隣の公園を現地視察を実施、公園整備に向けた具体的な歩みが始まりました。
この日の現地視察は、市内の丹波島公園・稲里中央公園・檀田公園、そして千曲市の五十里公園の4公園。私は現地視察には同行できませんでしたが、相談役として夕方からの意見交換会に合流しました。意見交換では公園の維持管理、とりわけ「草との戦い」の大変さが取り上げられ、安茂里全体でボランティア等による維持管理の重要性が確認されました。
一番の課題は公園のコンセプトです。キャッチボールやボール蹴りなどができる運動場的公園とするのか、緑を中心とした憩いの公園とするのか、さらに防災公園的機能を持たせるのか、或いは多目的広場とするのか、この基本を確定することが重要です。地元となる差出南区では住民アンケートを準備されています。公園建設に関心を寄せてもらうという意味で重要な取り組みです。
私自身は、安茂里地区の東の玄関口に位置する公園という地理的な条件、さらに付近に裾花公園や河川敷の犀川緑地があることなどを踏まえながら、安茂里住民の公園として「日常的に使われる広場」として整備されていくことを願っています。やや一般論ですが…。
とにかく、公園整備に向けて地元の皆さんが動き出しました。住民の皆さんと一緒に知恵を出し合いたいと思います。写真はいなさと公園(上)と大豆島公園(下)の写真、市のホームページから。視察した公演ではりませんが。

2010年8月26日(木)
市民会館建設地に関する市民説明会、市議会では特別委員会

▲市民説明会
▲説明資料より。クリックで拡大。ちょっと不鮮明ですが。詳細な資料は長野市ホームページへ。

長野市は新しい市民会館の建て替え建設地について、イトーヨーカドーの場所に建てるとしていた当初の計画を変更し、大通りの東側(=東街区)に建設する方針を8月初旬に示してきたが、今日、女性会館しなのきで市民説明会が開かれた。説明会にはおよそ300人の市民が参加、市の担当者や権堂商店街協同組合らの説明に対し、10人の市民が質問や意見を述べた。午後7時から始まった会は予定を30分オーバー、9時半にはやや「打ち切られ」気味に終了した。
市民からは、「権堂は交通の便がよく、周りに店が多く便利だ」「権堂活性化の起爆剤になる」などの意見の一方で、「市街地の活性化と市民会館の建設は切り離して考えるべき」「現在地での建設をもっと検証すべき」といった意見が出された。また「市民への周知が1回だけでは不十分では」「市民の理解は得ていると考えるか」との質問に対し、市長は「理解を得ているとは考えてないが、だんだんに理解・合意は得られると思う」と答えた。さらに「9月1日付の広報で特集版を全戸配布する。9月15日まで意見を求めるので、積極的な意見募集を求めたい」とした。
市は建設地方針に合わせ権堂の活性化につながる経済効果として「市民会館利用者数は28万4千人」「中心市街地への経済効果は2億5100万円、権堂には9500万円」との見込みを示しているが、総務部長は「あくまで想定の期待値、やってみなければわからない」と本音を明かした。
全体的には、建て替えることには大筋で理解を示しつつも、「建設地は権堂で良いのか」といった疑問が広がっていると感じた。
長野市では来月末までに建設地を決定したいとしている。市長は「最終的には議会制民主主義によって議会が決めることになる」とした。9月議会が正念場だ。
市民説明会の前段、「第一庁舎・市民会館調査検討特別委員会」が開かれ「委員外議員」として出席。松本で私鉄労組中部地連の大会があり、遅刻してしまった(どうも、すみません)。今日は劇場コンサルタントである「シアター・ワークショップ」の伊東正示社長を参考人に意見交換。公立の文化施設の変遷について、施主の時代(公会堂・文化会館)、芸術家の時代(芸術館)、観客・創客の時代(地域劇場・パブリックシアター)を経て、今は第四世代=創造の時代(芸術家と市民のコラボレーション)にあるとしたこと。また、これからの文化施設に求められる要素は「多様性」「芸術文化だからできること、芸術文化にしかできないこと」「明確なミッションと適正な評価」であるとする指摘は、興味深く聴かせてもらった。
私は「東京に1時間40分余りの人口40万の地方都市にふさわしい劇場ホールの役割は何か」「基本構想や理想の劇場ホールの観点から、東街区や現在地では制約があるか」の2点を質問。伊東氏は「一流の文化芸術の鑑賞はやはり東京でいい。特別な企画に力を入れるより日常の強化が必要。街をあげて日常的に人が集う、文化芸術の構造をつくる拠点と考えたい」、後段については「東街区は大通りがマイナスだが基本的に制約はないと思う。現在地では合築は技術的には可能だが、どうか」と述べた。「制約」については、与えられた条件の中で最大の仕事をしなければならないコンサルタントとしては、このように応えざるを得ないだろう。また「商業施設とくっついている点は利点。権堂地区は今はダメだが可能性はあるのでは」とした。もっとも「長野のことはよくわからない」が大前提での発言だ。いずれにせよ、よい意味で刺激となる意見交換だった。次回は8月31日、特別委員会として一定の方向性を出す会合となる。論点整理を急ぎたい。

2010年8月21日(土)
「乗って残す、乗って活かす公共交通」県民大会


▲松代高校演劇部「夕暮れ電車」

▲バスの想い出…ロビーで


▲鈴木文彦さんの講演より
▲信州バス祭りのご案内です。クリックすると拡大します。

「乗って残す、乗って活かす公共交通」県民大会が21日、若里市民文化ホールで約300人の県民を集め開催されました。今年は三回目。主催者を代表した村井仁県知事は、地域公共交通の崩壊の背景に「儲かる分野での規制緩和がある」とし、高速長距離バスへのツアーバスの新規参入によって路線バスの赤字を埋めるだけの収益があげられなくなっていることを指摘、「事業者だけではなく、国の支援のもとに行政、住民と連携した取り組みが不可欠。地域公共交通の再生は県政の最重要課題」と訴えました。
大会では交通ジャーナリストの鈴木文彦さんが「みんなが当事者の地域公共交通づくり」と題して講演し、『マイカー依存社会は限界。地域公共交通を社会インフラとして位置付け、後追いの「対策」から先を見た「政策」に転換を』と強調しました。また『コミュニティバスやデマンド交通など先進地の模倣ではなく、地域ニーズを把握し地域の身の丈に合った持続できる公共交通を模索すべき』と指摘しました。
松代高校演劇部の皆さんが長野電鉄屋代線の存続をテーマに新たに書き下ろした「夕暮れ電車」を上演しました。「あって当たり前の電車の意味は、なくなって初めてわかる。だから力を合わせて残そう」と瑞々しい感性でアピール。また、各世帯が年間500円を負担し合い、スクールバスの混乗とデマンド式の乗合タクシーを組み合わせて運行される篠ノ井信里地域の事例発表も行われました。
大会は「公共交通は、地域の人々にとって、移動するための手段として欠くことのできない重要な社会基盤」であり、「乗って残す、乗って活かす」ために「さらなる行動が必要」とする県民宣言を採択して閉会しました。提案したのは若穂地区住民自治協議会の「プロジェクト・チーム屋代線」の吉澤さんでした。
テーク・ノートしたい点は、県知事が地域公共交通活性化再生総合事業の補助金の大幅な削減されたことについて「事業仕分けの餌食となり、反論の機会も与えられず一方的に切られた。検討される交通基本法は理念ばかりで地域の実態を欠いた対応となっている」と刺激的な言葉で政府を批判したことでしょう。言っていることは間違ってはいないのですが、「ここぞとばかり、言いたいことを言ったなぁ」って感じです。それにしても、県としてどれだけ市町村の事業を財政的に支援しているのか、県の責任、自らの課題を忘れているのではないですか?と言いたくなりましたね。
これに対し市長が「地域公共交通の再生は喫緊の課題であり、国・県の財政支援が不可欠」としたこと(県の財政支援に言及したこと)はポイントをついていたと思います。「効率が悪いから公が関与せざるを得なくなっているが、赤字を誰が負担するのか」として「市内バス事業者2社の売上は約16億円。1世帯約1万円の負担の勘定となる。直ちに市民の負担で、とはならないが、いずれ考えていく必要がある」と持論を述べました。大衆的な公式の場で、この持論を持ち出したのは多分初めてではないかと思います。信里方式をスタートさせたことが頭にあるからかもしれませんが、市民負担ありきではなくて、「行政としてはここまで負担できる、市民の負担はこれだけお願いしたい」といった財政フレームを示すことが先だと思いますね。
また、国土交通省北信越運輸局長が、今後の補助のあり方に触れ「質的な改善と予算の拡充、二つを検討している」と発言。予算の拡充はもとよりですが、「質的な改善」とは何を意味しているのか、「地域の自主性の尊重」を言いたいのでしょうが、国の責任をあいまいにし地域にしわ寄せさせることにないようにチェックが必要です。
それにしても県民大会は「今回が最後」のようです。もともと3年間の事業として実施されたことから最終年度ということなのでしょうが、県が音頭をとって公共交通の大切さを県民が共有していく取り組みは、これで終わらせてはなりません。生活バス、ローカル鉄道、そして並行在来線…これからが正念場ですからね。

2010年8月20日(金)
第50回東北信9市議会正副委員長研修会

▲講演する「雷電くるみの里」の唐澤駅長


▲「道の駅・雷電くるみの里」の地域振興・産品販売のコーナー

20日は東御市で東北信9市議会正副委員長研修会が開かれ、長野市議会建設企業委員会副委員長として出席しました。研修会は昭和34年から始まり、今年は50回目となります。結構、歴史があるのには驚き?!です。研修では、「道の駅と地域づくりと題して、東御市内の道の駅=「雷電くるみの里」の唐澤光章駅長のお話を伺いました。浅間山麓広域農道(通称=浅間サンライン)沿いにある「雷電くるみの里」は2003年9月にオープン以来ちょうど丸7年、今では年間利用者130万人、年間売上4億5千万円に上り、県内に41ある「道の駅」の中でもトップクラスとのことです。
それでも「道の駅」建設にあたっては異論が強かったそうで、「いずれつぶれる。『道の駅』ならぬ『虫の息』だ」と揶揄されたそうです。この難局を乗り越えた取り組みは「徹底して地元産にこだわることだった。こだわりというよりも意地でした」と駅長は振り返ります。食堂では蕎麦を中心にした郷土食にこだわりラーメンなどは提供しない、産品販売も地元の皆さんの産品に徹底して限定するなどのこだわりが、「安全でおいしい」との評判を生み、固定客をつくり、今や地域地元が支える「こだわりの道の駅」として成功しているようです。
「雷電くるみの里」は道の駅管理運営会社である純民間会社で運営されています。収益を活用して老人福祉施設や学校、保育園への訪問事業、車椅子の寄附などの地域貢献活動を率先し、またボランティアによる道路清掃(20数キロに相当する)も行っているそうです。 駅長は、ドライバーの休憩所、道路や地域の情報発信、地域間交流の拠点である「道の駅」を、地元産にこだわり続けながら「おもてなしのステーション」として発展させたいと抱負を語ります。
因みに「道の駅」は全国952カ所(8月現在)で整備されています。県内には41カ所。道路管理者が市町村と連携して整備されるもので、自動車駐車場の整備(道路管理者)と、地域振興施設や休憩所の整備(市町村または委託事業者)をマッチングさせた事業です。長野市内には信州新町、中条、大岡の三つで、いずれも地域の拠点となっている施設です。いずれも頑張ってはいるのですが、「雷電くるみの里」の「徹底した地元産へのこだわり」と「おもてなしへのこだわり」、そして「たゆまぬ創意工夫と挑戦」には学ぶところが多いと感じました。何よりも、施設は活かすも殺すも「人材次第」、マンパワーであることを改めて痛感しました。
話は変わりますが、挨拶の中で長野県市議会議長会会長を務めている三井・長野市議会議長が、
議員年金問題に触れ「廃止の方向で検討を進めている」との報告がありました。市町村議員年金は既に破たんしているのですが、これまでは「国庫の支援を受けて存続させる」ことを基本方針としていましたが、方向転換やむなしの状況のようです。私は、もとより廃止を求めてきましたから、この方向で良いのですが、問題はこれまでの議員共済年金の掛け金の還付率です。今のところ6割で試算されていますが、上乗せに期待したいところです。

2010年8月16日(月)
厳しい残暑

▲涼しげなヘブンリー・ブルー


▲小ぶりながら、結構な苦瓜に育っています

お盆を過ぎると秋風に…とはなりそうにないですね。連日の真夏日、厳しい残暑が続きます。それでも夜になると虫の音がそこはかとなく聞こえ始め、少しは癒されます。今年のお盆は、娘たちは帰省せず(今週末に帰ってくるそうです)、妻と一緒に二人で寂しく?過ごしました。その妻も13日、16日は仕事でカレンダー通りの日々といったところです。この機会にまとめてホームページ更新をと思いつつ、夜になると冷たいビールに誘われて…ままならずです。
今年はゴーヤを去年採った種から育て、グリーンカーテンに。ちょっと中途半端な成長ぶりですが、たくさんの実をつけてくれています。今日の食卓に並びました。我が家の狭い庭では、バラの他にイチジクとブルーベリーがあります。今年は豊作で、それぞれ10瓶くらいのジャムになりました。作ったのは妻ですが…。このところ、朝はパン食にして、手づくりジャムを楽しんでます。
そろそろ9月議会に向けた準備を始めなければなりません。9月議会は一般質問を行うことになります。文化芸術活動の拠点である新市民会館の建設地と機能、屋代線やバス公共交通実証運行の検証と将来展望、介護保険制度の見直しに関連した高齢者対策、子育て支援、「無縁社会」・地域コミュニティ再生における行政の役割と課題、住民自治協議会の本格活動に伴っての市民と行政との協働のあり方、消防の広域化、そして新しい県知事への対応・県行政へのスタンス等々、思いつく課題は沢山あります。暑さで溶けそうになっている脳みそを活性化させて頑張らなくては!です。
盆前になりますが、11日に開かれた安茂里地区元気なまちづくり市民会議の様子を本編にアップしました。市長一理事者の皆さんに「前向きで、張り合いのある答え」を注文しましたが、課題が課題だけに、なかなかです。住民自治との兼ね合いで所感を記しましたが、「市民とともに」のスタンスを大事にしながら、議会・議員活動に臨みたいと思います。
「熱中症で死亡」との悲しい知らせが続いています。猛暑バテにはしっかり備え、ご自愛ください。

2010年8月15日(日)
敗戦から65年…非戦・平和の鐘

▲16日付の信濃毎日新聞から。安茂里小市の称名寺での「非戦の鐘」が報道されました。(16日に追加)

65回目の敗戦の日。地元の「称名寺」で、非戦の誓いを込めて「平和の鐘」を撞きました。これは、浄土真宗本願寺派が主催したもので、市内の7寺で一斉に取り組まれたものです。
 核兵器廃絶の国際的なうねり、そして日米安保50年、韓国併合100年といった節目の時代で迎えた65回目の敗戦の日は、侵略と加害の歴史に向き合い、非戦を誓う日に本当にし得たのでしょうか。総理大臣をはじめ全閣僚が靖国神社に参拝しませんでした。A級戦犯を祀る靖国参拝を見送ったことは一歩前進と評価したいと思います。しかし、一方で参拝した民主党国会議員がいたことも事実。政権与党として歴史観が統一されていないことが憂慮されます。
「65年目の夏、非戦の国であるために」と題した15日付・信濃毎日新聞社説は、『65年目の夏に、あらためて考えたい。「戦争ができる国」へつながる動きに敏感であること、芽は小さなうちに摘むことを。』と結びました。
 国旗国歌法、周辺事態法や武力攻撃事態法、国民保護法、そして国民投票法の施行、さらに米軍基地や核兵器廃絶をめぐっての「抑止力」論の台頭…、「平和」な日々の内にも、戦争につながる足音が忍び寄ってきていることに敏感であり続けたいと想います。

2010年8月14日(土)
雨にも負けずの盆踊り
   
 

地元小市地区の盆踊りに顔を出しました。14日、15日と2日連続で催される公民館主催の恒例の盆踊り大会です。金魚すくいに焼き鳥や綿菓子、生ビールなどの屋台がつくられ、隣の安茂里体育館はゲーム会場に。今年は午後7時過ぎから雨が降り出し、雨にも負けずの盆踊りとなりました。けれども、家族連れや子どもたちが大勢繰り出し、賑やかな夕べとなりました。大抽選会には子どもたちの長い行列が。生ビールを飲みながら、楽しませてもらいました。公民館役員の皆さん、ご苦労様でした。

2010年8月11日(水)
松代大本営、追悼碑建立15周年の集い

▲松代大本営朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑

▲「侵略の歴史の事実を直視なければならない」と塩入隆会長(長野県短大名誉教授)

▲松代サンホールで開いた15周年の記念式典

11日、松代大本営・象山地下壕前で、大本営地下壕工事における朝鮮人犠牲者追悼碑建立15周年記念の集いが開かれ参加しました。松代大本営追悼碑を守る会が主催、私は運動当初から事務局の一人を担当しています。
追悼碑は太平洋戦争末期に大本営地下壕工事で犠牲となった朝鮮人労働者を追悼し平和を祈念する目的で戦後50年の節目に建立されました。かつての日本の侵略と加害の歴史に向き合い、戦争責任を問い、非戦を誓うものです。今年は、松代大本営地下壕工事の調査研究の先駆者である和田登さん(児童文学者)を招き記念講演会も開きました。15周年事業として、碑の左側に設置した案内板を補説する新しい碑を設置しました。
残念なことは、在日団体の一つである民団が、韓国海軍哨戒艦沈没を受けて集いを欠席されたことです。これまで、様々な国家間対立がありながらも、松代大本営工事の朝鮮人犠牲者を追悼し平和をともに祈念する目的を共有し、毎年、総連と民団、二つの在日団体の参加のもとに集いを開催してきただけに、極めて残念な対応となりました。
来年は追悼碑建立運動スタートから20年の節目となります。在日両団体が揃って参加いただけるような国際環境のもとで迎えたいものです。
10日には、韓国併合から100年の節目にあたって首相談話が発表されました。戦後50年(1995年)の村山首相談話を踏襲したものですが、「政治的・軍事的背景のもと、当時の韓国の人々は、その意に反して行われた植民地支配によって、国と文化を奪われ、民族の誇りを深く傷つけられた」とし「痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明」しました。そして日韓間の懸案であった朝鮮王朝時代の歴史的文書・文化財を引き渡すことを表明しました。
これはこれで率直に評価したいと思います。しかし、今回の談話は現在の韓国だけに向けられたもので、植民地支配が及んだ朝鮮半島全体ではなく、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が無視されていることに、深い憂慮を感じざるをえません。核開発の疑惑や拉致の問題があるとはいえ、加害の歴史への謝罪と反省は、朝鮮半島全体、朝鮮民族に向けたメッセージとして発信されることが不可欠です。東北アジアの平和と安定に欠かせない日本の立ち位置を明確にする点で、大きな課題を残していると言えるでしょう。

2010年8月9日(月)
被爆から65年、核兵器廃絶へ「核の傘」からの離脱を

65年前、原子爆弾は8月6日「ヒロシマ」で14万人、8月9日「ナガサキ」では7万人の命が瞬時にして奪い、生き残った人々にも原爆の放射能によって肉体的にも精神的にも筆舌に尽くしがたい苦しみを強いてきました。地球上には未だ2万発を越える核兵器が存在します。愚かな歴史を繰り返してはならない、65年前の記憶を風化させてはならないと心底から思います。
8月6日、午前8時15分、早朝からの原水禁県大会で平和祈念式典の中継を見ながらヒロシマと一緒に黙とうをささげ、9日午前11時2分にも黙とうを捧げました。2020年までに核兵器を廃絶する誓いを込めて。
広島平和宣言より
『…核兵器のない世界を実現するために必要なのは、被爆者の本願をそのまま世界に伝え、被爆者の魂と世界との距離を縮めることです。核兵器廃絶の緊急性に気付かず、人類滅亡が回避されたのは私たちが賢かったからではなく、運が良かっただけだという事実に目を瞑(つぶ)っている人もまだ多いからです。…今こそ、日本国政府の出番です。「核兵器廃絶に向けて先頭に立」つために、まずは、非核三原則の法制化と「核の傘」からの離脱、そして「黒い雨降雨地域」の拡大、並びに高齢化した世界全(すべ)ての被爆者に肌理(きめ)細かく優しい援護策を実現すべきです。』【写真は朝日新聞より】

長崎平和宣言より
『日本政府は、なによりもまず、国民の信頼を回復するために、非核三原則の法制化に着手すべきです。また、核の傘に頼らない安全保障の実現のために、日本と韓国、北朝鮮の非核化を目指すべきです。「北東アジア非核兵器地帯」構想を提案し、被爆国として、国際社会で独自のリーダーシップを発揮してください。…世界の皆さん、不信と脅威に満ちた「核兵器のある世界」か、信頼と協力にもとづく「核兵器のない世界」か、それを選ぶのは私たちです。私たちには、子供たちのために、核兵器に脅かされることのない未来をつくりだしていく責任があります。一人ひとりは弱い小さな存在であっても、手をとりあうことにより、政府を動かし、新しい歴史をつくる力になれます。私たちの意志を明確に政府に伝えていきましょう。』【写真は中国新聞より】
広島、長崎の平和宣言を私たち一人ひとりの宣言としたい。

2010年8月8日(日)
知事選挙…阿部知事誕生への期待

大接戦となった知事選挙、ネットでの開票速報にはやきもきさせられ、午後10時過ぎのNHKの「当確」発表には、「えっ、大丈夫なのか」といぶかったものの、阿部守一氏が約5000票差で腰原愛正氏をかわし、当選を果たした。県民は、この長野県政10年を見極め、田中県政の再来ではなく、村井県政の継承でもない、新しい県政の芽を選択したということであろう。若きリーダーに県政を託そうとの思いの結実であると考えたい。投票率の低迷は気かがりではあるが…。
県民主権を掲げた阿部氏の実行力、行動力が問われることになる。まずは2名をおくとする副知事の選任が注目される。一人は女性という点になお注目だ。論功行賞的な人事にならないことを強く求めたい。私は5日に、『暮らしと雇用の現場に立って、県民主権の県政改革の新たな歩みを始める、そんな知事選挙にしたいものだ』と記したが、これで県民主権の県政改革はスタートラインに立った。雇用と暮らしの安定、教育の再生、地域公共交通の復権・再生の公約の実現に向け、まず何から始めるのかを期待感をもって直視したい。バイタリティある阿部知事のもとで、県民の喜び、苦しみ、痛み、そして希望に敏感で身近な県政が、そして緊張感ある県政が、新たな一歩を踏み出すことを心から期待したい。
土曜日から、認知症の両親を見舞うため、妻と一緒に実家の富山に行ってきました(もちろん、選挙は期日前投票で済ませました)。両親はこの猛暑にかなりバテ気味ではあるものの、元気にしていてくれることに一安心。「よく来てくれたね」の一声に、「今日はわかるのかな」とホッとするのも束の間、認知症は確実に進行しています。兄と今後のことを相談しましたが、先のことを考えると気は重い…。認知症介護の問題は深刻です。
今日、日曜日の帰りは、富山市内から長野の自宅まで何と5時間半もかかりました。普通ならば2時間45分コース、倍近い時間を要しました。一般道に降りるタイミングを外したことを悔やみましたが後の祭りです。自身、ETC1000円を活用しながらですが、高速道路無料化は愚策だと憤慨しちゃいます。そんなこんなで、午後9時半からネットとテレビで阿部氏の知事選挙開票を確認した次第です。

2010年8月5日(木)
大激戦の知事選挙

4日夕方、県労働会館で社民党長野総支部、長野地区労組会議、部落解放同盟長野市協議会、3団体による阿部守一個人演説会を開きました。阿部氏は真っ黒に日焼けした逞しい姿で現れ、「県民の暮らしの現場を大事にして、県民主権の県政の実現のために全力を尽くす」と決意表明。事業仕分けでは「鳥獣被害や地域公共交通が仕分けられ、批判がある。しかし、事業仕分けは国の補助金を減らすためのものではなく、本来は地域が行うべき施策という仕分けだ。地域が主体的に施策を実施するには、権限や税財源が県や市町村、地方に抜本的に移譲されなければならない。そのためには国、霞が関と徹底的に戦う」とも述べました。基本的に間違ってはいないのですが、権限や財源の移譲なしに「地方が主体になって」では、単なる「地方へのしわ寄せ」になってしまう危機感の表れと理解したいところです。生活の現場で必要とされるサービスを提供しているのか否かを事業仕分けの出発点にしてもらいたい。国が行った事業仕分けの現実的な現場への作用について、もっと心を砕いてもらいたいと思うのは私だけでしょうか。
ともかく、元副知事と前副知事の争いは横一線の大激戦だと報じられています。若さと行動力に希望を託したいと思います。暮らしと雇用の現場に立って、県民主権の県政改革の新たな歩みを始める、そんな知事選挙にしたいものです。

2010年8月4日(水)
「無縁社会」の深淵

市内最高齢者の110歳・男性の所在が不明となっている。全国で100歳以上の所在不明者は35人に上るとされる(4日段階)。家族は「何年も前から分からなくなっている」と応えるケースが多いようだ。年金の不正受給等につながるケースはレア・ケースであると思いたい。
このニュースを聴くにつけ、「無縁社会」という言葉が浮かび上がってくる。今年1月31日に放映されたNHKスペシャル「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃」が大きな反響を呼んだ。「身元不明の自殺とみられる死」「行き倒れの死」など、国の統計上、カテゴリーになかった「新しい死」が増えているのだ。家族が両親の所在を知らない、近所の人もいつの間にか分からなくなっている…私たちが生活を営むこの社会では、地縁・血縁の絆が急速に壊れ失われているのだ。高齢者の所在不明問題は、無縁社会の深淵を私たちに突きつけている。
一人暮らし老人が増える中で、地域社会では高齢者への声かけ、見守りが課題となって久しい。民生委員の活動にあたっても、個人情報の壁があることも指摘されてきた。何よりも「命」が軽んじられている私たちの国と社会が問われている。所在不明問題で、行政の責任を問う声があるが、行政の責任の範疇ではないと考える。責任を問うたところで根本解決にはつながらない。「無縁社会」になりつつある私たちの地域社会に新しいきずなを形成するのはまさに地域社会の問題だからである。とはいえ、100歳以上の高齢者(100歳で区切る意味はさほどないと思うが)の所在確認(というよりも安否確認といった方が正確か)は、行政の手で速やかに実施すべきだ。孤独死の恐れが心配されるからだ。
それにしても、長野市が会見で虚偽の事実を発表したことはいただけない。事実を事実として受け止め対応する、当たり前の真摯さが希薄になっているのではないか。猛省と正しい対処を求めたい。

2010年8月3日(火)
市議会・政信会と合同で日光市・郡山市を行政視察

▲初めて乗ったJR日光線。今年は宇都宮~日光間の全線開通120周年、イベント案内が目立つ。

▲日光市議会議長と観光交流課長ら

▲郡山市こども総合支援センター(県の教職員宿泊施設を買取、活用)

▲施設内の子ども広場

▲施設内に開設される「こども支援課」の窓口。午後6時までと土・日開設が好評とのこと。

2日~3日、市民ネットは市議会・政信会と合同で日光市と郡山市を行政視察しました。栃木県日光市は、観光部を独立した「部」として設置しているメリット・デメリット、H20年4月に施行された「まちづくり基本条例」(日光市版自治基本条例)の特徴と効果を。福島県郡山市では、第2次エンゼルプラン後期計画の概要と特徴、こども総合支援センター「ニコニコこども館」をテーマにしました。取り急ぎ、課題を絞った速報です。
日光は日本を代表する観光地、年間1125万人の入込客、宿泊客も350万人に上り、観光消費額は1727億円(推定)とします。新日光市はH18年に日光東照宮をはじめとする世界遺産の「日本の社寺」やラムサール条約登録湿地の「奥日光湿原」がある旧日光市、鬼怒川・川治温泉の旧藤原町、特別史跡・特別天然記念物に指定される「日光杉並木」の旧今市市、足尾町、栗山村など2市2町1村で合併した自治体。国の広域観光圏整備事業に位置づく日光観光圏事業は、全国で唯一、日光市1市、1自治体のみに対応する特異な観光圏を形成しています。
この事業と連携して、H21年4月に
観光経済部から観光部を独立させ、専門部に位置付けています。観光部は観光交流課と観光振興課、そして4つの総合支所にそれぞれ置く観光課、1部6課体制で組織され、人員は旧観光経済部に比べ倍化し、観光部門が専門化できている点に意義があるとしています。一方、合併前のそれぞれの観光協会は存続し、市レベルでは観光協会連合会で対応しているとのことです。この辺りが課題なのでしょう。
長野市議会内では観光部門を産業振興部内の1課ではなく、観光部として独立させる意見があり、今回の視察になったものですが、率直に言って観光都市・日光地域ならではの行政組織の対応との印象をもちました。
郡山市のこども総合支援センター「ニコニコ子ども館」は興味深く視察しました。H21年4月に開設されたもので、保健・福祉・教育を一体化させて子育て支援する拠点施設です。地域子育て支援センター、保健所の母子保健、教育相談センター、子ども広場、ファミリーサポート事業などの機能を集約するとともに、不登校児童を支援する「ふれあい学級」、学校不適応児童への個別指導を行う「すこやか学級」などが併設されています。開館時間は午前8時半から午後6時まで(貸館は午後9時、休館は第3土・日)。市役所に隣接する施設で、年間10万人を目標としていましたが、既に13カ月で30万人を突破しているそうです。
長野でいえば、本庁の保育家庭支援課、もんぜんぷら座の「じゃんけんぽん」、城山の教育相談センター、保育所を拠点とする地域子育て支援センター、保健センター(母子保健部門)の機能を集約し拠点化したようなものになります。施設のあり方として「分散か、集約か」との課題が残りますが、保健・福祉・教育を一体化させた、子どもと子育て家庭への支援のあり方は学ぶところが多いと思います。
郡山市はH22年4月から「こども未来課」「こども支援課」「保育課」の3課で構成する「こども部」を創設し、子育て支援体制を強化しています。こどもの視点、子育て家庭の視点から、子育ち・子育て支援の組織的一本化は重要な課題だと考えます。
今回の視察は、本来は4日までで、山形県酒田市(ほっとふくし券事業とニューファーマー育成支援事業)を訪問することになっていたのですが、明日4日に知事選挙で阿部守一氏の個人演説会(18時から、県労働会館で)を組み込んだことから、私と池田氏は視察から離れ帰路に。テーマは興味があったのですが、資料をもらって勉強したいと思います。

2010年8月1日(日)
差出南区の夏祭り、流しソーメン係

夏祭りのシーズンです。7月31日には安茂里・差出南区の夏祭りに招かれ参加、臼田区長さんの命(?)により、風間県議と一緒に「流しソーメン」の係に就任、祭りを楽しませてもらいました。こども神輿、手づくり屋台、盆踊り、そして流しソーメン、花火大会と、猛暑を跳ね返し準備をいただいた役員の皆さんはさぞかし大変だったことと思います。でも、子ども達の笑顔と区民の皆さんの笑い声にはかえがたいものがありますね。ご苦労様でした。
流しソーメンの仕掛けは立派なもので、子どもたちの歓声の中、ソーメンの流し係を無事終えることができました。流しソーメンの場面は左下、これは大人の部の写真(ブレてますが)。子どもの部は競い合う子どもたちにせがまれ、写真をとる暇がありませんでした。とっていただいた写真が届きましたら、掲載します。私の地元、小市区ではお盆の2日間、盆踊り大会で盛り上がります。

2010年7月30日(金)
2万人突破、ありがとうございます

アクセス数が2万を超えました。訪問いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。手づくりで私なりに試行錯誤しながらリニューアルしてきたつもりですが、いかがでしょうか。1万人突破から2年余ですから、自治体議員のページとしては、決してアクセス数は高くありません。発信情報の魅力が問われているのでしょうね。でも、議会人としての情報発信ツールであることにウェイトをおき、背伸びせず、地道に愚直に更新を続けたいと思います。地域の皆さんには、やはり紙媒体が必要ですから、「市政直行便」の継続発行もしっかり心がけたいと思います。
さて、「ブログ」にした方が更新は簡単とのご意見を頂戴します。『徒然日記』はホームページビルダーの「ウェブ日記」を使っているもので、いわゆる「ブログ」形式ではありません。1枚のページの情報量が多くなると、重いのでしょうね、なかなかスムーズに動いてくれないソフトで、最近は年次で新規ページにしたり、前期・後期に分けたページにしていますが、それでも結構厄介です。ツィッターとかの新しい情報発信ツールがありますが、「呟いてどうするんだ」という”違和感”があります。使えない”やっかみ”も半分ですけど。ワンフレーズでインパクトある情報伝達は意味があるとは思いますが、小刻みの情報があふれることは、言葉を軽くし、コミュニティを逆に希薄で疎遠なものにしてしまうのでは…刹那的だなと思ってしまいます。時代遅れなのでしょうかね…。とはいえ、『徒然日記』のブログ化は検討したいと思ってはいるのですが…。
これからも、時々はページをチェックいただき、叱咤激励、ご意見ご批判をいただければ幸いです。よろしくお願いします。写真は標高2065m白馬の八方池です。先週土曜日の午前中、妻と白馬八方自然研究路をトレッキング、高山植物を楽しみながら清々しい時間を堪能しました。昨年は総選挙で全く出かけられなかった分、今年は健康のこともあり、時間をつくっては出かけています。もっとも知事選の最中ですけどね。猛暑が続きます。暑中見舞いをかねて、涼風を届けます。ご自愛ください。

2010年7月28日(水)
建設企業委員会、信更地区の被災地などを視察

▲信更・灰原地区の被災。市道髙野吉原線が流されてしまう。

▲信更・灰原地区の被災。大岡につながる県道が寸断。

▲市営住宅、篠ノ井・北五明西団地。岡田川の氾濫で床下浸水に。土嚢がまだ残る。被災を機に下水道を整備、水洗化に。

28日、建設企業委員会で管内視察。7月16日の豪雨で甚大な被害を被った信更地区の灰原地域を視察。信更から大岡につながる県道は土砂崩れで通行止め状態に。復旧の目途はまだ立っていません。篠ノ井・信更・大岡・信州新町など局地的に襲った豪雨災害は、道路や河川を寸断し市営住宅なども襲いました。災害復旧費は7億5,600万円余と試算され、測量設計委託など予備費から対応する緊急措置に7,850万円、計8億3,500万円に上ります。土砂に流された水田等の復旧費は含まれていません。近年にはない大災害です。一日も早い復旧を願います。
視察では、茶臼山動物園で新しく整備されたレッサーパンダ舎も訪問。8,250万円をかけて整備された「レッサーパンダの森」は、動物の「行動展示」を目玉にして屋外と屋内のパドックに14頭のレッサーパンダが生息しています。動物園の人気者で、私たちが視察中にも家族連れの市民が訪れていました。3000mの高地に生息するレッサーパンダは、この猛暑で屋外には出せず、25℃くらいの屋内パドックで間近に観察することができます。従来の動物の姿形を見せる展示スタイルが「形態展示」と呼ばれるのに対し、動物本来の行動や能力を見せる展示スタイルが「行動展示」と呼ばれ、北海道の旭山動物園で始まったスタイルです。動物をできるだけ自然の姿で見せようとする「生態展示」の要素も持っています。H21年度の入園者数は20万6千人を超え、過去最高を記録。今後が期待されます。開園から既に26年、現在、動物園全体のリニューアルが計画されています。
この後、ウェストプラザ西側の長野駅前A-3地区市街地再開発ビル「NACS末広」も訪問。ホテルサンルートをメインに石井スポーツや飲食店などのテナントが入るビルで、ウェストプラザからデッキでつながっています。屋上緑化や太陽光発電システムを導入、新しい環境ビルです。8月にオープンします。
 視察後、委員会のメンバーで暑気払いを兼ね懇親会。市民会館問題や知事選、そして県議補選、ホットな話題で盛り上がり、ちょっとオーバーヒート気味…。

2010年7月27日(火)
辻元議員の離党は大打撃だ

辻元清美衆議院議員が社民党離党を表明した。26日夜、「辻元さん、離党だってよ!」との妻の一声が転寝していた私を起こした。一夜明けての展開は皆さんもご存じの通りだ。次期党首候補の看板であっただけに、党にとっては大打撃だ。連立政権における緊張感ある仕事、野党になった「小さな政党」の限界、そして自らの選挙基盤など動機が語られた。わからないわけではない。「でもどうして?辻元らしい筋の通し方とは違うだろう」との想いが募る。
「無所属で活動する」というが、無所属議員の活動は、「小さな会派」である社民党の活動よりも制限される。「いずれは…」と考えざるを得ない。民主党サイドから、辻元氏の選挙基盤を睨んだ揺さぶり、引き抜きがあったのでと推察せざるを得ない。
「覆水盆に返らず」なのか…。社民党には極めて深刻な事態である。しかし、解党的危機の始まりにしてはならない。とはいえ、先が見えているわけではない。2大政党制に流れ込む選挙制度が続く限り、第3極形成には制度的困難さが伴う。しかし、現行の選挙制度が民意を集中させるものの、民意を反映しない制度であることも明白である。日本における社会民主主義的潮流をどのように大河にしていくか、ローカルの役割が問われていることだけは間違いない。行きつ戻りつ…、複雑な想いが交錯する。
ところで、6月議会のトピックスを新たに3つ掲載しました。ご覧いただきたいと思います。市民会館問題は再掲です。
  北信地域で検討進む消防の広域化…住民の安全は守られるか(10.07.27)
  住民自治の発展へ、拡充求められる「地域やる気支援補助金」(10.07.27)
  図書購入の激減…市民ニーズに逆行、早急の見直しを(10.07.27)
  市民会館…権堂東街区での建設は『基本構想』の枠外、より不確実性増す(10.07.06)
猛暑が続く中、熱中症による死亡者は全国で109人にも及んでいるそうです。8割は65歳以上の高齢者。県内でも既に2人が犠牲になっています。一人暮らしのお年寄りへの声かけが重要ですね。水分補給を怠らずに激暑を乗り越えよう。

2010年7月21日(水)
栂池高原・自然園

▲小川村から、雲の屏風      ▲白馬岳をバックに         ▲雄大な白馬連峰

チングルマ             ▲ヤマザクラ、可憐です       ▲アカモノ

三連休中日の18日、妻と一緒に小谷村の栂池高原をトレッキングしてきました。中部山岳国立公園内、標高1900mに位置する高層湿原は、「ミニ尾瀬」的で、爽やかな風が吹き抜ける中、白馬岳のロケーションと高山植物を楽しんできました。
朝8時半過ぎに栂池高原スキー場の入口に到着、ここからゴンドラ・ロープウェイで栂池自然園に。雄大な白馬岳連峰を臨むことができました。約5.5kmのコースをゆったりと4時間かけて一周、約8割は湿原の中の木道を歩きます。多少のアップダウンがあるものの、トレッキングというより散策に近い感覚で気軽に楽しむことができます。
コースの一番奥に位置する展望湿原は標高2020m、白馬の大雪渓を真正面に臨めるロケーションなのですが、11時ごろからはガスが出て、雄大な北アルプスは途切れ途切れ状態に…、残念。途中には夏でも冷風が吹き出している風穴や、 氷のように冷たい雪解けのせせらぎなどがあり、自然を体で満喫できました。帰りには温泉で程よい疲れを癒し、リフレッシュの一日でした。

▲シラネアオイ            ▲展望湿原から           ▲コイワカガミ

2010年7月20日(火)
三つ巴の県知事選挙、阿部守一さんを支持・応援します

7月22日告示・8月8日投票で闘われる県知事選挙には阿部守一・元副知事、腰原愛正・前副知事、松本猛・前安曇野ちひろ美術館長の3氏が立候補を表明、熱い前哨戦が繰り広げられています。
 社民党県連合は19日、総支部代表者会議を開き、「政策協定」に基づいて阿部守一氏を推薦して闘うことを決定しました。阿部氏の県民との対話を基本とする県民主権をめざす基本姿勢、基礎自治体である市町村の自治の充実、雇用や医療・福祉・子育て、そして地域公共交通の再生を重視する立場など、県政の課題、今後のあり方について多くの部分を共有できるとし判断したものです。社民党が阿部氏と締結した「協定書」は社民党県連のホームページに掲載しています。

事実上、民主党・社民党、連合や県労組会議が推す阿部氏、自民党・公明党と県内経済界が推す腰原氏、共産党と元田中知事支援グループが推す松本氏と、直接、間接の違いはあれ、政党の支援が明確となった構図で闘われることになりました。
 私自身は、「民主主義の目ざまし時計」と例えられた田中県政における県民の県政の意識喚起、知事の現場主義に部分的には共鳴しつつも、自己中心的で恣意的、場当たり的な県政運営で、既存秩序を破壊するだけで、何ら新しい県政秩序を創造しなかった田中県政を見切るとともに、県政の正常化を目標とした村井県政を支持してきました。壊れた目覚まし時計は必要ないからです。村井県政は、県議会との関係を正常化し、市町村との関係も再構築し、直面する喫緊の雇用・経済対策などを進めてきました。元自民党国会議員とはいえ、県政の正常化に向けた「ワンポイント・リリーフ」としての役割は十分に果たしたと思う反面、可もなく不可もなくといった県政運営のもとで、総じて活力と緊張感を喪失させてきたと考えています。従って、私自身の選択肢としては「村井知事の続投及び後継は無し」を前提として考えてきました。
 村井知事の事実上の後継である腰原氏は、「県民党」を標榜しようと、事実上、自民党や経済界の代表として、「メンツ」に応える形で出馬を決めた人、県民自治を柱とする県政運営には対極に位置する人だと思います。
 旧田中支援グループや共産党が推す松本氏は、「人間」としての魅力はともかく、旧田中色、共産党らの主張が色濃く反映されるであろう政策に共鳴することはできません。同氏のマニフェストは総論の域を出ていない印象をもちます。
そして、阿部氏です。5月に行った同氏との意見交換では「官僚出身らしい、そつのなさ。インパクト不足」が印象に残ったものの、霞が関の地方支配に抗して、地方分権改革を住民との対話、住民自治の拡充によって推し進め、新しい県政をめざすとする基本姿勢には共感しました。個別政策では、正直「食い足りなさ」を感じないわけではありませんが、非公式で行った政策協議などでは「いろんな意見を聴き、吸収しようとする積極姿勢」が窺え、好感を持っています。私みたいに無骨な人間からすると、「きれい」で「まとまり」過ぎてて、もっと率直に自分なるものを語ってほしいとの想いは残ります…。とはいえ、県政を託すに「よりベターな人材」であると思います。【写真は5月24日、党県連との意見交換会より】
個人的には「消去法的支持表明」みたいな格好にはなりますが、政党対決構図は置いといて、田中県政から村井県政、この10年間を振り返り、県政の混乱収拾のステージから、新しい県民主権の県政を切り開く知事選挙にしなければならないと考えます。三つ巴の知事選挙…私にとっては、阿部氏を応援するスタンスをはっきりさせ、県政の刷新・住民自治の発展に向けて、地道に支持拡大に努める知事選挙になりそうです。いろんな意味でよろしくお願いします。

2010年7月15日(木)…その2
第23回反核平和の火リレー

▲長野市・小林庶務課長に「火」がリレー

▲市役所を出発するランナー、ガンバレ!!

13日に山ノ内町をスタートした第23回反核平和の火リレーが長野市に到着。15日の午後3時から長野市民会館前で引き継ぎ式が行われ、激励に。1988年に第1回目の反核平和の火リレーが県内で取り組まれてから、もう23回になるのかと感慨深いものがあります。「語り継ごう!ヒロシマ・ナガサキ・オキナワの心を」をスローガンに、広島市の平和公園から採火した「平和の火」を県下77の自治体をリレーし引き継ぐもので、最終地点は8月6日・広島です。
青年たちを中心に構成する実行委員会のメンバーが「ヒロシマの心とは、人間の尊厳を奪うことに対して誰であろうとどんな理由があろうとも、それを許さない行動を起こすことだ」と紹介していました。リレーに取り組む若者たちに心からのエールを送りたい。8月6日までの長丁場、元気に走り継ぎ、語り継いでもらいたいものです。ノー・モアー・ヒロシマ!ノー・モアー・ヒバクシャ!核兵器廃絶へ!

2010年7月15日(木)…その1
「地域主権」と「現場力」

▲サンパルテ山王で開かれた自治研集会

大雨による被害が広がっています。市内でも夕方には集中的な豪雨が続き、警戒警報が相次いでいます。警戒を怠らないように!
15日午前中、長野県地方自治研究センターが主催する「第50回地方自治研究長野県集会」の記念講演を聴いてきました。講師は長野県諏訪市出身の明治大学政治経済学部・牛山久仁彦教授、テーマは『「地域主権」改革の現段階とこれからの自治体戦略』です。因みに牛山教授は中央大学法学部卒で私と同窓。親近感を持ちます。私より4年後輩にあたりますが、もう教授なんですね…。
氏の問題意識は「地方分権改革から15年、市民自治・住民自治は育ったのか?」にあるようです。地方分権から「地域主権」へという発想は、政権交代による自治体へのインパクトとなっていますが、「地域主権」という民主党の戦略は「イメージが先行し具体的な政策が乏しい」とします。そもそも「主権」とは国家や国民に存在する権利であって、「地域主権」という言い方は、憲法や地方自治法に照らして定義上、あいまいな概念だとも指摘しました。「地域主権」をカッコ付きで表現している所以です。氏は「分権改革の第二ステージは、団体自治の改革から住民自治の改革へ、でなければならない」とします。「なるほどな~」と思いながら聴きました。
6月に閣議決定した「地域主権戦略大綱」は、義務付け・枠付けの見直しと条例制定権の拡大、基礎自治体への権限移譲、ひも付き補助金の一括交付金化、地方政府基本法の制定(地方自治法の抜本見直し)などを打ち出していますが、ナショナル・ミニマムとしての住民サービスをいかに確保するかなどが大きな課題として浮上しています。
政府・総務省は、これから検討する課題として、自治体の基本構造のあり方の改革、住民参加のあり方改革(議会改革を含む)、財務会計制度・財政運営の見直し(監査制度の見直し)、自治体の自由度拡大を挙げ、制度的改革に進もうとしています。制度設計によっては、自由度を高めるどころか、新たな中央集権構造を生み出す危険性もありそうです。地方分権改革、地域主権の検討において、国レベルで一律の基準を法制度化してしまうところに、分権・主権とは相容れないものを感じてしまうのですが…。
分権時代にふさわしい市民の参加と協働は何なのか。行政はいかにして自治体住民のニーズをくみ取り、政策に反映するのか。住民はいかにして住民自治を醸成し行政と協働するのか。二元代表制のもと、首長の絶大なる権限に対し、住民の代表である議会にいかなる制度改革が求められているのか。大きなテーマです。
牛山教授は、行政組織の活性化について、こう指摘しました。「行政における現場力の低下が問題。民間委託や指定管理者制度で、現場が見えなくなっている。小泉改革の企画と実施(現場)の分離は間違いである」と。富士宮市のプール事故をあげるまでもなく、住民サービスをいかに守るかを原点とした行政のあり方への警鐘です。地方分権改革は、住民自治の強化と行政の現場力によって達成されるということでしょう。

2010年7月13日(火)
25周年を迎えた「茜館」


▲写真が暗くてゴメンなさい。いい写真が届いたら差し替えます。


茜館は安茂里差出・国道19号沿いのビルの1階にある喫茶&軽食のお店です。参院選投票日の11日、開店25周年の記念パーティが50人余りの常連のお客さん達の出席のもと、権堂のサンジェルマン・ナイトで賑やかに催され、私もお客の一人として招かれ参加しました。
マスターとママの二人で切り盛りされている茜館は、店内を使っての写真展を支える写真倶楽部や、茜館が主宰するマレットゴルフ倶楽部、カラオケ愛好家の皆さんの拠点で、また、地域の皆さんと一緒にバザーを行い地区社協に寄附を行うなど、まさに安茂里地域のコミュニティの核となっています。
「お客さんに恵まれ、お客さんに育ててもらった25年、感謝の一言に尽きる。30年をめざして頑張りたい」とマスターが挨拶。しみじみと味わいある言葉で、マスターの人柄が際立ちます。マスターの板波さんは86歳、矍鑠(かくしゃく)としたダンディな方です。マスターがいれてくださるコーヒーは格別です。そして、愛嬌豊かで歌声の素晴らしいママの米山さん、お二人の人柄と魅力が常連客を支えます。
記念パーティに先立ち、午前中には歌謡発表会が開かれ、参加者全員が一曲ずつ披露。自慢ののどにおひねりが飛び交い、楽しい発表会でした。私もママさん指定の「酒と泪と男と女」を歌わせていただきました。
これからも地域の中で永くお店を続けていただきたいと心から願います。今度は30周年ですね。マスター、ママ、よろしくお願いします。

2010年7月12日(月)
社民党=比例2議席、ご支援ありがとうございました

民主党の過半数割れとなった参院選挙。社民党は比例議席獲得目標の3に及ばず、全国で223万9千票余り、長野県内では53,459票で2議席にとどまった。県内は選挙区候補擁立見送りの中で5万台の比例票を獲得、福島みずほ党首、そして長野県重点候補であった吉田ただとも氏が当選できたことにはホッとするものの、全国2議席という結果は大変厳しい。これからの国政選挙の戦い方が改めて問われる。まずは来年の統一自治体選挙に向け候補擁立に真剣に着手しなければならない。「比例は社民党」とご支援をいただいた皆さんに心から感謝申し上げたい。ありがとうございました。
民主党は「パーシャル連合」に動くという報道が行われているが、いずれにせよ「ねじれによる不安定な政治」が続くことになる。民主党敗北は消費税増税がポイントであることは明白である。菅総理は「(消費税論議が)唐突感をもって受け止められた」としたが、未熟さと安易さは免れない。一方で「議論そのものが否定されたわけではない」と強がるが、44議席に留まった事実を真摯に受け止め、消費税増税が本当に必要なのか、まず行うぺは何なのか、原点に立ち返った議論を求めたい。【参考=10.07.09急浮上の争点…消費税率アップを考える
二大政党への不信の受け皿となった「みんなの党」の躍進ぶりは予想されたこととはいえ率直に驚きだ。反消費税、公務員削減、国会議員削減の一点突破式の「分かりやすさ」を売りにする超保守急進派ともいうべき政治動向は大衆迎合の極めて危険な動きだと思う。当面、キャスティングボードを握るのだろうが第三極の核になる展望は小さいだろう。所詮、自民党の急進的補完勢力と見るべきだろう。
今参院選の焦点は、与党、野党という構図では「ねじれ」を生じたものの、民主党、自民党の二つの大きな政党が消費税にしても沖縄・辺野古にしても同じ方向性に向かっているということだ。二大政党による政権交代の可能性を示してはいるものの、それでは民意を反映する政治の営みから遠ざかっていってしまうことに深い憂慮を覚える。選挙制度故の結果だが、社会民主主義的第三極の形成は「道険し」だ。
さぁー、次は知事選挙。うーん、でも眠い…。

2010年7月7日(水)
重野・社民党幹事長、比屋根・琉球大名誉教授をゲストに集会、そしてキャンドルナイト

▲JR長野駅前で重野幹事長

▲琉球大学の比屋根名誉教授

▲キャンドルナイト・キャンペーンより

番外編「我が家のバラ」に6月中旬のバラをアップ。旬は過ぎていますが…。

社民党の重野安正幹事長が長野県入りし、飯田市から長野市へと県下縦断、街頭演説で社民党への支援を訴えました。長野市ではJR長野駅前、県庁前で街頭演説に続いて、ホクト文化ホールでの社民党集会に合流、「与党・野党、二つの大きな政党が消費税増税をはじめ同じことを言っている。働く者の声、弱きものの声がかき消される政治であってはならない。比例3議席に向けて、最後までの奮闘を」と強調しました。
この日の集会には、琉球大学の比屋根照夫・名誉教授も特別ゲストに。比屋根氏は「『最低でも県外』の約策に示された沖縄の希望の光は、裏切りによって深い絶望に立たされた。社民党は沖縄の大義に寄り添ってもらっていると思う。平和を愛する心、民主主義を求める心が沖縄の心。マイノリティの声を吸い上げる政治が無くなってしまうことに深い憂いを感じる。これでいいのかと強く訴えたい」と静かに、しかし熱く沖縄の想いを語りました。集会に先立ち松代大本営地下壕を見学した同氏は「鉄の暴風雨といわれた沖縄線の最中に、天皇を守るために地下壕がつくられていた。沖縄が捨石作戦そのものであったことに改めて憤りを感じる」とも述べました。
今日は七夕、「1,000,000人のキャンドルナイト」イベントの最終日、我が家では夜9時から1時間半余り、電気を消して、ゆったり、ひっそりとした時間を過ごしました。星空というわけにはいきませんでしたが…。
市長が定例記者会見で「市民会館は権堂に」と述べたと報道。願望だけの行政の長の発言はいかがなものかと思いますね。市長の責任は重いといわなければなりません。

注目の県知事選挙。腰原副知事の出馬表明で3氏による選挙構図が確定。副知事は自民党県議らでつくる「信濃会」に強く推されての決断だが、候補擁立を目的とするこの会に、「選挙にはコミットしない」としていた鷲沢市長が参画していたことは、これまたいかがなものかと思います。「言葉に責任をもつ政治」は地方政治においても問われているはずでしょう!鷲沢さん!

2010年7月4日(日)
1週間ぶりの更新…参院選~反貧困・沖縄キャラバン~屋代線

▲反貧困・沖縄連帯キャラバン

▲社民党メガホン隊

▲木曽のほう葉巻き、美味しくいただきました。

1週間ぶりの更新となってしまいました。7月も早4日、1週間後は参院選の投票日です。最後の選挙サタデー3日とサンデー4日は、時間の合間を縫って、社民党の法定ビラと私の市政直行便(3月議会報告ですから時期外れなのですが…)をセットで、地元で声をかけながら配布しました。「比例はわかったけど、選挙区はどうすんだい」と聞かれ、……。「自民党さんを元気づけないことでしょう。別れたとはいえ、一緒に連立を組んでいたパートナーがいますからね。よろしくお願いします」と答えています。
3日は、県労組会議が取り組む「反貧困・消費税増税NO!・沖縄連帯キャラバン」に私鉄組織内の社民党・自治体議員としてマイクを握り、市内8カ所で「消費税増税反対!沖縄普天間は国外に!労働者派遣法の即時改正!」をと労働組合の立場で政策を訴えました。主権者である私たちの一票が訴えの実現につながることを願いつつです。この土・日では、社民党のメガホン隊も市内で活躍しました。社民党のポスターとのぼり旗を掲げながら、メガホンで社民党への支援を訴えました。
さかのぼって2日は、長野電鉄屋代線の存続に向けた実証運行が始まったことを受けて、長野地区公共交通対策会議で、「乗って残す」=実証運行の成功を呼びかけるチラシを沿線世帯に新聞折り込みすることから、市内沿線の自治協議会や支所、高校や小中学校へエール交換と協力要請。その足で木曽地区の沖縄連帯集会に講師として参加。時節柄ですが、選挙での支援もお願いしてきました。写真は土産にもらった「ほう葉巻き」です。今が旬のうれしいお土産でした。
そして4日、須坂市で開かれた屋代線の活性化・再生を考えるシンポジウムに参加。27日の千曲市でのシンポジウムは、地元安茂里で「児童生徒の健全育成を進める集い」があり参加できなかったことから、万難を排して参加。ひたちなか海浜鉄道の吉田社長の講演をはじめ、結構参考になりました。極めつけは、長野電鉄・笠原社長の「残すならば上下分離、しかし、バスに替わる余地はある」発言でしょうね。詳細は本編のこちらを参照ください。

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